松田さんRec

こんな感じで
こんな感じで

なぜかレコーディングってたまたま続いたりするのですよねぇ。春先からぼちぼち続いている松田一志さんのレコーディングもいよいよ佳境に達してきました。来月のライブにて発売になる予定なので。

今日もセクションをちょろっと。前回と同じく相方はまこちゃん。このレコーディングに関しては譜面から何からすべてまかせっきりで申し訳ない・・・・。でも彼が書いてくるセクションが実に見事で、昨日もすごく楽しかったです。ずっと吹いていられる感じのする気持ちのいいセクションでした。というのも、オケというかすでに録ってあるバックトラックのタイコがめちゃくちゃ気持ちいいので、ずーーっと聴いていられるのです。こういうのだったらどんな感じのセクションでもかっこよくなるというもの。

まこちゃんとやってて楽なのは、阿吽とまでは言わないけれど(ま、その域にきてますが)どう吹いたらいいかという解釈を伝えやすいところ。もちろんセクションなので、せーの、で吹くわけだけれど、そのとき、どこそこはこんな感じで吹こう、などと打ち合わせするのですが(当たり前か)、ぼくら2人の場合は、細かなニュアンスよりも全体的なイメージで分かり合えます(たぶんw)。「黒くてちょっと賢い感じ」とか「アホアホだけどバネだけはある感じ」とか「思いっきり白い感じ」とかとか(笑)。経験してきた音楽の中からざっくり分類したイメージが2人に共通してあるようなんですな。

なので、アーティキュレイション(音符のニュアンス)は確認するけれど、タイム感とかバウンス感、歌い方、ピッチ感、適度なばらけ感(これ大事)なんかはちょっとだけすり合わせると合わせられるのです。こうなるとすごく楽しい。

昨日のセクションもざーーっと曲を通して吹いちゃって、というスタイルでやりましたが、3テイク目でもうパーフェクト(いやこれ自画自賛じゃなく)。あとは仕上がり待ち。ついでにミックスの感じも注文しておいたので、心配ないですがー。

松田さんの新譜には他にもいろんな曲はいるようですが、プロデューサー兼アレンジャー兼ギタリストのAさんが強力なので、すんごい楽しみです。

レコ発ライブは10/28 東心斎橋SOMAです。

おまけ:

まこちゃん
まこちゃん

松田一志REC

昨日午前中から秋に発売を予定している松田一志氏のレコーディングがありました。といっても全部やるわけじゃなくて、ちょっとずつやっていくみたいで、昨日はぼくは一曲だけ。前回のシングルと同じようにまこちゃんと2人でのセクション。そしてソロ。

スタジオじゃなくて
スタジオじゃなくて、ライブハウスを借りてのREC。結構いい音でした。

カバーものだったのですが、原曲よりだいぶずしっとFunkな感じのバックになっているので、もともとあるホンセクもまこちゃんアレンジでよりFunk感ある感じで。譜面どおりに吹くのはそう難しいことではないのだけれど、よりグルーブ感をだすために、何度かトライしながらノリを決めていって、それがうまい感じにはまったときはやりながらしびれてしまいそうです(自画自賛)。”きっちりとは揃ってないのに、それが最高にグルーブする”って感じでしょうかねぇ。言葉で説明しにくいなぁ。

今日録った曲がどんな風に仕上がるのか、楽しみです。

今日のセッティング
今日のセッティング。変則的な配置にしてみた。

松田一志Recording

8月ももう終わりという28日と30日、SoulFeverやら最近では西田まこと(Gt)とのトリオとかでよくご一緒している松田一志氏のレコーディングがありました。このところ年に数度SOUL、FUNKセッションなどでご機嫌なギターを聞かせてくれる安達隆之氏のプロデュース。当日スタジオに入るまで結局なんの曲をやるのかも知らない(決めてない)ままでのスタートでしたが、これがすごく楽しかったのでした。

今回はこういうセッティングで。MD421とU87の組み合わせ

28日はその松田、西田両氏とのトリオの録り。普通ならこういう音楽(SOUL、R&BやらAORやら言われたりするけれど)なんてとくに今の時代の場合、パラで録る(別々のブースなんかで同時録音、もしくはダビングしていく)のが通常だけれど、このトリオはとにかくライブで鍛えて(?)いるので絶対一発録りでその雰囲気を伝えたほうがいいというコンセプトで(実際、そのほうが生き生きする、当たり前)録音しました。普通ならバンドでやるような感じの曲たちなのですが、ライブで散々やってるので”トリオでの音”というものが出来上がっていて、単にバンドでやってるのをちょっとアコースティックでやりました的な感じではなく、3人での音が出来上がっており、録音してみるとやはりそんな感じが思いっきりでててすごくよかったです。試しにやって、細かなアレンジを確認して(といいつつちょっとゆるいほうが自由度あってガチガチにならずによい)、それでもう一度か二度やったらOK、みたいな流れで。

結局3曲録りましたが、残念ながらぼくがタイムアップになってしまい、一曲だけぼくはダビングになってしまいましたが・・・・(:_;)

そして、30日はセクションを。相棒堂地誠人(Sax)とのSax2管という、まことに男前なセクションでした。いや、顔がというわけじゃなくて、普通なら金管楽器も入れたくなるような音楽なのにそこをSaxだけにしてある意味渋く、ある意味いい感じに頭悪い感じで(これほめ言葉です)やってみました。堂地氏とはもう長く一緒にやってるので、どういう感じがカッコいいか、いい感じか、とか、曲によってどういうニュアンスが適当か、というようなセンスが共有しやすいので、一緒にやるのが非常に楽なのです。

マコちゃんと向かい合わせで

アレンジやアイデアは彼に任せて3曲セクションをやりましたが、最初にベーシックトラックを聞きながらマコちゃん(堂地氏)のアイデアを聞き、一度何も考えずに録ってみてから改めて相談して、方向性がまとまってからちゃんと録る、という進め方(ま、普通ですな)でやりましたが、どれも非常にスムーズでした。ま、Sax2管なのでそんな複雑なことできないし、どちらかといえばグルーブ重視で音を抜いたアレンジ(あんまり吹かない)だったので、逆に適度なきちんとさとゆるさ、そして徹底的に良いグルーブでやらないとすごくいまいちになるシロモノだったのですが、いやー、彼とのセクションはほんといい感じになります。何度かトライしているうちに、「ああここか」という位置が決まって、あとはそれを着実にやれればいいので、ブースの中で(結局同じブースの中で顔見合わせながら録った)ノリながら楽しくレコーディングできました。やっぱり部分録りよりも一曲まるまる通してのほうが格段にいいですね。いやー、楽しかった。

これらの録音はシングルとアルバムという形で世に出るはずなのですが、まだどんな形になるのかはお楽しみということで。僕も出来上がりが楽しみです。

やっぱりレコーディング楽しいです。どなたでもなんでもいいから誘ってくださいね!

このスタジオ、物凄い機材が溢れてます。MOOGのタンス!初めて見た!