Corner Pocket Final

ほんま楽しかったです
ほんま楽しかったです

4日夜、コーナーポケット(CP)でのぼくのリーダーカルテットのライブにお越しいただいた皆様、本当にありがとうございました!とても楽しい夜でした。お客さま、メンバー、そしてお店のおかげでいい演奏ができたなーと思っています。

MCでもいろいろだらだらしゃべりましたが、CPは僕にとってとても特別な場所なのです。なので、昨夜のライブも同じことを他の場所でやるよりもやたらと緊張していました、まぁ毎回そうなのですけど。もちろん自分のライブをできるのはこれが最後っていうこともありましたが。

CPとはもう24年くらいの付き合いです。まだ学生でろくに吹けないころから出入りさせてもらって、先輩諸氏に混じってセッションしたり、音楽を仕事としてからもそれほど数は多くないもののライブもやらせてもらってきました。そしていつもあのカウンターの隅からマスターに「さっさとやれー」とか「もっとやれー」と言われたり、怒られたり、励まされたり、何かと可愛がってもらったし、かーちゃんは何かいいところを見つけて褒めてくれました。そういったひとつひとつの小さなことが今の自分の土台となっているんだと思います。

だからCPで演奏することは、自分のいまの位置というか状態というか、自分にとって自分がどこまできたのかな?と確認できる場所だと感じてきました。なにも出来なかった頃から比べたら多少ましになったような気もしていますが(笑)、昨夜もまだまだ未熟であることを痛感したし、そう感じることができるということがとてもうれしいです。

思いっきり自分のやりたいことをやって、それを聴いてくれる人たちがいて、喜んでくれるかーちゃん、ねーちゃんがいる、そんな空間がなくなってしまうというのはとても寂しいことだけれど、なんかこのところ「そういうもんなんだ。何事も順番やねんな」と思うようになってきて、このライブの最中もこれで最後やなーとかは全然思わなかったです。やる前は「途中で泣いてしもたらどうしよー」とかしょうもないこと考えてたんですが(笑)。小前くんも言ってたけれど、まったくお店がなくなるって感じしないです。

そうそう、昨夜無題のままで持っていった新曲、仮のタイトル”CP”と言いましたが、このタイトルでいきたいと思います。やっぱそんな思いで作ったから。さすがに”コーナーポケット”とは付けられないし(笑)

なんか思いを全然うまく書けません(汗)まぁこれから残りひと月ほども何かにつけてお店に顔をだそうと思ってます。また思うこと変わってくるかもしれないのですが、いまただただ心から思うことはこのひとことです。

 

ありがとう、コーナーポケット。この夜のことは一生忘れません。

(おまけ)

だらだら呑んでしゃべるの巻
だらだら呑んでしゃべるの巻
記念撮影
記念撮影

2Daysありがとうございました!

グラバー邸で
グラバー邸で

7月5日Just In Time、7日グラバー邸、2日間のひさびさのリーダーライブ、無事終えることが出来ました。いらしてくださったみなさま本当にありがとうございました。見に来られた方はお分かりになったと思いますが、いやー、ほんと久しぶりにえらく緊張(というかおかしなテンション)しましたー。演奏は二日間ともすばらしかった(自画自賛)でしたが、MCはいつも以上にぐだぐだでしたねー(笑)。いや、申し訳ないです。演奏したいことは、まぁやれるもんなんですが、しゃべりたいことはたくさんあっても、なんだかしゃべっているうちにあちこちに飛んだりしてグダグダになっちゃうんですよね。でもまぁグラバー邸ではだいぶ思ってたことしゃべれたかな?

MCでもしゃべったように、実はまるまる一年ほど曲を書けてなくて(毎回毎回書く必要はないと思うのだけれど、もっと自分の曲を作りたいと思っているし、曲を書くことによって何か自分の立ち位置がすこし見えるような気もするので)、今年入ったあたりから地味に焦りなようなものを感じていたのだけれど、いつまでたっても書けない、書こうとするのだけれど続かない、全く何も思い浮かばない、そんな感じの日々が続いていて、忙しいことなんかを理由に逃げていたのです。でもライブの日が迫るに従いすごくプレッシャー感じてきて(ただでさえライブすること自体にもプレッシャー感じるのに)、なにかひねり出さなきゃ(そういうのよくないんですけど)とか勝手に焦って、いよいよ一週間切ったころにあかんなー、また書けないな、と諦めていたのです。

