攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX The Laughing Man

攻殻機動隊、見たかったので笑。

ストーリーとしてもよくできてるなーと思うし、9課課長の見事なプレーっぷりや各キャラが生き生きしてて面白い作品だなとおもったけれど、やはりGhost In The Shellほどのインパクトはなかった。緻密さというかアングラ感というか、密度というか。

主 役の一人である「笑い男」の台詞やらにちりばめられるたくさんの文学作品からの引用が、たしかに文学(記録文字文化)というものがこのストーリーのキーの 一つになってるということもあったとしても、ちょっと多すぎて、知らない人にはしんどいシーンもあったんちゃうかなーと。

生きている、生 きていた、今、過去、これからの時間、記憶、人格、そういう抽象的で実体がなく、暗黙の共通概念や主観の深層にのみ存在するであろう物事を、この電脳世界 に展開してしまったら、いまわれわれがおもう己とは何なのか?どこまでなのか?というような問いかけがこの作品にもある、よーな気がする、が、どーなの か?笑

攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX The Laughing Man
攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX The Laughing Man

プロヴァンスの贈りもの

やり手トレーダーが子供の頃可愛がってくれていが、亡くなってしまった叔父のシャトーとブドウ園を引き継ぐお話。

ストーリーはあんまり特 色ないけれど、舞台となるプロヴァンスの風景、土地、色があまりにも美しく、見とれてしまう。そして叔父が遺したシャトーのすばらしさ。こういうのんて日 本にはまったくないものだ。子供時代の思い出としても、あんな風な贅沢な時間は過ごした人なんて少ないと思う。

太陽と手入れされた土地、気候、そして人。ワインが呑みたくなる映画。

プロヴァンスの贈りもの
プロヴァンスの贈りもの

中山可穂 – 天使の骨

初めて読む中山さん。古本屋さんでなんとなく手にとった一冊。タイトルがなんとなく気に入って。

一応このお話の前のお話が別の作品として あるので、つづきということになるのだけれど、この作品単体でも読めるようにとつくってあるそう。自分が主宰していた劇団を失い、作家である事もやめ、人 生そのものにも希望をなくしてしまったミチル。彼女の心が生きる欲からはなれていくに従って、彼女には他の人には見えない羽が傷ついた天使たちが見えるよ うになる・・・さらに彼らは増えていくのだ。

世界を放浪し、さまざまな人に出会い、別れ、傷つき、優しさにふれ、そんななかで少しずつ変化してく彼女のこころ、そして明かされていく過去の出来事たち。彼女のなかでそれらのピースがうまくはまって行くに従い、天使たちは姿を消していく。

ミチルのせつなさが突き刺さってくるかのようなスピードのある文章と、展開がはやいけれど十分に描かれている彼女の日々がどんどん流れ込んでくる。彼女がどうなってしまうのか心配で一気に読んでしまった。決してオーバーでなく、彼女の後姿を追っているような気分になる。

世間に、世界に翻弄されて、自分が希求していたものを見失ってしまう。それを運命というのかもしれないけれど、その翻弄のなかにあるちいさな希望を掬うことができたら、またあらたに天に舞い上がれるのかもしれない。

天使の骨
天使の骨

宮部みゆき – 淋しい狩人

東京の下町、荒川土手下にある小さな古本屋田辺書店の店主イワさんとその孫稔の周りで起こる小さな事件たちを描いた短編集。それらはすべて何かしか「本」にかかわる事件なのだ。

本というものを介してつながる人や場所や時間。そういう連作ってのもなかなかいいアイデアだなーと思う。さらにそれに加えて一話完結の形をとりながら、主人公であるイワさんと稔の人間関係の変化を短編をまたがった時間軸で描いていってるのもすばらしい。

短編なのでするっと読めるけれど、やっぱりどこか人間の哀しさをじんわり感じてしまう、そんな物語ばかり。

淋しい狩人
淋しい狩人

宮部みゆき – かまいたち

宮部さんが時代物書いてたってしらなかった。それで驚いて手にした一冊。デビュー当時に書かれたものをまとめた短編集。

時代小説にしては あまりいわゆる時代物のように読みにくさとか複雑な時代背景をしらないと理解しにくいような物語ではなく、すごく読みやすいなという第一印象。解説におい て笹川氏が書いているように、宮部さんは現代ものと時代物との書き方の区別をいい意味でしていないよう。たまたま素材が時代的だったから時代物だというよ うなトーン。なるほどねぇ。

