恋人たちの予感

実はこんなに有名な映画をいままで見てなかったのよね。今回初めて見た。冒頭からのシーンでメグ・ライアンがあまりにも違う(髪形と化粧と服装)のではじめわかんないぐらいだったのが笑えた。

いまはよくわかんなくなったけれど、こういう恋は素敵やとおもうし、もっと若かったらこんな恋してみたかったかもなぁ。あたいも不器用なのでよくわかんないし。でも男でも女でもなにかわからないけれどずっとつながっていられるひとが近くにいるというのはとても幸せなことだ。

不器用でもいいもん。

ロール・バウンス

78年のローラースケートリンク(ディスコ?)を舞台とした青春映画(でも映画は新しい)。当時の曲がばんばんかかるのでそれが楽しすぎ。

というか、役者さんみんなローラースケートウマすぎ。練習したんやろなぁ。でもあーやって踊れるのってすごい。日本じゃもうやれるとこないやろなぁ、リンク。

主人公がちょっと子供のときのマイケルジャクソン似でかわゆい(あ、そんな趣味はないよ)

2006

ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女

見に行ったのに書くのわすれてた。

こういうファンタジーもの大好き。ただディズニーが他の映画(ハリーポッターとか指輪物語とか)に対抗してやってるんだぜー的な感を感じなくもない。

お話は子供向けの夢あふれる「こんなことあったらいいなー」的なものだけれど、とくにこういう中世風な世界観は大好き、いわゆるヒロイックファンタジーというやつ?その割には主人公たち兄弟のキャラが薄いけれど。

きっと元の話は壮大すぎるので、2時間ちょいの映画につめこむのは難しかったのだろうか?ナルニア世界の約束事というか世界観がいまひとつわかんなかった。

でもおもろい。でもつづきあるのかな?

2005 アメリカ
2006年3月4日公開

ショーシャンクの空に

えぇ映画や。初めてみたけれど、何度でも観てしまいそう。あほほど盛り上がるわけでもなく、やたらと泣かせるわけでもなく。静かにすすむストーリーがその分じっとりと心に沁みてくる。

モーガン・フリーマンがあまりにも自然でびっくりするくらい。こんなトーンの邦画をつくってほしいな。役者がいないか?

2004

TABOO

カルチャークラブで一世を風靡したボーイ・ジョージの半生を描いたミュージカルを映像化した作品。

カルチャークラブといえばもうずいぶん懐かしいバンドで、その当時のイメージと曲の感じしか覚えていないけれど、今改めて歌詞を見、曲を聴くと、いかにこのバンドが凄く、素晴らしく、とんがってたか?ということが分かる。そしてその影で彼がどういう風になっていったか、というドラマが面白い。というかこのミュージカル、本人も出てるのよね(伝説の人リー・バウリー役)。

まずびっくりしたのはボーイ・ジョージ役のユアン・モートンがめちゃくちゃそっくりだったこと。あとみんな当然のように歌がめちゃくちゃうまくて、ストレスなく引き込まれてしまうこと。ボーイ・ジョージ本人の(多分アドリブ)がめちゃくちゃ面白いこと。 ほんとよくできたショーで、生で見たかったな。

ボーイ・ジョージをよく知る人にはもしかして物足りないいのかもしれないれど、素人には面白く、そして衝撃的だとおもう。こんなミュージカル、みたいなぁ。

2003 イギリス
2005年12月24日公開

エネミー・ライン

たぶん設定としては湾岸戦争前後とか、いまのイスラエルやあのへんの中東紛争にNATOが介入してるような戦争の状態を舞台にした作品。偵察に出たF18が撃墜されて、そのパイロットと副操縦士(なんていうんや?)が敵地(というか、敵の勢力圏)の奥深くに残されてしまう、というお話。

やっぱアメリカ映画は軍のものをそのまんま撮影に惜しげもなく投入してるという点で迫力満点。実機はやっぱりいいなぁ。話がふつーでもこのあたりの設備によって納得力があがるあたりが、悲しいかな日本映画との差か(でも時代劇はいいけどね)。

しっかしラストのほうのシーンで主人公が助け出されるときに、敵の弾があたらないあたらない。火力的には敵のほうが圧倒的に多いはずなのに。戦車は発砲しないしなー。なんだかなー笑。まるでラストサムライのラストシーンのようだ。

ま、現代に設定を置きかえた、西部劇もの、ってとこでしょうかねぇ。インディアンがセビリア人になっただけという・・・・

女王フアナ

実在した人物を描いた作品。

女の人の一途な愛。狂おしいほどの。男からは見ていて少しこわくなるけれども、この人は幸せだったのかもしれない。実際は不幸な人生を歩んだのだけれど。

マダガスカル

アニメ。久しぶりにこういうの見たぞ。のーてんきで楽しい。でもこういうものでさえ、最近はノリが結構黒人ノリ(?)みたいな感じでスピード感があっていい。英語ははやくて聞き取れないっす涙。

主役となる4頭はいいとして、サブキャラとしてでてくるペンギン達が異様にクールでいい。かっこいいぜペンギン!やるなぁ。

しっかしアニメーション技術ってこの10数年でえらいかわったなぁ。ほとほと感心。

きみに読む物語

回想(これが物語になってる)していく視点で描かれる、ある夫婦・カップルの愛の物語。

話の筋書きとしても、映画の進み方としても、言ってしまえば特に特別なこともないような、ちょっと頑固な男とまっすぐな性格の女の話。そのカップルが一夏の恋に落ちて・・・別れて・・そして出会って、と何ということもないストーリーなのだが。話の昇華の仕方も見ているうちにわかってくるのだが。

この映画が普通にやっぱり2人は結ばれてハッピーエンド!とかだったらぜんぜん面白くないのだが、いや、しかし。映画のラスト5分ぐらいが、すごくすごくよかった。ほんまよかった。最後の最後で涙がちょちょぎれてしまった。

認知症の妻に記憶を取り戻させたくて、何度も読み聞かせるその回想録。ある瞬間、妻は記憶を取り戻し、夫を思い出すが、すぐに戻っていってしまう。その悲哀、諦め、でも消せない小さな希望、そういうものが画面に、俳優の顔にあふれてくる。以前ならひとつの物語としてしか捉えられなかったような話だけど、実際の年老いた両親のことを思い、また自分の遠いのか遠くないのか、そんな将来を思いやるとき、このあまりのせつなさが心を突き破ってきてしまう。「この映画のこのシーンのような場面に出くわしたら、自分は何を思うのだろう」そんな気持ちばかりになってしまう。

そして、ある意味、究極の幸せな死に方、かもしれない。思い出すだけで、泣いてしまうな・・・

ビヨンド・ザ・シー ~ 夢見るように歌えば ~

歌手、エンターテイナー、ボビー・ダーリンの半生を描いた映画。知人からもすごく薦められた。最近音楽関係者を描いた映画が多くて、どれもいい映画だなーと思うんだけれど、、これはどうだろう?

つかめそうで掴みきれない大きな栄光、そして挫折、転機。スターにありがちな紆余曲折が生々しくつたわってくる。

冒頭とラスト間近の大勢でやるタップや踊りのシーンがとてもかっこいい。決して派手なものじゃないけれど、あぁいう”いかにもハリウッド風”なんが好きなのよね。ケビン・スペイシーの踊りもさることながら、中で使われてる歌が全部本人というのは、やはり米国俳優陣の奥の深さを感じざるを得ない。

しかし、ちょとこの役柄設定にはケビンは年食いすぎかなぁ。30代にはみえないぞー。