IWGP7作目。今回も小気味いいテンポで読ませてもらった。相変わらず旬のネタをうまくつかって、でもそのネタではなく、登場人物たちの人間像を描いていておもしろい。
今回は表題にもなってる「Gボーイズ冬戦争」でのマコトとタカシの堅い友情というか信頼しあっている様子が、なんかある意味クサいけれども、そこがよかった。やっぱりマコトはかっこいいなーとおもうし、タカシやサルといったいい仲間をもっててうらやましいなーと思う。いいなぁ。
あと毎回おもうけれど、マコトがお店で聴く音楽、どれも魅力的なのよね。どんな音楽かしりたくなるし、そう思えるような挿入のされかたがまたたまんない。石田さん音楽のセンスもいいよなぁ。
文春文庫 2009