いわゆる謎解きものではなくて、コロンボのように(ふるい?)犯人やら結果が読者にわかっている上で、人間の 物語を描いていくのが宮部さんらしい。あまりおどろおどろしくもなく、えぐくもなく、かといってあっさりもしてないので読み進むごとに楽しい。よくできて るなぁ。デビュー当時からこれか、すごいなぁ。

かまいたち
かまいたち

栗本薫 – 風雲への序章(グインサーガ123)

123巻。122巻から連続して読んだ。

グインの家庭内のごたごたを結局は皇帝アキレウスが預かる事となり、新年の祝賀会で、彼自身の口 からグインへの世代交代その他諸々が熱く語られる。これでついにグインがケイロニアのトップに立った。ケイロニアにグインが立ち、パロはリンダが、そして ゴーラを復活させたイシュトバーン。この壮大なサーガの最初に出会った3人が時間を経て、いまや3国の施政者。あとがきで著者も書いてるけれど、まさに三 国志のはじまりのよう。123巻にして「序章」って!!まだ始まりですか(笑)

イシュトバーンの野望再び。中原にまた嵐が吹き荒れる、か。彼の恨みはそんなに深いのか。哀しい。

風雲への序章―グイン・サーガ〈123〉
風雲への序章―グイン・サーガ〈123〉

栗本薫 – 豹頭王の苦悩(グインサーガ122)

122巻。ケイロニアに戻ってきてようやく落ち着くかに見えたグイン王であったけれど、前巻からの懸念事項は王妃シルヴィアのこと。ひきこもり、妊娠騒ぎ・・・・さていったい?

錯 乱してしまったかに見えるシルヴィア。グインはなすすべなくすべてを宰相にまかせるが、結局はグインとシルヴィアが対面することとなる。そのときのシル ヴィアの独白が鮮烈。いままでは一方的にダメな面しか描かれていなかったシルヴィアの真意が描かれる。なるほど、いままでほんま嫌なやつとしか見えなかっ たシルヴィアもそういう風に解釈することもできるのか、と。しかし知るには遅すぎた、か。哀しいほうへほうへと話は流れる・・・・

ああ、どうなるの!

豹頭王の苦悩―グイン・サーガ〈122〉
豹頭王の苦悩―グイン・サーガ〈122〉

(旧)2008.12月の日記

2008/12/31
大晦日。はやいもんでもう2008年も終わり。
正確には、まだ、終わってないけれど、今年の日記は今年中に書いておこう、と(現在17時)。
やっとこさおいついた!

みなさん、今年一年本当にありがとう。
みなさんのおかげでこうやって無事一年を過ごすことができました。
感謝でいっぱいです。

来年がどんな年になるのかはわからないけれど、
ちょっと雲行きよくないようなそんな世間の感じだけれど、
そんなことはいったん置いておいて、
新しい年を笑顔で迎えまひょ!

もちろん僕だって不安でいっぱい。
だけれど、どこかに小さくでも光る期待があれば、
そこから何かすばらしく素敵な日々が生まれてくるかもしれない、
そんな思いを胸に、新しい年を迎えたいと思います。

来年も、ほんとよろしくね!

みなさん、よいお年を!

2008/12/30
午後、初めてのスタジオへ。西北にもあるのよねぇ。
結構きれいでたくさんブースもあるのに、年末だから空いてた。

荒崎英一郎BigBand@三宮BigApple

今年最後になるこのバンドのライブ。僕自身も今日が仕事納め。
大晦日は去年から自主休業してたりするしー(^^ゞ。
新曲もあるというのでみんな集まってちょっとリハ。
年末だからなのか、お客さんの出足も早く、
リハの途中からどんどん来はって、今日はなんだか満員模様。
うれしいことだ。

いつもA崎さんがいうているように、
長く同じ曲やってると展開とかソリストとかが決まっていってしまうので、
それを脱却しようよーというのだが、なかなかいったん付いたイメージを変えるのは難しい。
トライしてうまくいくときもあり、失敗するときもあり。
どっちゃでもいいと思うんだけれど、なかなか変化しないよなぁ。

それでも今日はちょっと変わった展開になったり、
予想外にダメになってしまったり(^^ゞいろいろだったけれど、
おおむねいい演奏だったかなー。最後盛り上がりきらなかったけれど・・・。
ま、みなさん、今年一年お世話になりました!>仕事関係の方々。

