有川浩 – 明日の子供たち

「かわいそうだと思わないでほしい」

児童養護施設 – 何らかの理由があって親元を離れて暮らす子供達がいる施設。その理由は多岐にわたるだろうけれど、僕も含めてほとんどの人がイメージしているであろうことは「親から離れてかわいそう」「不自由な暮らしをしてかわいそう」的なことだと思う。この本を読むまではぼくはそうだった。いままで関わったことがないということもあるけれど、字面からか、はたまた勝手なイメージか、そういうものを持っている。

ある児童養護施設が舞台。そこに赴任してきた新人職員•慎平。あるテレビの番組から影響を受けて営業の仕事から転職してきたという。彼はこういった施設にいる「かわいそうな」子供達の力になりたい、と願ってやってきた。なんとか頑張って馴染もうとする彼に、そこで長く暮らす優等生の泰子からある日壁を作られ、何故と問い詰めると、彼女が口にした言葉は「かわいそうと思われたくない」。

育児放棄や虐待、死別、引き取り手がいない、などなどいろんな理由で集められた子供たち。辛い思いをしていると思いきや、そうではなくようやく解放された、普通に学校にいける、と幸せを感じる子供もいるのだ。それを知りもしない他所者は勝手なレッテルを貼って憐れもうとする。それは実は辛く傷つくことなのだ。

子供たちは進学を希望しても主に経済的な自立のために就職を強く勧められたり、進学できてもほんのちょっとした理由で社会の波間に沈んでしまったり、経済的に自立することイコール退所であったり、そんな厳しい状況だけれど、学校にいけて、おやつももらえて、ご飯も食べられる、仲間もいる、そういう生活を堪能して暮らしている。そこに集う職員も様々。いろんな子供や職員と交わり、時にぶつかりながら慎平は成長していく。退所後、経済的にや心の拠り所としての場所をもたない子供たちはどうなっていくのか?行政からは義務や負担と思われており、常に予算削減の波に翻弄されているこういった施設の未来は?

この本を読むまでは何も知らなかった場所。慎平や彼の先輩職員たち、そして子供達のいる施設の日常と、それらに挿入される何人かの子供•職員の逸話を挿入しながら物語はつむがれていく。大きく変わっていくことはできなくても少しずついい方向へ変わっていけるとみんなは希望を持っている。それにはまず「かわいそう」というイメージを払拭すること、もっと知ってもらうこと。それを真に願ってある女の子が勇気を振り絞って有川さんに手紙を書いたことがこの物語が生まれる発端となったそう。詳しく丁寧に話をきいて、実際に足を運んで、その上で書かれた物語はとても優しく感動的で、何よりやはりものすごく有川さんテイスト。散りばめられる甘酸っぱさが照れくさく、でも嬉しい気持ちにさせたり。

有川さんって、すごく描きにくい普通なら行間に沈めてしまう気持ちをストレートに書いちゃうのよね。それがもうとてもたまんない。今回も素敵な物語、そして知るべきことを知らせてくれてありがとう、です。

幻冬舎文庫 2018

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モダンチョキチョキズ一夜限り?の復活祭

情報公開解禁になりました!

来たる9/25、一年の延期を超えてやります!「モダンチョキチョキズ一夜限り?の復活祭」

懐かしいあの方々が一同に介してドカンとやります!チョキチョキズという名前に懐かしさを感じる方も、知らない方も、なんやこれ?と思ってもらえる方も楽しんでもらえたらと思い、メンバー一同準備に奔走しております。

ライブは入場人数制限ありですが、配信もやります。チケットの発売は8/1からです。まずはお知らせまで!!

