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乙一 – 死にぞこないの青

またまたまた乙一。クラスで何故かいじめられるというか、暗黙のうちに最低身分にされてしまう主人公に、自身の精神的な分身として現れる猟奇的・残忍なアオ。

ほかのものに比べて、長いからか、それとも作者が小学5年生の視点というか思考レベルというか人格になりきって書いた(ように読める)からか、全体的にもちゃもちゃした感じがするんだけれど、それ自体、狙った表現なんじゃないかな、と思う。ここにも実際誰しもが少し感じるような、自分と世間とのギャップ、人の目、評価、常識等々、普段は空気のように存在してるものが、やたらと重圧と感じるタイプの人間が描かれている。自分も実際こんなとこあるから。

うまくかけないけれど、その「なんだかもーーっとした感じ」が見事にもーーーっと描かれてるように思えるし、そっから子供だからこそのおかしな、猟奇的な、一発逆転な(うまい言葉を思いつかない)解決法に至ってしまうあたりが、ほんと子供っぽい、リアルさ、を感じる。

ぞーっとする感じじゃないけれど、じめっと、いやな感じだ。

幻冬舎 2001

乙一 - 死にぞこないの青

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