2008/12/29
夜、めちゃめちゃ久しぶりの後輩Nがやってきて忘年会。
というか、たんに鍋しただけやねんけれど。
だらだら食ってだらだら呑んでだらだらしゃべって、
ろまんてぃかとかトライセラトップスのDVD観たりする。
楽しかった。
ちょっと呑みすぎた(笑)

2008/12/28
MITCH@西宮北口CornerPocket

かーちゃんにぜひ聴いてもらいたくてブッキングしてもらったMITCH。
まぁあんなけいつもやってるので、リハもそう必要ないので、
遅い目に集まって準備とサウンドチェックだけしてあとは本番。
演奏は大丈夫なのはわかってるけれど、
まぁ初めてのところだし、お客さんくるかなーとかいろいろ心配。

いったんぶらっと外でご飯とか食べてもどって、
ぼちぼちしてから開始。
いつもやりなれているバンドだけれど、
なんとなーーく妙な緊張感があって、最初はちょっとぎくしゃくした場面も。
でも、何よりもかーちゃんがえらく喜んでくれている様子なので、
そのうちバンドもドライブしだした。

2回目になると遅れてきてたお客さんも来てくださって、
バンドもいい調子になって、MITCHもいつも以上にどんどかやって、
すごく盛り上がってきた。
今日も最初からO迫さんが来てくれたから、
バンドも演奏も豪華になったし、最終的にはすごくいいものが見せられたかな?

かーちゃんも「心と体が洗われるようだった!」といってくれたので、
とてもうれしかった。うーん、ありがとう!!
僕もほっと一息つけたわん。

2008/12/27
生島裕文(Pf)@武庫之荘Mクアトロ

Mクアトロ久しぶり。
このバンドは定期的にやってるんだけれど、
なかなか参加できなかったりしたので。
今日も相変わらずのテンションなI島さんがうれしい。

ライブは最近よくやってるナンバーから。
I島さんとやると、
昔もそうだったけれど、
比較的新しくつくられた曲をやるので、
聴いたことはあってもやったことないって曲で、
でもすごくいい曲なんかがある。
今日やったギャレットのバラード、いい曲やなぁ。
あと、学生のころにやったエヴァンスの曲とか、懐かしいなぁ。いい曲♪

昨日ぐらいから、帰る際のあいさつは「よいお年を」。
街の年末感はうすいけれど(気候のせい?でも今日は寒かった)、
こういう言葉を口にすると、すごく年末の差し迫った感がするな。

2008/12/26
E.D.F.@桃谷M’sHall

今年最後になるE.D.F.。
ちょっと早めにいってウォーミングアップとかしようと思ってたのに、
大阪市内手前の事故でえらい混んで、到着がおそくなってしまった。
そのままS水さんとご飯食べてからお店へ。
今日はお客さんの出足が早めだったのに、バンドが遅かった(笑)。

ライブ開始。
最初からS水さんは「MCの調子が~~」といっていたのだが、
2回目のステージになるころには絶好調になって、めちゃめちゃおもしろかった。
ちょっと呑んでるせいか?(笑)。
演奏もとてもええ感じで、E.D.F.ヒットチューン(そんなんあるのか?)から、
最近の曲までとりそろえてのステージとなった。

ほんとみなさん今年一年ありがとう。

本番前に楽器をカツン!と当ててしまい、
ベルに小さな凹みをつくってしまって、
それをライブ後にみつけてへこむ。ごめんよぉぉーい。

今日観た映画:攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX The Laughing Man

2008/12/25


メリークリスにゃす♪

結局明け方まで呑んでしまったので、ぐーすか寝てしまい、
一旦家に帰るーというてた魔Hを起こすが全く起きずに、
結局予定よりだいぶおそくなってから出かけていったけれど、
間に合ったんかなぁ?
まだ眠かったが寝てる場合でもないので、
さっさと起きて用事とかをしたりするが、まだ眠くあまり効率上がらず。

午後スタジオへ。まだぼけぼけだったのであんまし役に立たず(笑)。

さらに欲しかったカレンダーを探すが、まったく見つからず。
版元にもないとか。うー、あきらめなあかんかなぁ。
しかし寒い!