「モダンチョキチョキズ一夜限り?の復活祭」
9/25(土) 18:00~
神戸 Chicken George
出演:モダンチョキチョキズ、GETCHA!、Embrace

前売 3,500円+1ドリンク
生配信+アーカイブ 視聴料2,000円

チケット購入(イープラス)
https://eplus.jp/sf/detail/3460790001-P0030001
配信チケット購入(ツイキャス。GETCHA!の配信はありません)https://twitcasting.tv/c:ssdstudio2020/shopcart/89902

TOKYO2020

一年間の延期があって、今日2021/7/23に東京オリンピックが始まる。

東京へのオリンピック招致が決まった2013年、まだまだ東日本の震災の爪痕が深く残り、その先行きもはっきりしていない中でのお祭り騒ぎは受け入れがたさを感じた。実際招致が決まった後に競技施設などの建設工事等に人材や資材が向かうようになって、東北地方の復興工事はだいぶ遅れたと聞く。福島第一原発まわりは進捗が難しいとしても、岩手の三陸海岸から宮城・福島に亘る海岸の護岸工事(これもいいのか悪いのかという話もあるけど)や土地の造成工事も10年経った今もまだ途上なのを、今年3月の震災の日に目の当たりにした。東日本の震災の後も熊本の震災や、相次ぐ大雨災害などでいまだに生活が元に戻らない人たちがたくさんいる。そういったところへのケアがオリンピックという大事業の前には後回しにされている感が否めないのは穿った見方なのかな。

1984年のロス五輪は子供心にもすごく素敵な世紀のイベントに感じられた。スポーツはさほどしないけれど選手たちの見事な競技を見るのは好きだし、応援もしたい。オリンピックはスポーツイベントの中でも最高峰というイメージだった。でも今は経済効果を第一に狙うイベントというものになっているように見える。今回の招致は斜陽感がある日本の経済を持ち直させる起爆剤にしたいという思惑もあったと思う。長期的な展望で、今回のオリンピックが成功すればその思惑通りになったかもしれない。けれど”コンパクトな大会”とか”低コストで”という謳い文句は空回りして予算は嵩み(もともとそのつもりだったのか?)、そして新型コロナの感染拡大に伴って運営は難しく、収入は大幅に減る見通し。今日以降に大会もどうなっていくかわからない。

オリンピックというイベントそのもののやり方がもう無理なんじゃないかとも思う。詳しいわけじゃないけれど。世界の経済状態もよく、うまく回っているときはよかったかもしれないけれど、今回のように不測の事態が重なるときにはアラがでる。IOCは単に名義貸しをして金儲けをしている団体にしか見えない。オリンピックが”スポーツを通して世界の交流や平和をめざす”という崇高な目的を掲げるのなら、どこかの国がIOCから名義を借りて(招致して)開催するってのはやめて、IOC自らがその場を用意し、各国へ選手の派遣を要請し、それらの費用は寄付で賄うようにするのがいいんじゃないかと思う。そして観戦も放映も無料、スポンサーもなし。なんせこの暑い日本の夏に開催するのは米国での放映権のためというバカバカしいお金ファーストなやり方しかできないのは間違っていると思う。オリンピックが始まったころの理念はよかったのだろうけれど、長く続くうちに”IOCという組織のためのイベント”というものになっていないだろうか?

参加する選手の方々も、現場で運営をしている人々も、この暑い中みなさん頑張っていると思う。今回の結果がどうであれ、僕が生きているうちにこの国でオリンピックが開催されることはもうないかもしれないとも思う。なので素直に応援したいし、楽しみたいと思うのに、残念ながらできない。とてもとても複雑な気分で、どう考えたらよいのかもわからないし、何も腑に落ちない。本来喜ばしい気分でありたいのに、とても残念です。

せめて安全に、選手のみなさんが精一杯競技をできることを祈ります。

西加奈子 – 漁港の肉子ちゃん

西さんの本。映画になるかなんからしいけど、この本を手に取ったときはそんなことは全く知らずに、単に高校の後輩にあたる人で興味あるというのと、やっぱりなんといってもこのタイトルに惹かれて。港をバックにガハハハと豪快に笑う太った大阪のオバはん的な(いい意味で)想像をしてたら、割と近くてびっくりした。

男運がなく、悪い男に引っかかっては借金を背負い、街を追われ、それを返すのに頑張って働いて、でもまた悪い男に引っかかっては、を繰り返してきたらしい肉子ちゃん。本名は菊子。流れ流れてたどり着いた北の(イメージは東北あたり)漁港にある焼き肉屋さん(いくら魚が新鮮でも漁師さんたちも飽きて肉が食いたい時もある!という理屈が面白い)で働くことになったとき、そのふくよかすぎる体型が”肉の神様に見えた”という理由でそんな通り名がついた。肉子ちゃんは娘のキクちゃん(喜久子)と2人でその焼き肉屋「うをがし」の裏にある家で住み込みをしている。

