松尾貴史 – なぜ宇宙人は地球に来ない?

Twitterとかで話題になっていたので、いつか読もう読もうとおもってて、先日本屋さんでようやく見つけて買って読んだ。Amazonとかで入手してもよかったんだけれど、やっぱり本屋さんにいって探すってのもオツなもの。

松尾さんが面白おかしく、でもすごく論理的に、世の中に蔓延する宇宙人やら風水やら霊魂やらなんやら、いわゆるオカルトと呼ばれるものたちを検証していく本。個人的には松尾さんと同じく「オカルト懐疑派」なので、この手の話ってのはだいたい眉唾だなーと思うのだけれど、いくつかは「ほんとにあるかも?でもなぁ」なんて感想を抱くものもある。実際はどうなん?てのが普通の人の感覚か。でもすごく信奉する人たちもいるし、あってほしいなーと思えるものもあるし。それらいろんなオカルト話をいちいち取り上げて、すごくまっとうな、そして客観的な、そして中立的な立場で読みといている、と思う。だからなるほどなーとおもうし、とにかく面白い。

個人的には神道的なものは信じたいなー、もしかして古代の世界はもっと神話的なものがあったのかなぁ(でもそれは自然に対する畏怖だったとおもう)なんて思うし、ロマン感じるけれど、これらオカルト的なものには、それに巣食う金儲けのネタにしている輩がたくさんいて(だいたいテレビにでてるような占い師なんてそんなんばっかり)、それらが少しだけ存在するホントのものを邪魔しているような気もせんではない。信じる心は純粋だから、それらを蝕むものは許しがたいなぁ。

ちょっと考えたら「そうやなぁ」とおもえる話ばかり。そりゃ宇宙人こないよ、地球に、わざわざ、ね(笑)

PHP新書 2009

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