2008/12/24
梢@心斎橋クラブジャングル

偶数月ここでずっとライブやってきたのの一年の締めくくりだそうで、
忘年会的パーティー的ライブをしたいとのことで、
Y倉さんからホンセクを頼まれて。
なので偶然空いていた . (TEN)のメンツが集合!
魔HもT田くんも元気そうでなにより!いや、久しぶり久しぶり!
んで、ついでにタイコもF井くんに頼んでー、っと。えらいええ顔ぶりやのー。

すでに始まってるイベントの途中にはいって、
幕間で準備、そのまま打ち合わせからリハまでやるという、
なんともえー意味えー加減な、でも真剣なやり方で。Y倉さんらしーい(笑)

本番はその場急作りでやったとは思えないほど、いい感じで(自画自賛)。
ま、サポートしてたミュージシャンがよかったのもあるけれど(笑)、
主役の梢ちゃん自身もすごくいい歌うたうし、
思い切りいい、捨て身なキャラで、やってるほうもおもしろかったのもあるな。

終わってからお疲れさんーして、
そのまま4人でミナミで飲む。結局いつもの味穂(笑)。
終電までーと言ってたのだけれど、
結局はあまりにも楽しくてだらだら飲んでしまい、
解散したのは27時ごろ。みんなで豪勢にタク便乗(ケチ臭い?)して帰る。
当然魔Hは拉致。

そのまま帰って魔HとろまんてぃかのDVD観て笑い転げながら呑む。

2008/12/23
大阪に出たが、めちゃめちゃ人が多くて、
もともとちょっと調子悪かったのもあるけれど、
めちゃ人酔いしてしまう。最近コレ多いなぁ。うーん。
昨日血(関西の人はなんで”ちぃ~”っていうんやろなぁ(笑))抜いたからかなぁ(笑)

2008/12/22
退職してからずーーーーっと健康診断というものを受けてきてなくかった(約8年)ので、
さすがに40も近くなって心配になってきたので朝もはよから健康診断へ。
近所の公の診療所は結構いいところだった。
時間どおりにいき、スムーズに検査を受けるが、
やっぱり前々から不得意な採血はどーしても嫌な感じがしたので、
あらかじめ「気分悪くなる事ありまーす」といって(笑)、
寝ながら採血してもらう。

ま、どんな結果がでるのだか・・・・ふぅぅ。

内藤~武井SAX DUO@西宮北口CornerPocket

どんなことやろうかなーといろいろ考えたけれど、
結局なんも思いつかなかったので、
テナーにソプラノにフルートにその他叩きものがちゃがちゃもっていく。
それと、一昨日S野さんに借りた必殺兵器と(笑)

CPに行くともうN藤くんは来てた、はやー。
準備しながらだらだらコーヒー飲んだりしゃべったり。
準備できたところでちょっと音合わせ、いうか、様子見したりして、
あとは成り行き任せだー!!

で、ライブ開始。
しかしこんなタイプのライブってなかなかCPではないので、
一体お客さんにどー聞こえるのか心配だったけれど、
まぁやってみんとわからんしなーと思いながら。
N藤くんとは10Tenorでは一緒にやってるけれど、
DUOするのは初めてだし、だいたいSax DUOっての難しいよなー。

普通の曲を普通にやってみたり、
必殺兵器をつかってみたり(これがまたなんか偶然うまくいってみたり♪)。
最初は適当に始めてしまったけれど、
2人でいろいろ音を紡いでいると、何かに導かれて、
無理に何かしようとしなくても、何かがうまれる。そんな演奏になった。

1回目はかなりはちゃめちゃ(語りまでやったった笑)だったので、
2回目は結構まじめな感じで。ストレートにやるのも楽しい。
最初はお互い様子見ながらだったけれど、
時間経つにつれて楽にやれるようになるあたりが、N藤くんいいところ。
彼も言ってくれたけれど、
僕とは気楽にできるそう、うん、そうだわなぁ、僕も気楽だった。

最後までスリリングなライブでやってるほうは楽しかった。
聞いてた方はどーだったんやろ?笑。
しかしカホン、全く叩けなかった、あらら。

2008/12/21
結局オフ。特になんもせず。
というか今月の疲れが出たのか、ぐったり。気持ちも体もしんどいわぁ。

今日観た映画:プロヴァンスの贈りもの

2008/12/20
川本睦子(Vo)3@甲東園Live Cafe CANDY

初の試みでお昼のライブ。
Mっちゃんとも久しぶりだし、Kースケともかなり久しぶり。
今日はクリスマスな曲をたくさん。
お客さんも子供連れがたくさん来てくれて、
賑やかなライブとなった、