何よりも太りすぎだし、持ち物も服装もダサいし、髪型にいたってはいつの時代の?て感じだし、アホだし、漢字を分解して説明するへんな癖があるし、デリカシーもへちまもない肉子ちゃんだけれど、その笑顔のせいかまっすぐすぎるキャラのせいか、彼女の周りには笑顔が溢れる。それに比べてキクちゃんは小学校のクラスの女子の諍いや、他所から来たカメラマンへの憧れや、自分があまりにも肉子ちゃんに似ていない(キクちゃんはすごく痩せてて可愛い)ことや、いろいろいろいろありすぎる毎日をそんな肉子ちゃんには相談できず、ずっといい子で我慢しているジレンマに悩んでいる。

そんな母娘の日常の物語。ほんと大きなドラマや展開があったりするわけでもなく、まるで例えばアルゼンチン映画のようにただただ時間がしずしずと流れていくだけなのに、とても面白く読める。それはこの漁港の街にいるひとびと、焼き肉屋さん「うをがし」に集まるひとびと、学校の子供達、彼らが、そして彼らの生き方が何でもなくてそれでいてとても魅力的だからだと思う。みんな正直で、時には喧嘩したり、仲良くしたり、いろいろあっても小さな街の中でうまく共存して、同じ時間を、同じ空気を共有して生きている。それがとても愛おしい。

ちょっと逸れるけど最近、前々からいつかは見たいなと思ってた寅さん「男はつらいよ」シリーズを見てるんだけど、寅さんも肉子ちゃんと共通するところがある。やたら何でも間に受けたり、やたら世話焼くわりには上手くできなかったり。見ていてイライラする(実際自分の家族に寅さんいたらもう大変だろうなw)けれど、何故か憎めない、愛してしまうキャラクター。そんなところがこの本を読んでてダブった。

読みながら、描かれる街(もちろんモデルとなったところはあるけれど、架空の街の設定)に何故かシンパシー感じるなあと少し思ってたのだけれど、この物語が生まれるきっかけになったのは気仙沼の漁港側にあった焼肉屋さんだったそう。西さんは震災前にたまたま訪れてこの物語を紡いだそうだけれど、上梓後震災があって津波がきてその焼肉屋さんも流されてなくなったそう(お店は再開したらしい)。その時西さんは出版を悩んだそう。震災後にも訪れたそう。僕もまあまあ同じ景色を見たから(震災前は知らない)相当ショックだったと思う。そんなこともあって物語以上にどこかこの街に、人々に気持ちを寄せてしまうのかもしれない。

もう僕の中には肉子ちゃんもキクちゃんも、サッサンも、ゼンジさんも、マリアちゃんも、マキさんも、二宮くんも、出てくるひとみんなみんなが形作られてて、それぞれ生きて喋って遊んで飲み食いしてる。だからそれを壊したくないから、映画は見ない。

とてもいいお話だったし、西さんを改めてちゃんと読みたくなった。もっとたくさん知りたい。

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二宮敦人 – 世にも美しき数学者たちの日常

友人とSNSを介して話してた時に「こんなの読んでる」といって紹介してくれて、面白そうだなーと思って読んでみた本。もともと理系というのもあって数字とか宇宙とかは好きだけれど、専門ではないのでほんと「好き」って程度のものだけれど、それを突き詰める人たちってどんなのかなーっていうのは興味がそそられる。というのも大学時代、同じ研究室(工学部だった)に数学専門の方がいらっしゃって、その人だけなんか全然見えてるものが違う感じがずっとしてた。工学にもたまに出現する見たことない外国語の呪文のような数式をあーだこーだと議論したり面白いといったり、僕にはちんぷんかんぷんな事が別のものに見えてて、しかも楽しそうな感じがしたもの。

