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円居挽 – 丸太町ルヴォワール

marutamachi

ずいぶん前に読んだので備忘録的に。

大きなグループ企業の社長である父を殺した嫌疑をかけられた息子・論語。その日彼は起きると謎の女がいたというがその痕跡はまったくといっていいほどなかった。この謎と事件の真相を解明するべく開かれたのが、古くから京都で密かに行われて来た私的裁判である、双龍会。追求する側と逃れるがわがお互いに双龍師という弁士をたてて弁舌をふるう会。そこでの駆け引きが勝敗を決する。

もしかしたら歴史的にこういう会があったのかなーとも思う。いまもあったりして。スリルやスピード感というより、なんだろうねっとり重箱の隅をつつくような感じが京都ぽい感じというか。嫌疑をかけられた論語自身もいまいち捉えどころがなく、のらりくらりとしているのもなんか京都っぽい(悪く見過ぎ?)。ゆっくり話は進行してやがて全体像がぼやっと浮かび上がって行く。あまり爽快感とかはないけど、なんかはんなりした気分になったり。

講談社文庫 2012

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