終わってからS野さんに必殺兵器をかりにいく。
すんませんねぇ~。

2008/12/19
SAMMY(Vo)5@淀屋橋RoyalHat

今日はクリスマススペシャルということでメンバーも豪勢に。
SさんにHさん、ベースはめちゃ珍しくA玉氏、タイコは初めましてのI川さん。
ちょっとだけリハして、いつものようにくつろぐ。
今日は喫茶の奥のほうのテーブルで。こんな奥まであるの知らなかった。
居心地いい~~♪何気にクリスマスな飾りつけ。全部社長の趣味だそう。いい趣味やなぁー。徹底してて素敵。

忘年会シーズン真っ盛りなので、お客さんの出足は遅かったけれど、
いつもの常連さんからはじめての人などたくさんの人が出たり入ったり。
ライブもクリスマスの曲を結構たくさん入れながら。

毎年思うんだけれど、クリスマスの曲って、ほんま西欧の曲って感じよなー。
こんなんは東洋にはないイメージだからかなぁ。
ぼくらにはないセンスで書かれた曲ばかりのような気がする。
子どものときに母親が買ってきて聞かせてくれたビング・クロスビーの「White Christmas」が僕には衝撃だった。
なんかあったな暖炉があって、ふかふかの絨毯が敷き詰めてあって、
じいちゃんばあちゃんから両親兄弟までいて、あったかな夕食、みたいなイメージだったから。
アメリカってすごーい、と思ったもん(笑)

ま、そんなこんなで今日も楽しいライブだった。
ほんまいつもここでやってると幸せな気分にさせてもらえるもんな。
音楽もお酒もミュージシャンもお客さんも、みんないいもんな。
ほんと、今年もありがとう。

今日読みおえた本:中山可穂 「天使の骨」

2008/12/18
楽器選びにいく。選定ともいうのかもしれないけれど、そんなえらそーではないので(^^ゞ。
ついでに自分もいろんな楽器吹いてみたい、ってのが正直なところか(笑)。

いついっても居心地のいい梅田のJ屋さんでいろんな楽器を試奏させてもらう。
各メーカの特徴とかを説明しながら。
うんうん、やっぱ個人的好みはYanagisawaかなぁ。
選ぶいいながら、結構自分で吹いて楽しんでしまう。

同じ楽器でも個体差あるので、気に入ったブランドのもので他を試したくて同じ梅田のDにいくがお休み。
なので、心斎橋のM楽器へ。ここでもさんざん吹かせてもらい、
よーやく決める。いやー、いい楽器やなー。決まってよかったよかった。

その後来週あるライブの打ち合わせY倉さんとをちょっと。
んで、さらにその後、また梅田のJ屋さんに戻って、先日壊れたリガチャの換えを。
あんまり種類無かったのだが、迷った挙句、高いのを買ってしまう。うーーん(^^ゞ

2008/12/17


黄色い丼!!!

昨日T田くんと約束したので、無理に早起きして(笑)ロビーに集合し、そのまま二条市場へ。
”黄色い丼”を食べに(笑)。
ここは市場といっても結構観光地化されているようで、
モノがどうかは素人なのでぜんぜんわかんないけれど、ちょっと高い気もする。
でも中央市場は遠いので、まぁいいかと、いろいろ軒先を冷やかして、
裏手にある食堂にはいる。もちろん注文はうに丼!!!

いやー、うまいわー、高いけど。価格も高いがきっとプリン体含有率も高いね(^^ゞ

その後、街を散策。札幌三大がっかり(?)のテレビ塔、
時計台、北大キャンパスのクラーク像
(指差してるやつって、羊ケ丘?だっけにあるそうね)なんかをめぐる。

お土産にと皆の期待を一身に集めていた(?)花畑牧場の生キャラメルを入手しようと、
開店前の大丸にいくが、すでに長蛇の列だったので、素直にあきらめる(:_;)

その後も街をうろうろして、また二条市場にもどってボタン老やら牡蠣やらくって、もう満腹。
コーヒー飲んで宿に戻ると、ちょうどチェックアウトの時間で、みなさんロビーに集合してた。
その足で送ってもらって新千歳空港へ。


時計台だ!!