この本は、ひょんなことから数学に興味をもった(理解してみたいと思った)著者(と編集者)が数学者や数学マニアを訪ね歩いて、数学の魅力について教えを請おうとしたインタビュー集。しかしあまりにも地平が違いすぎて、チンプンカンプンだったり諦めモードになったり挫折しかけるけれど、インタビューした皆さんはやはり魅力的で、少しずつ彼らが見ていること、感じていること、数学の魅力そしてダメなところ、そういった話をなんとか理解できるように話してくれる(これインタビューを文章に纏めるの大変だったんじゃないかと思う)ので、著者とともに読者も、数学者という、一般的には偏屈で、変人で、何を考えてるか分からないし、話しても何言ってるか分からないようなイメージ(失礼)が少し変わっていく。

この本を読んでも数学が好きになったり、なんか理解できたりするわけじゃないけれど、なんとなく数学には数学の世界の興亡があって、そこにいる人たちの苦悩と喜びがあって、数字という冷徹な、厳格な、曖昧さのない怖いもの、と思ってしまいがちな世界の中でも悲喜こもごもがあってそこで人々が生きてて血が通ってるというのが伝わってくる。

ただの数字の羅列なのに、そのシンメトリックな感じが美しかったり、面白い並びの数字だなーとおもったり、やっぱり数字は見てて飽きない(Twitterでもいろいろフォローして楽しんでる)けど数学となると、ちょっとまだ怖いなあー。でも、一度は「ロマンティック数学ナイト」を覗いてみたいなー^^

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ライブキャンセル等のお知らせ(7/15現在)

7/11で大阪兵庫京都にでている時短営業の要請が終わる予定でしたが、兵庫京都に関してはまん防こそ解除されますが、時短は相変わらず続くようです。引き続き我々が出入りするような場所も制約がつづくのでライブ時間の変更やキャンセルが出て来ました。

こういう場所は飲食と音楽を楽しむ場であるので飲食店としての届け出をしているお店が多いと思うのですが、いわゆる一般的なイメージで想像されるライブハウスや、酒類の提供を主な目的とする居酒屋などとは明らかに違う場所で、わりと静かに音楽を楽しむのが主目的なので、そろそろ「飲食業」も細分化してそれぞれの店舗の目的に従った時短等の要請に変えて行ってもらいたいです。行政や自治体もなかなか決め手となる打ち手がなくてご苦労されていると想像しますが、現場を見て施策を立てて行ってもらいたいです。

7/11以降で時間などが変更となったライブ等の予定をここで更新してきますので、チェックよろしくお願いします。

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7/13(Tue) 三原脩(B)3+武井努@梅田 Royal Horse
18:30スタートとなりました(7/10追記)

7/14(Wed) 森下啓6@明石 POCHI 
18:30スタートとなりました(7/10追記)

7/15(Thu) E.D.F.@明石 POCHI 
18:30スタートとなりました(7/9追記)

7/18(Sun) ミタケDuo@愛知 吉良 Jazz Club intelsat 
19:00スタートとなりました(7/10追記)

7/20(Tue) たけうまDUO@萱島 アナンカフェ
18:00スタートとなりました(7/12追記)

7/21(Wed) MITCH(Tp, Vo) ALL STARS@梅田 ニューサントリー5
18:20 / 19:20 の2ステージで行います(7/11追記)

7/26(Mon) ジモティーズ@西宮 Three Codes
19:00-20:00の1ステージで行います(7/10追記)

7/29(Thu) 中島教秀・武井@尼崎 JAMMER
キャンセルとなりました(7/9追記)

7/30(Fri) E.D.F.@桃谷 M’s Hall
キャンセルになりました(7/15追記) 

2021.7月のスケジュール

最近特にiPhoneで表示されないというご連絡をいただいてます。ご迷惑おかけしています。ご覧になれない場合は http://tsutomutakei.jp/schedule/2021-7/ をご覧ください。

2021.6

2021.8

※大阪府の時短要請によりスタート時間が18:00になりました。(6/23追記)
7/2(Fri) あかぎしほ・遠藤真理子・武井
大阪 堺筋本町 聴音(SATONE) 06-4963-3520
19:30- \2,500- 別途ご飲食代\1,000(1ドリンク・おつまみ付き)
18:00- \2,500- 別途ご飲食代\1,000(1ドリンク・おつまみ付き)
[メ] あかぎしほ(Pf)、遠藤真理子(Sax)、武井努(Sax)
同時配信も行います。詳細は
チケットはパスマーケットにて7/9まで販売しています。
https://bit.ly/3wUS5Iw
お店やミュージシャンへの応援もできますので、よろしくお願いします。

