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Ensemble Shippolly レコーディング

20170705

今週頭7/3,4と2年前から活動しているEnsamble Shippollyの初レコーディングがありました。まだそれほど密にはライブやリハーサルを行ってきてはいないのですが、それでもこの2年で培ってきた、ピアニストでリーダーの西島芳さんと目指す「息のかさなり」というテーマ、そしてそれを表現する曲や演奏にある方向がみえてきて、それらをひとつの形にしたいという話になったのでした。最初はプロモーション用になんて軽く考えていましたが、結局はすごくしっかりとしたレコーディングをして、きっと素晴らしい作品が出来上がるとこの時点で確信しています。

今回はエンジニアを勤めてくれた五島さんの薦めで、加東市にあるコスミックホールというホールを借りて、そこに一切合切持ち込んでの録音でした。すごくのんびりした所にあるホールですが、その美しい残響感にまず驚き(実際こういうホールでのこんな録音は初めてでした)、ピアノの音の素晴らしさに感激し(スタインウェイのフルコンでした、状態もとてもいい)、そしてなにより木管楽器がよく響いて(もちろんどの楽器もそうだったのですが)すごく心地よくなりました。いつまででも吹いていたくなる、いいホールです。

そして五島さんといえば。金田式の録音方法、無指向性マイクロホンを2本を使用したステレオA-B方式の高音質録音で、これまた初体験だったのですが、あまりの音のリアルさに本当に驚きました。今回はその無指向性のマイクと、補助にピアノや音の小さめの管楽器に数本マイクを立てて録るやり方だったのですが、ヘッドホンをしてテイクバックを聞いていると、ヘッドホンから聞こえているのか、それとも今まさにその音がそこで鳴ってるのか全く区別がつかないという凄いものでした。なので、今回の録音は多少音をたす部分もあるかと思いますが、この無指向性マイクの驚きの音場再現を聞くことができる作品になるんじゃないかと思っています。やっぱりある程度デッドな空間で割と近くで音を録るのと、たっぷりしていて残響も長い空間で無指向で録るというのは、ぜんぜん違って、後者は楽器や体から鳴っているすべての音を拾ってくれるので、ほんと自分の音が自分の音だ、と思える録り音になっています。

このホールで演奏していると、いつものライブとはぜんぜん違う響きというか、同じ曲が違う風にも聴こえたりして、より一層いろんな音を出して楽しみたくなるし、響きがいいと、無駄にたくさん音を並べなくても、音の響きそのものや、消えゆく様を感じているだけで、もうなんでも音楽になってしまうようなマジックが感じられました。シッポリィの曲はそう複雑怪奇なものはないのですが、集中していたのもあったのか、気持ちは昂ったままでしたが、実は2日ともすごく疲れました。でもそれ以上に本当に楽しい時間でした。

ベースや打楽器がいなくて、管楽器とピアノだけ、場合によってはピアノも使わない、そんな楽器や声のアンサンブルと、それらをたっぷり聞かせる様々な曲、偶然や熱意が生み出す絶妙だったり微妙だったり不可思議だったりする音と息のかさなりを封じ込めた作品、乞うご期待です。演奏はもちろんですが、僕が書き下ろしたの曲も一曲含まれています。秋までにはできるかなー?楽しみです。

ホールのみなさん、エンジニアの五島さん、調律の鈴木さん、そしてメンバー、お疲れ様でした。打ち上げで食べたしいたけ美味しかった!

瞬間のイメージ

20170403rec

昨日は奈良でレコーディング。歌手の芝山真知子さんの新譜。jazzフォーマットだけど素晴らしく和で、景色がある。

レコーディングは前もってきっちり準備するのが必要なものもあるけど、今回は瞬間のイメージを摑まえることが大事だと思った。なので一回聴いただけでそのまま録った。

瞬間のイメージを摑まえることができるかどうかは普段の鍛錬の積み重ねである、ということと、最初に感じたものが最も大事だ、ということを改めて思ったレコーディングだった。当たり前といえば当たり前だけれど。そして平常心。音楽への感動の感情と平常心での演奏のバランスをとるのは難しい。

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