話は前後するのですが、今年は関西も節電の夏になりそうだなーと思っていたので、6月の半ば頃にあさがおを植えたのです。グリーンカーテンにでもできたらいいなーと(そんなにたくさん植えた訳じゃないのですが)。あさがおなんて植えるというか育てるのって小学生以来(ほとんどのみなさんはそうなんでは?)だったので、芽が出て以来面白くて、毎日毎日世話しては伸びていくのを楽しみに眺めていました、ほんと”トトロ”のさつきとめいのような気分で(笑)。それらがあまりにも可愛いくて愛おしいのでなんだか気分がうきうき……そんな気分でたまたま鍵盤を触ったら、するするとメロディーが!そうしてあれよあれよという間に曲ができました。いろいろ悩んで考えてたのはなんだったんだ?という感じでした。そしてこうしてできた曲なのでタイトルは「あさがお」。そのまんまですねw。

愛しいあさがおちゃんたち
愛しいあさがおちゃんたち

そしてそれで勢いがついたのか、前から考えていたアイデアの曲、そして七夕にちなんだ曲を作ろうとしてできた全然関係ない曲の3曲が生まれました。ようやく、という安堵感はあったけれど、実はどれも難しいかも。なのでライブ当日までどきどきだったんですね。そう、事前にリハやるような性質(たち)じゃないもんなんで(笑)

ライブの前のリハもほどほどに本番でしたが、いやー、やっぱり木畑くん、萬くん、小前くんのおかげで思い描いていた以上にいい感じになりました。新曲たちもイメージしていた以上のものとして生まれ出たし、これからももっともっと変化して面白くなっていきそうです。ほかの僕の曲たちもすっかりこの3人が把握してくれているし、もしかしたら僕おらんくてもいいんちゃうかなーとまで思ったり(ほんと。実際ピアノトリオでいいような感じの曲もあるし)。もっとこのメンツがよりイメージできる曲/演奏を模索していきたいです。これから先も演奏が楽しみです。

新曲たちです
新曲たちです

あー、楽しかった。緊張したけど。やってよかったです。来てくださった皆さん、応援してくれたみなさん、JUST IN TIMEマスター、グラアー邸マスター、メンバーのみんな、ありがとうです。またやりますね。

おつかれちゃん
おつかれちゃん♪

PS
この日記書きながらウインブルドン2012の男子シングル決勝みてました。フェデラー見事2年ぶりにタイトル奪取、すごい。

リーダー2Days

flyer

来月頭に久々にリーダーでライブをやります。すごく信頼がおけて楽しいメンバーと。毎回リーダーでは僕の曲ばっかりやったりしますが、メンバーの曲とかも入れたり、できたら新曲ももっていけたらなーと思っています。

7/5(thu) 神戸 元町 JUST IN TIME 078-333-1858
19:30~ 3,500

7/7(sat) 大阪 谷町五丁目 グラバー邸 06-6768-5963
20:00~ 2,500

[メ]武井努(Sax)、木畑晴哉(Pf)、萬恭隆(B)、小前賢吾(Ds)

きっと楽しいライブになると思います。お時間あるかた、ぜひいらっしゃってくださいね!よろしくお願いします。

@Corner Pocket 2011/10/27

今夜は久々に自分のリーダーでCP(Corner Pocket)でのライブでした。昨日から一緒の工藤精(b)と小前賢吾(ds)とのトリオ。工藤くんとは以前から関東に訪れたときにはやる機会はあるのですが、関西ではなかなかやらないし、とにかく一度CPに連れて行きたいと思っていたのがようやく実現できた夜でした。

おばかな3人様?ww

昨日のグラバー邸でのライブもよかったけれど、とにかく今夜のトリオはシンプルな編成なだけにクリアで個々の音とそのアンサンブルが際立ったライブになりました。のんびりはじまったライブが終盤に向けてじわじわと盛り上がっていくのがとても楽しかったです。小前くんと工藤くんの組み合わせはほんとたとえようがなく素晴らしく、聴いてるだけでも楽しいのに、中に入ると自由きわまりなく好きに演奏させてもらえるので、今夜は緊張していたのも忘れて本当に楽しく演奏できました。そして自分の書いた曲たちがまったく新しく生まれてきた曲のように聴こえ、作った以上に素晴らしい音が奏でられたように思います。これらは演奏もよかったこともあるけれど、聴いてくれたみなさんのおかげでもあると思いました。

このところリーダーでライブをやることにはだいぶ慣れてきていますが、学生時代から出入りしてその時々で自分の演奏を聴いてもらってきたここCPでのライブというのは、いつも格別の思いがあり、それと同時に緊張してしまうのです。なのでなるべくのんびりしながらのライブに入っていくようにしていますが、いやー、やっぱり緊張しました。この2人とやるのは刺激的で自由にできて楽にやらせてもらえるけれど、ちゃんと自分でいないといけないので(当たり前だけど)。

このところ自分の演奏に少し自信がないというかよくわからない疑問を感じつづけていたのですが、今夜のライブができたことで少しふっきれた気がします。

ほんとこんなライブが出来たCorner Pocketに、ありがとう、です。

PS
サプライズでお祝いしてもらっちゃいました!ありがとう、かーちゃん、そしてみなさん!