※兵庫県の時短要請によりスタート時間が18:00になりました。(6/25追記)
7/8(Thu) Tenor Sax Ensamble
神戸 三宮 Big Apple 078-251-7049
19:30- 前\2,500 / 当\2,800
18:00- 前\2,500 / 当\2,800
[メ] 荒崎英一郎、登敬三、篠崎雅史、古山晶子、落合智子、佐藤絵美里、柏谷淳、武井努ほか(予定 以上全員ts)

7/9(Fri) E.D.F.
滋賀 草津 Jazz & Bar Coltrane 077-569-5854
20:00- \3,500
[メ] 清水武志(Pf)、武井努(Sax)、田中洋一(Tp)、西川サトシ(B)、光田じん(Ds)

7/10(Sat) パール鈴木とチョメチョメ倶楽部
神戸 CHICKEN GEORGE 078-332-0146
OPEN 16:00 START 16:30
\2,500 (別途ドリンク代\1,000)
[出演]
【JunkS】たちやまたろう(vo)、希(gt fromヴィレス・ラ・ヴィル)、トーマス・オマ春(gt from shiko1yn≠Man9)、TAKENE(b)、ながや(ds)
【セッションバンド】りょう(g)、Kiichi(g)、西田卓矢(g)、マー君(b)、Atsuko(key)、チーチョ西野(d)、Nori(vo)、Hiromi(vo)、スペシャルゲストドラム:ナオミチ(Knock out Monkey)、西澤孝之(パール楽器製造)
【LoveBird☆Alpha】Nori(vo)、Hiromi(vo)、シーゲル(b)、Kiichi(g)、やまだたかひさ(d)、Atsuko(key)
【The Boogie Rockets】 西田卓矢(vo&g)、Misa(b)、Johnやまだ(d)、masaki murase(key)、スペシャルゲスト:Nacomi(vo&g)
【Pearl,Wind&Fire VS パール鈴木とチョメチョメ倶楽部】武良匠(gt)、西村有布(gt)、Zingoro(b)、まんぞう(d)、大江昭一(key)、福谷誉樹(tp)、猪子知暁(tp)、山田大記(tb)、武井努(Ts)、坪山”TSUBOKEN”健一(As)、北島レイコ(Bs)、チーチョ西野(per&cho)、Nori(cho)、Hiromi(cho)、パール鈴木(vo)、スペシャルゲスト:Yumi Godsey(vo)

※大阪府の時短要請によりスタート時間が18:30になりました。(7/10追記)
7/13(Tue) 三原脩(B)3+武井努
梅田 Royal Horse 06-6312-8958
19:00/20:30
18:30/19:20
S \3,300 A \2,750 barcounter \1,100
[メ] 三原和子(Pf)、三原修(B)、東敏之(Ds)、武井努(Sax)

7/14(Wed) 李翔太 Big Band
旧居留地ランチタイムジャズライブ
三宮 三井住友銀行神戸営業部前広場
12:10-13:00 無料
[メ] 李祥太(Pf)、広瀬未来、小倉直也(Tp)、礒野展輝、村上和帆(Tb)、 柏谷淳、武井努、佐藤絵美里、古山晶子(Sax)、野江直樹(Gt)、、坂井美保(B)、森下啓(Ds)

※兵庫県の時短要請によりスタート時間が18:30になりました。(7/10追記)
7/14(Wed) 森下啓6
明石 POCHI 078-911-3100
19:30 \3,100
1st 18:30 / 2nd 19:30 \3,100
[メ] 森下啓(Ds)、浅井良将(Sax)、武井努(Sax)、野江直樹(Gt)、坂井美保(B)