自分用その他に毎度おなじみLetaoのケーキをガンガン買って、
ひょいと横を見ると、あの生キャラメルを持ったA田さんが!
「え!どうしたんすか?」「そこでうってるよ!」とのこと!
ささーーーっと走ってみてみると、
偶然ちょうど到着したところらしく、片っ端から売れていってたので、
なんとか入手!!!イエイ!あーー、散財したった(笑)。

で、出発までみんなとコーヒー飲んで、
神戸行きの僕だけわかれて搭乗。機上の人となる。
帰りの景色も期待したけれど、あいにく曇りがちでなにも見えず。
早起きだったので、ぐーすか眠る。

神戸空港(ちっちゃすぎ!)について、ダッシュでポートライナーにのり、
そっから阪急に乗り換えて甲東園へ。なんとか入り時間に間に合った!ふぅ。

SHU(Vo)3@甲東園Live Cafe CANDY

SHUに会うのは久しぶり。元気そうで何より。
今日のライブの曲なんかを説明してもらっているところにIさん到着。はじめまして。
いろいろセッティングをして、歌いやすいようにしたり、
サウンドチェックだ譜面だーといってるうちにお客さんちらほら。
あとはなるようになるさー♪

ライブはSHUワールドが展開。
Iさんのベースがふわふわ感あって非常に楽しい。
この2人、リハはさんざんやってるそうなのだが、ライブは初めて。
ましてや僕加えてはどーなることやら?って感じだったのだけれど、
いやいや、なかなか横に広がりのある音楽になって楽しいじゃない!?

今日読みおえた本:宮部みゆき 「淋しい狩人」

2008/12/16
朝結構早く起きて家を出て、駅前からバスにのって関西空港へ。
初めて北海道にいくのだーー!!へっへっへー。
バスの時刻が結構微妙だったので、一本はやめのやつにのったので、
空港には出発のだいぶ前に到着。
他のメンバーも一緒にいくのだが、ロビーでぼけーっとしててもしゃーないので、
さっさと搭乗手続きを済ませて、出発口付近で優雅にコーヒー。
もうこの時点で眠い・・・・。

出発時刻近くになってメンバーの皆さんも集まってきたので、
合流して搭乗。窓際の席だ、わーい!
滑走路が混んでいるのか、少し出発遅れる。

飛んだらさっさと寝ようと思ってたのだけれど、
すごく空がきれいで、空気も澄んでいて、景色がよく見える。
なので、ずーーっと景色を眺めてしまう。あまりにも綺麗なんだもん。
関空から奈良を横断して、伊勢湾の上を飛び、そっから新潟方面へ。
日本アルプスの山々の綺麗なこと。だいぶ冠雪している。富士山も遠くに綺麗にそびえて見えた♪

そっから海に抜けて佐渡の上を飛んで、秋田付近からまた陸の上。
その間にも磐梯とか、十和田湖とか(たぶん)いろいろ見えてすごい楽しめた。
んで、いよいよ下北半島をぬけて、北海道。
しかし北海道上空は曇ってたのだった、残念。


今年初めての積雪だい

少し厚い雲を抜けて降下すると、そこは一面の白い世界。
はじめてみる北海道という土地。
綺麗に区画整理された(しかも結構大きな区画よね、あれ)畑が延々とつづく。
白い世界に、少し灰色の飛行機の翼。なんだか鶴の翼のような、そんな錯覚に陥ってしまう。

やがて飛行機は新千歳空港へ。めちゃめちゃ広い空港やん!
飛行機から降りると少しひんやりした空気。
もう何年もいってないスキー場の空気のよう。こういう冷たい空気は好き。
ロビーでI原さんに出迎えてもらって、そのままバスで会場行き。

はじめてみる景色に少し興奮してちっとも眠れない(笑)。
高速道路わきにあった、なんだかレゴでつくったかのような、
カラフルな住宅街が印象的だった。なんか知らない土地って面白いなー。

札幌は思っていたよりすごく都会。
当たり前にあちこちに雪が積もっているのだけれど(でも今年はすごく少ないそう)、
その雪のたたずまい、というか、ありようが、なんか、「あ、そう?そこにいたの?」的な、
当たり前な存在感が新鮮だった。北陸や東北の、いかにも雪です雪なんです!的な感じとは違うのよね。
僕の住んでるあたりとかやったら雪って結構非日常だし。

会場入り。今日はディナーショーなので、ホテルの豪華な宴会場みたいなとこ。
でもステージもちゃんとある。着いたときは音響の準備中だった。
ので、ちょっと腹減ったメンバー有志と街へ。やっぱ最初はラーメンでしょう(笑)。
すぐ近所がらーめん横丁だったので、そのあたりをぶらぶら。
ま、どんなもんかとテキトーにその中の一軒へ。
いわゆる正しい北海道のラーメンぽかった(笑)。塩ラーメン食べたけれど、やっぱり味噌よね。