お祝いにケーキが!!!

Corner Pocket?http://www.cp-paragon.com/

Just In Time 2011.7.30

本日(といっても昨夜ね)Just In Timeでの僕のリーダーライブにお越しいただいたみなさん本当にありがとうございました。今夜もまた魔法がかかったかのように音は踊り、色彩溢れ、曲が生き物のように喜び哀しみ飛び跳ねていました。ほんと来てくださったみなさんと、お店と、仲間からの期待という名の応援と協力があっての演奏でした。いい夜になって感謝しています。

先日28日のグラバー邸のあと、相次ぐ訃報や悲しい知らせに心痛んで気持ちが沈んでしまっていました。さらに今日はピアニストに杉山悟史氏を迎えるので、先日の続きだと気楽に迎えることもできず新たに一からやるつもりで臨まねばならなかったため、また一人いらんプレッシャーを感じていたのです。が、集まってリハをしたとたんにプレッシャーは払拭され、Just In Timeならではの明るい色豊かな音、2日目になって馴染みをました萬氏と小前氏、そして杉山くんのピアノに心奪われたのでした。

ああ、今夜も音楽に感謝をしてやみません。僕が生み出した曲たちはもうすでに僕の手から離れて自由に踊っていました。新しい曲たちも仲間の理解をもらってより一層はっきりとした姿になり、僕自身も知らなかった顔を見せ、美しい光になったかのようでした。

今日は先日よりもさらに長い時間の演奏になってしまいました(^^ゞそんなやってる気はさらさらないのですが、やっぱり楽しいからでしょうかねぇ。お客さんがくたびれたんじゃないかと気になって仕方なかったですが、でも流れていくものはとめようがないんですよねぇ。ま、曲自体の尺がどれもいちいち長いというのもありますが。

この2日間でまた曲をつくりたい、もっと違う音を見つけたいという欲求がでてきましたし、もっと自分の曲を理解したいなー思いました。こんな機会をまた作って行こうと思います。やっぱりカルテットはいいですねぇ。ほんと楽しかったです。いらしてくださったみなさま、Just In Timeのマスターとみなさん、そして仲間たち、おおきにでした。(乱文ですいません。興奮状態そのまま書きました)

Just In Time http://sound.jp/justintime/
杉山悟史 http://sound.jp/sugisatoshi/
萬恭隆 http://music.geocities.jp/yasutaka_yorozu/
小前賢吾 http://komason69.web.fc2.com/

ライブ後。爽やか(?)に見えますがこの時点で4人ともおっさん臭くなっております(笑)

R.I.P. ミムラさん
R.I.P. ねこさん
R.I.P. レイ・ハラカミ氏
R.I.P. 小松左京氏
R.I.P. 伊良部秀輝氏

カルテット@グラバー邸 2011.7.28

今夜(正確には昨夜だけれど)グラバー邸にお越しいただいたみなさん、本当にありがとうございました。すごくいい夜になりました。たまにしかやらないリーダーのライブはいつもやる前からノイローゼ(というと言いすぎですが)になりそうなくらい、いろいろちまちま考えたりするのですが、結局ステージに立って演奏すると、いくらじたばたしても自分に出来ることしか出来ないんだ、という当たり前のことを毎回思い知るのだけなのです。でも、我(が)を出すばっかりではなくて、その場所その時間でしか共有できない/生まれることのない何かを、その場のみなさん、共演者も含めて、と共有することができたらな、と思っています。

まさに今夜はそんな夜でした。きっとその場のみんなの気持ちと演奏のバランスが奇跡のようにうまく築き上げられたのです。聴く人たちが音によって何か感じるように、演奏する側も聴く人の何か喜怒哀楽をもらってそれが音に昇華するのです。そのバランスがとれたときなんともいえない輪がその場に生まれるんじゃないかと思います。

いままでリーダーはトリオでやることが多かったのですが、今回はぜひピアノ入れたいなーと思った(どうしても和音のでる楽器、とくにピアノが欲しい曲がたくさんあった)ので、誰に来てもらおうかいろいろ考えたのですが、いままで木畑氏を誘ったことなかったのが不思議なくらいに彼は僕がやってほしいことを的確に音にしてくれました。そして音がとてもいい!そして小前~萬~木畑のトリオは強力すぎて、ほっといても何かが確実に生まれ、起こっていくので、ぼくはすごく楽に泳ぐだけでよかったのです。あんまりにも楽しくて(多分)いい演奏だったので、もうこれでいいやーと思ってしまえるほどでした。ほんとうれしいです。

でもこれらはやっぱりあの場に来てくださったみなさんがいたおかげです。たくさんたくさん応援と拍手を頂いて、本当にありがとうございました。

そして今日のために書いてきた2曲もなんとか無事生み出すことができました。これから演奏を重ねて大事に育てていきたいと思います。いろいろアドバイスくれたきばやんありがとう。