※兵庫県の時短要請によりスタート時間が18:30になりました。(7/9追記)
7/15(Thu) E.D.F.
明石 POCHI 078-911-3100
19:30 \3,100 (2回目のみ\1,550)
1st 18:30 / 2nd 19:30 \3,100 (2ndのみ\1,550)
[メ] 清水武志(Pf)、武井努(Sax)、田中洋一(Tp)、西川サトシ(B)、光田じん(Ds)

※西尾市の自粛時短要請によりスタート時間が19:00になりました。(7/10追記)
7/18(Sun) ミタケDuo
愛知 吉良 Jazz Club intelsat 0563-35-0972
20:00 \2,500
19:00 \2,500
[メ] 太田美香(Org)、武井努(Sax)

※大阪府の時短要請によりスタート時間が18:00になりました。(7/12追記)
7/20(Tue) たけうまDUO
寝屋川 萱島 アナンカフェ 072-823-5852
20:00- \2,000
18:00-20:00 \2,000
[メ] 武井努(Sax)、馬田さとし(Gt)

※大阪府の時短要請によりスタート時間が18:20になりました。(7/11追記)
7/21(Wed) MITCH(Tp, Vo) ALL STARS
大阪 梅田 ニューサントリー5 06-6312-8912
19:30- \2,000
Open 17:00 / 1st18:20 / 2nd 19:20 \2,000
[メ] MITCH(Tp,Vo)、武井努(Sax)、永田充康(Ds)、杉山悟史(Pf)、光岡尚紀(B)

7/22(Thu) MITCH’s LIL BRATS BRASS BAND
■ 17 YEARS ANNIVERSARY!!! Ramble Out Special 
梅田 Noon+Cafe 06-6373-4919
start 13:00 close 19:00
\3,500
[出] Big Mouth Brass Band / MITCH’S LIL BRATS BRASS BAND / BLITZ AND SQUASH BRASS BAND
[DJ] KIHO / FM as FONK MIKE / TAIZO
[Clothing] Plume clothing
[Food] Bistro New Orleans

7/25(Sun) 松田一志
■ FUNKY SOUL JAM !
大阪 心斎橋 Bar PARKA HOLIC 06-6212-1552
13:30 Open / 14:00 Start \3,500
 [メ]松田一志(vo)、Kenmichank(G)、武井努(Sax) ゲスト:坂野雄亮(key)

7/26(Mon) Ensemble Shippolly
アンサンブル・シッポリィ 月曜お昼下がりのコンサート vol.3
神戸 三宮 100BANホール 078-331-1728
13:30- \1,500
[メ]西島芳(pf/vo)、武井努(sax, cl, fl)、中山雄貴(tb)、有本羅人(tp, flu, b-cl)

※12:15にオープンしますので、お弁当など持ち込んだり、wifi利用も可能です。お昼休みの方は是非お気軽にお立ち寄り下さい。
※12:15~13:15は公開リハーサルを実施します。
※公開リハーサルまでは無料でご覧頂けますが、いずれにしましても1ドリンク(ソフトドリンクはドリンクバーです)ご購入下さい。
※途中の入退場は自由ですので、お子様連れの方も大歓迎です!

※兵庫県の時短要請によりスタート時間が19:00になりました。(7/10追記)
7/26(Mon) ジモティーズ
西宮 Three Codes 0798-55-5184
19:30- \2,000
19:00-20:00 1ステージのみ \2,000
[メ] 武井努(Sax)、中川健(Gt)

7/29(Thu) 武井・関谷友加里DUO
大阪 堺筋本町 聴音(SATONE) 06-4963-3520
14:00- \1,800 + 別途1ドリンク代(\600~)
[メ] 武井努(Sax)、関谷友加里(Pf)
※平日お昼のライブです。ぜひ!

