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グリーンブック

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夜は仕事がなかったし、お昼にいろいろ目一杯やったので、このまま家にいてもダメだなと思いレイトショー何やってるかなーとおもったら「グリーンブック」をやっているので観に。この映画の予告観て面白そうだなとおもっていたので。レイトショーだったし公開から一月ほど経つけど結構たくさんお客さんいた。

実話に基づくお話だそう。天才といわれた黒人ピアニストと彼が雇った元クラブの用心棒の白人運転手がまだ黒人差別の色濃く残る南部をツアーで回る。ピアニストはカーネギーホールの階上に住んでいるほどの有名人であるため、南部地域でさえ彼をゲストに招いて上流社会の人間たちが演奏を聞きたがる。でもそれは”有名である”からという理由もあった。なので、演奏以外では彼はたんなる黒人。南部地域では白人と差別され、宿やバーも扱いが違う。中には露骨に見下し暴力を振るってくる連中もいる地域。北部で楽にやっていればいいのに、なぜ彼はそんなツアーに出たのか?

予告を観た段階では、結構この運転手がひどくてめちゃくちゃになる話なんじゃないかとおもってたら、逆にすごくいい話だった。実際の彼らも長く親交を築いたそう。まあ実際の話は知らないけれど、こんなドラマティックなツアーだったら、絶妙な仲になるよなあ、という感じ。というほど二人が真逆の人間として描かれていた。品行方正で知識ある黒人と暴力的で口汚い白人(イタリア系アメリカ人)。

お互いへんな奴と思いながらも、同じ車で2ヶ月ツアーをしていると気心もしれてくるが、各地で発生する問題や、どうしても相容れない部分、揉めたり仲直りしたり、そんなものを共有しながらツアーをし、お互いに理解し合っていく。もともとは黒人蔑視だった運転手の彼も、南部の状況をみたり、ピアニストの人間をみているうちに考えがかわっていく。

いろいろいいことずくめっぽい感じもするのだけれど、なんだろう、扱っている問題は結構シリアスなものなのに、映画自体はのほほんとしているというか、ある意味分かり易すぎるほどデフォルメされてる感じがするし、もっと割り切れなかったり、どうしようもないことがあるほうがほんとっぽいのに、どこか、結局昔いろいろあったけどややこしい部分は忘れていい思い出だけ残ってるよ、的な感じで描かれている感じがした。アカデミー賞いろいろとったけど、なんか少し違う感じがする。

あと、60年代初頭が舞台ということもあって(車でラジオを聞きながら走ってるて設定もあって)、60年代の名曲の数々がスクリーンを飾るのがとても素敵なのだけれど、肝心の主役の天才ピアニストの演奏(だいぶ役者さんも頑張ってやってたそう)、というか、演奏されている曲がダサすぎる。ほんとにこんな感じだったのかな?(映画の中でも、彼はクラシックピアニストとして育つが、環境や時代が黒人クラシックピアニストには圧倒的に不利だから、ポップスぽいのを弾くようにとレコード会社に言われたという設定になっている) あまりにも曲がひどいようなきがするんだけどなあ。小学生が作曲したみたいな感じ。もしかしてそれが彼(実際のピアニストが置かれた環境に対する)の反抗だったのかもしれないけれど、音楽的にあまりにもプアーな感じがして、そこはがっかりというか疑問だった。それ以外の音楽は全部素敵だったのに。

まあ、概ねいい話だったし、いい映画だった(とくに手紙の下りはよかったし、ラストに近いところらへんは、画面に向かって、そうそう!と思うことも)けど、なんかもうちょい欲しいって感じだったなあ。典型的すぎるのかね。

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