そして、あさって30日はピアノに杉山悟史氏を迎えてのカルテットです。まだどうするか考えてないですが、彼が入ると今日とどう変化するのか、これまた楽しみです。

グラバー邸 http://glover-jazz.com/
木畑晴哉 http://www1.ocn.ne.jp/~kibayan/
萬恭隆 http://music.geocities.jp/yasutaka_yorozu/
小前賢吾 http://komason69.web.fc2.com/

 

ああ、興奮しすぎてて、写真撮るの忘れてました・・・・・・なので↓

今日産声をあげた曲たち。

トリオ@芦原橋cafe Make

昨晩は芦原橋cafe Makeにてリーダートリオライブでした。26日のPOCHIに引き続きだったので、3人の息もさらに合ってすごく楽しいライブになりました。いらしてくださったみなさま、Makeのみなさん、本当にありがとうございました。

自分のライブをやるということが最近またえらくプレッシャーがかかるようになってきてしまっているのですが、昨夜のように自分の曲たちを自分の好きなように演奏して、それを楽しんで聴いてくださるみなさんがいて、一緒に楽しんでくれる仲間がいて、というのはすごく幸せなことだと心底思い、やってよかったなーと思えました。ごく当たり前のことなんですけれどね。

新しく書いた曲たちもいい感じになっていきそうだし、前からやってる曲も宮上氏、小前氏がすごく理解してくれて、自分の想像以上におもしろく演奏してくれるので、見ていて楽しくて仕方ありませんでした。こんなライブできるなら、まだまだ演奏やっていけるなーと思えた夜でした。

まだまだやりたいこと、目指すことはたくさんあるので、そんなに頻繁なペースでなくても自分のライブやっていきたいと思います。またまたよろしくお願いしますね >みなさま

 

MCしてます(下手(^^ゞ) photo by AKIちゃん
MCしてます(下手(^^ゞ) photo by AKIちゃん

 

 

 

トリオ@明石POCHI

今夜5/26は結構久しぶりに明石のPOCHIでリーダートリオでした。リーダーライブやるのも久しぶりだし、POCHIはもしかして今年初めてだったのかな?今日もちょっとうっとおしい雨の中、ドキドキして行ったのですが、変わらない感じでN店長もお店の子たちも、オーナーもごきげんで楽しい夜でした。

システムがちょっと変わって3ステージだったのですが、結局前面オリジナルばっかり(まぁスタンダードをちょっとやったけれど)やってしまいました。でももうここまでいつもどおりできてしまうと、自分の曲たちがスタンダード。久しぶりやった曲もあったけれど小前くんも宮上くんもちゃんと憶えていてくれるので、すごく楽に、そしてすごく楽しんで演奏できました。曲が出来てすぐではなくて、こうやって何度もやって時間が経っていくと、みんな各々の曲のイメージが出来てて、それらを演奏しながら持ちよってやれるのが何よりうれしいです。

今日は結局新ネタは1曲だけだった(カリプソの曲、タイトルまだなし)けれど、いい感じになりそうな予感。もうすこし詰めるというか、足せる部分ある(小前くんからアイデアもらった)ので、それが出来たら完成のような気がしています。めちゃ単純な曲だけにどう育つかが楽しみです。

で、このトリオ、明後日28日にもやります。大阪 芦原橋cafe Makeで19:30~。自由に楽しく紡ぐ音を聴きに来てくださいね。待ってますー。

演奏終わって、ふぬけな3匹

Soultraneの夜

昨夜は浅草のSoultraneでテナーの河村英樹氏を招いてのカルテットのライブでした。今月半ばに関西でやったときもかなり盛り上がったのですが、昨晩はさらにそれを上回るような盛り上がりでした。

お店もいい感じだし、それにましてお客さんやマスターも熱く、自然と演奏はヒートアップしたのですが、加えて昨夜は懐かしい大学の仲間や(10年ぶりぐらい!)、軽音の仲間や(10年ぶり以上!)、高校の後輩(いったい何時ぶり?)なども顔をだしてくれ、すごく楽しくうれしかったです。みんなそれぞれの業界で活躍していていろんな話を聞かせてもらいました。なんか途中から異種業界交流みたいになってました笑。やっぱりみんな食った年のぶん経験をつんで大人になったんやなーと思いました。出会ったころはそれこそ若く、ちゃらんぽらんだったのにねぇ(笑)

こういう年になったから思うのかもしれないけれど、仲間・友人ってつくづく財産だなと思います。同じ時間を共有したからこそ、時を越えてまたつながることができる、そんな当たり前のことを実感した夜でした。ありがとう。

 

 

 

 

 

 

 

河村英樹、安東昇、小前賢吾