※兵庫県の時短要請によりキャンセルとなりました。(7/9追記)
7/29(Thu) 中島教秀・武井
尼崎 JAMMER& 06-7177-7501
20:00- カンパ制
[メ] 中島教秀(B)、武井努(Sax)

※大阪府の時短要請によりキャンセルとなりました。(7/15追記)
7/30(Fri) E.D.F.
大阪 桃谷 M’s Hall 06-6771-2541
20:00 \1,800
[メ] 清水武志(Pf)、武井努(Sax)、田中洋一(Tp)、西川サトシ(B)、光田じん(Ds)

音楽映画「鎌鼬の瞳」

昨年11末に、ピアニスト/作曲家の大前チズル率いるA Piece of JAZZ quartetで茨城で2日間に亘ってライブをやるということになり、メンバーで現地に向かったのですが、到着したその日に茨城県下に緊急事態宣言が発出されてライブは中止を余儀なくされました。

どうしようかと悩むメンバーに、思わぬ人の繋がりから、撮影をしよう!という話になり、筑波山麓そばの「ギャラリーTohgo/森の部屋」にて多数のゲストラッパーたちと変幻自在のセッションを行い、それを収録して映像化しました。

当初ライブでやる予定だった曲、ゲストラッパー達の多彩な曲、そしてその場限りで生まれてきた曲たち、あの時その場だけでみるみる形作られていったサウンドは強烈で新鮮で、計り知れない深さを持ち、あのタイミングだからこそ生まれ得たものだった、と振り返って強く思います。

映像は明日6/22からVimeoにてオンデマンドで公開します。詳細はこちらを
https://vimeo.com/ondemand/tsukuba?fbclid=IwAR3uAwtw01Z8FMCOYcCUPJWlGcHLeliuMjGpP13FlQx_WCc4Vgc5y3Twxbc

予告編

[出演]
A Piece of JAZZ quartet
大前チズル (ピアノ・コーラス・アコーディオン)
武井努 (サックス・フルート)
中島教秀 (コントラバス)
清水勇博 (ドラムス)

Guests
タカツキ (ラップ)
なのるなもない (ラップ)
toto (ポエトリー)
Hispmi-TNP (ラップ)
大宮麻比古 (ギター)

[撮影] ヤンモロー(Yann Moreau)
[音響] 三上佳恵
[環境音] Yuuki Katayama
[話し手] 山路和広(Flying Books 店主)
[協力] カトウシンペイ
[撮影場所提供] ギャラリーTohgo/森の部屋 (茨城県筑波山麓)

[収録曲目]
Musika Flight
大河
アルケミストの匙
星の航海術
ヒュルリラ
宇宙の詩
Origin of the wind (Asayake remix re-construction)
歌垣-つくばねの- (Song Improvisation)
Hisomi-TNP on the 16 Bars Piano
鎌鼬の瞳 (全10曲)

[special thanks]
埴科きき
ギャラリーTohgo 飯田比佐夫
柳瀬敬
特定非営利活動法人 自然生クラブ Atelier ju-tou 堤京霞
Flying Books 山路和広
千年一日珈琲焙煎所
つくばねファーム
森羅荘

ライブキャンセル等のお知らせ(6/25時点)

6/17追記
大阪京都兵庫は6/20で緊急事態宣言は解除されますが、そのまま蔓延防止等重点措置に移行するようで、営業時間の短縮や酒類の提供時間の制限要請がなされる見通しです。さらにこの先もライブの時間変更やキャンセル等があるかとおもいますので、よろしくお願いします。

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5月31日までの予定だった緊急事態宣言が延長されたため、再びライブのキャンセルや時間の変更がでてきました。楽しみにしてくださっていたみなさん、ほんと申し訳ありません。くじけそうですがなんとか保っていきたいと思います。

ここでまた情報更新してゆきますので、チェックよろしくお願いします。

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6/1(Tue) 森下啓6@神戸 岡本 Born Free
18:30スタートになりました。

6/2(Wed) 竹田利恵(Org)@吹田music bar ケセラ 
18:00スタートになりました。

6/7(Mon) E.D.F.@難波 Music Bar S.O.Ra
18:00スタートになりました。

6/8(Tue) 宮川真由美3 feat.武井努@芦原橋 cafe Make 
18:00スタートになりました。

6/10(Thu) ジモティーズ@西宮 Three Codes 
キャンセルになりました。

6/11(Fri) 竹田利恵(Org)4@高槻 JK Cafe 
18:00スタートになりました。(6/5追記)

