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東直己 – 探偵はバーにいる


たしか大泉洋さんか誰かが主役でドラマか映画になったのあったよなー、と思って手に取った本。初めて読む東さん。札幌に住んで、まるでこの物語の主人公のようにいろんな仕事を転々とし、どうやって生きてるのかわからん怪しいでもかっこいいおじさまのよう(でも物語の主人公は20代後半)。最近札幌行くことも少なくないので、札幌というあの大きくも田舎ででも整理されててでもごみごみしている不思議な魅力ある街の別の顔も知りたくて読んでみたい。

札幌で便利屋のようなことをしている主人公”俺”に舞い込んだ一つの厄介そうな話。同棲している彼女が帰ってこないらしい。簡単で面倒な話かと思っていたが物語はいろいろな人間関係を巻き込んで怪しげな方向に転んで行く。。。。

まあ、とにかくよく呑む主人公。読んでるだけで酔いそう。朝(昼?)ごはんとともにバーボンストレート2杯とかそんな調子だし、どこの店にいっても一定量以上呑むので、ほんと主人公に入り込んでしまうと本当にそんなに呑んだ気分になっていしまい、酔いはしないものの、「えーと明日の予定大丈夫だっけ?」とか物語(の中で飲み過ぎているなと誤認してる感じ)と現実がごっちゃになってしまうw。

札幌の街の感じとか周辺の土地勘がないとちょっと物語について行けないところもあるけれど、ほとんどススキノで話は進むのでそうややこしいことはないけれど、現実にありそうな(場所はそうだがビルとか)ものもでてくるので知らないと景色思い描けなくてちょっと悔しい。でもこの物語が書かれたのは1992年だからだいぶ街の景色や雰囲気も違うんだろうな。今の札幌しか知らないからなぁ。

酔っぱらった気分になっているからか物語の展開にうまくついて行けない(登場人物を把握しきれなかったり、お店がたくさんでてくるので区別できなくなったり)ところもあったけれど、物語はいろいろな人間を巻き込んで軟着陸する。そのあたりがスキッとした感じでもないのが、またいいのかもしれない。

なんせハードボイルドなのに、ちょっとふにゃっとしたところもあったりするけれど、この主人公”俺”がかっこいい(完璧でないけど)、いわゆる男、なのでこの後も気になるところ。ちょっと続きも読んでみようか。

ハヤカワ文庫 1995

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