戻ってサウンドチェックからリハーサル。
JさんもZさんもお久しぶり!お二人はおとといから北海道だったそうで、
とくにおとといは根室だったらしく、「めちゃ遠かったわー!」とのこと(笑)そりゃそーでしょ。
初めての会場はなかなかなじむまで時間がかかるのだけれど、
まぁなんとかやりやすいようにしてもらってからステージの流れにそってリハ。

今日はじめての曲もあったが、その辺はバンドがいけてるのでちゃちゃっと。
僕は乗っかってるだけだから、様子見ながら必要なことをやっていく。
今日は2ステージあるけれど、内容が同じなので、実は曲数少ないし。
ま、ちゃちゃっとやっつけて、リハも終了。あとは本番まち。
その間にもゴハンたべたり。さっきラーメン食ったとこなのにねー。あー、太りそう!

1回目のステージは、さてどんなかなーっと。
Jさんとは大阪でしかやってないので(あ、名古屋もやったか)、
北海道でどんな風にウケるのかわからなくて。土地土地によって反応違うしねー。
北海道のお客さんはちょっとおとなしい感じ。もしくはJさんがコワいのか(笑)?
それでも、JさんZさんのすばらしい歌と、
あのある意味関西を煮しめたようなステージのノリがどんどん浸透していって、
だんだんのってきてくれたよう。でもそうなったぐらいでステージは終了。短いなー。
でも短いいうても80分ぐらいやってんねんけれど。どんなけしゃべってんねん(笑)!

少し休憩挟んで、お客さん入れ替わって2回目のステージ。
1回目よりはお客さんに対する慣れからか、わりとすぐに乗ってきてくれて、
あったまったステージとなった。知り合いも多かったみたいだし。
僕はというと、まぁ、自分のやるべきことをきちんと果たすという感じで、
まぁ、悪くはなかったかなー。でも、直前に(先週末に)リガチャを破損してたので、
ちょっと吹きにくかったし、なんとか持ってくれーと思ってたのが、持ちこたえてくれて、
内心ほっとした、というのが正直なところ。あー、ほんまよかった。
しかしJさんとZさんのコンビもどんどん密になってるよなー、スゴ。


ジン!ジン!ジンギスカーン!

終わってからちょっと楽屋でうだうだっとして、
いったん宿にチェックインして荷物とかを置いて、そのまま打ち上げに。
さーて何かなーと思ってたら、ここはやっぱり北海道!ジンギスカンやないか~~い!
Jさんとかは馴染みらしく、店主もやたらと親しくてエー感じ。
初めてなので地元の人にいろいろ教えてもらいながら食べたんだけれど、
これのウマいこと美味いこと!!!ジンギスカンってこんな食い物やったんや!目から鱗!
ラムって臭うってのはウソですな。新鮮だったら、牛肉よかウマい!
しかもダイエットにいいそうね♪
アホみたいによーけ食ってしまう。だっておいしいんだもん~~!

ほんま腹いっぱいまで食べたので、もうここでダウン。
その後も、って話もあったが、明日早起きしたいので、ここでおいとまする。
宿に戻ってやっぱ寒いので冷えた体を湯船につかって暖めて、お休みなさーい。

2008/12/15
松田一志(Vo)3@西宮北口えるえる

M田さんに会うのはSoulFever以来かー。
えるえるにもこのところ来てなかったなー。
ギターのN田さんがぎりぎりになる(そりゃ月曜だもんな)というので、
M田さんの店のマスターとでPAの準備したりして、あとは本番まち。

そのうちN田さんもやってきて、準備できたところでライブ開始。
M田さんのオリジナル半分、カバー半分。
やっぱりオリジナルほうがすごく合ってるよなぁ。
N田さんとのコンビネーションもばっちしだし(最近こういう小さな編成多いみたいだし)。
相変わらずなMCでお客さんもリラックスして、
いい感じのライブになった。

終わってからこれまたご近所さんの焼肉やさん(僕も何度もいってる)もなじみだということらしく、
来年のライブにも入れてもらえることに。うっほっほ♪

2008/12/14
今日もちょっとパーティーな仕事。
今日は昨日と違っていたってフツーだった(笑)

2008/12/13
パーティーな仕事。某高級ブランドのお得意様のさらにお得意様向けに大阪だけでやるパーティーだそう。
特別にしつらえたレストランに、1個しかないという超ゴージャスなシャンデリアまで。
いったいどんな人くんねやろ?