6/12(Sat) ロス・ロン毛ロス&シルビア@梅田 Azul Terrace
キャンセルになりました。

6/14(Mon) 三原和子(Pf)@武庫之荘 Mクアトロ 
18:00スタートになりました。

6/16(Wed) MITCH(Tp, Vo) ALL STARS@梅田 ニューサントリー5 
キャンセルになりました。

6/17(Thu) 宮川真由美3 feat.武井努、加瀬田聡@梅田 Royal Horse 
18:30 / 19:20の2セットとなりました。

6/18(Fri) 森村献 Latin-Jazz Session “Jazz Con Clave”@京都 祇園 Bonds Rosary
キャンセルになりました。

6/19(Sat) 森村献 Latin-Jazz Session “Jazz Con Clave”@福知山スタジオファーム
17:30スタートになりました。(6/5追記)

6/21(Mon) たけうまDUO@萱島 アナンカフェ
18:00スタートになりました。(6/17追記)

6/22(Tue) 登・武井・衛藤@京都 出町柳Jazz cafe むーら
18:30スタートになりました。(6/19追記)

6/23(Wed) Boa Mistura@梅田 JAZZ.ON TOP ACTⅢ 
19:00スタートになりました。(6/21追記)

6/24(Thu) 渋谷さんと1.2.3!!@三宮 Big Apple 
18:00スタートになりました。(6/21追記)

6/29(Tue) Mr.Funky with  SOUL FIRE@北新地 Mr. Kelly’s
19:00スタートになりました。(6/21追記)

7/2(Fri) あかぎしほ・遠藤真理子・武井@堺筋本町 聴音(SATONE)
18:00スタート、同時配信になりました。(6/23追記)
配信視聴チケットはパスマーケットにて7/9まで販売しています。
https://bit.ly/3wUS5Iw
お店やミュージシャンへの応援もできますので、よろしくお願いします。

7/8(Thu) Tenor Sax Ensamble@神戸 三宮 Big Apple
18:00スタートになりました。(6/25追記)

甲山

西宮に住んでもう16年になるのに、今まで一度もいったことなかった甲山(兜みたいな形だからですかね)にうちから歩いていってきました。意外に近いところにあるし、車ではよく横を通ったりするし、西宮にいるとあちこちから見えるランドマーク的な(?)ところなのに。

どう行ったらいいのかわかんなかったので、調べて見ると夙川を登っていくと、北山公園があるので、そこから入ってずんずん公園(と言う名のちょっとした山)を抜けて、北山貯水池に出ると、もう甲山は目の前らしい。

薄曇りで小雨降りそうだけれど、日差しがなさそうなのが良かったので、今日時間あるしいってみようーと軽装でお出かけ。夙川までいってそれを遡っていく。夙川沿いは春先の桜でとても有名だけれど、この時期って紫陽花が見事なんですねえ、知らなかった。

北山公園まではスムーズにいったけれど、公園にはいってから道を間違い、えらいきつい階段ばかりの道をあるいて(妙龍寺のほうにいってしまった。勘だけで歩くとダメね)へこたれそうになったけれど、途中で軌道修正して、無事エクシオの森に。でもまた道間違って、ウロウロしながらなんとか北山貯水池へ。この北山公園内はちゃんと道を調べて行ったほうがいいですねえ。

で、甲山自体は10分ほどで登頂。標高は300mちょっとしかないですしね。山頂の見晴らしもっといいかとおもったけれど、この時期は笹やらなんやらが茂りまくってて全然見えず。

いい風にあたって体温も下げてから東側に下山。甲山森林公園を抜けて(こんな広い公園ってしらなかった、これまた車で前は通るのに!)関学のほうにでて、上ヶ原を縦断して帰って着ました。

11.3キロほど歩いて4時間。標高差は300mほど。靴の様子を見るという目的もあったんだけれどちょっと金具の裏側が当たって痛いなあ。衝撃吸収ジェルとか貼るといいのかも。もうちょい慣れないと。山道はいいけどアスファルトはしんどかった。ハイカットだから歩き方もあるんだろうね。

でも久しぶりに山歩き(のようなもの)をして楽しかった。山って登ってる時「なんでこんなことしてんねやろ」って思うけど、いい景色見えたり、いい風にあたったり、鳥の声きいたり、頂上についたりしたら、そんな気持ち忘れちゃうのよねえ。不思議。