今日は外国人2人とトリオで。
2人とも日本語しゃべれる(結構いろいろ長くいるみたい)ので、
いろんなことに苦労せずによかった。
控えでは出身地のこといろいろ聞かせてもらう。

パーティーの出席者はセレブな人(なんやろな)ばかりだった。
いやー、世の中、金融不安で不景気不景気ーいうてるけれど、
そんなんまったく関係ない人らっておるのねー。へー。

今日読みおえた本:宮部みゆき 「かまいたち」

2008/12/12
Kansai Pheonix@梅田Sam&Dave

先週につづいてこのバンド。
今日はベースが違う人で・・・と思ってたら、
10数年ぶりにあうF田くんだった。いやー、めちゃ久しぶり。元気~?
彼のためにリハをちょっとやって、あとはお客さんまち。

今日は先週よりさらにお客さん出足遅め。やっぱ忘年会シーズンだから?
それでも遅くなりすぎてもアカンので、
ぼちぼち演奏を。
先週でだいぶ様子わかったから、今日は気楽に。
PAも上げておいてもらったので、しんどくなかった。

Jamesのオリジナルがほとんどだけれど、
思いっきりFUNKのカバーとかもやりたいなー。

2008/12/11
午後からちょいとスタジオへ。
お店もちょっとクリスマスの準備にはいってた。
もうそんな時期よねぇ。

2008/12/10
MITCH@梅田ニューサントリー5

今日はこのバンドもここでは最後。
師走ということもあってかお客さんも最初から多め。
今日もにぎやかなステージを3回。

今日はとくにTくんがすごく落ち着いた演奏でよかった。
なにか大きな変化あったんかなぁ。見事だった。

2008/12/9
昨日の続き、昼前から撮影スタジオへ。
久しぶりに中津にある三和スタジオのあるビルへ。
ここの3階に撮影用のスタジオあるそう。ちょっと迷ったけれど無事到着。

スタジオに入ると、僕の先に撮影をしていたタイコのO曽さんが真っ最中。
いろんなアングルから録られてるのを見てるだけで楽しい。
僕は次なので、見とれているわけにもいかないので、
着替えて身なり整えて。そのうち僕の番に。

いわれるがままに昨日録った音にあわせていろんなアングルから。
今回の映像はそのまんまの姿でなくて、シルエットを撮るそうなので、
なるべくアクションがでるような感じで。
途中からはくるくる回る台にまでのって(笑)いやー、見世物みたいで楽しい。

というか、撮影ってめちゃくちゃよーけスタッフさんいるのねぇ。
確かにあんなけのことをすばやく進めるには人数いるなーと。
そのチームワークや現場での対応など、見ていてひたすら感心。

さて、どんな映像ができあがるのか。
P社のショールームに行くと見れるそう。

2008/12/8


CharterOakのSA538B。これいい音♪

S水さんからの誘いがあって、朝からレコーディング。
なんでもP社の大型液晶(プラズマ?)テレビのデモ音源と映像をつくるそうで、
まずは今日その音を録ろうということになったそう。

福島にあるスタジオへ。
今日のメンバーはS水さん、Hさん、O曽さん、T中くんに僕。
そしてスタジオのブースからひょっこり顔をだしたのが、Sミ。これまた久しぶりな!

S水さん書き下ろしの曲をちょっと音出して練習したり、
プロデューサーと段取りや、曲の尺について相談したり。
一発録りで、しかも出来上がりが5.1chサラウンドだそう。
だいたいの方針が見えたところで、
スタジオにみんなまとめてはいってサウンドチェック。
そしてそのままの流れで録音に。

試行錯誤した結果、一発で録るけれど、途中をのばしのばしにしながらあとで縮めるほうが効率いいということになり、
その方法で数テイク録音。
T中くんにケツがあったので、それまでになんとかOKテイクをいくつか。

昼から残りの歌いれと、編集作業をして夕方ごろにはなんとか2バージョン作成。
いやー、話の早いプロデューサー、作業のスムーズなオペレーターと仕事すると、
楽でいいわん。

今日読みおえた本:栗本薫 「風雲への序章」(グインサーガ123)

2008/12/7
オフ。今日も何もしない。今月はあんまり休みないから骨休め(笑)。
ほんと寒くなったのもあるので、スーパー銭湯にいく。
昔から父親ににてカラスの行水と言われるくらいお風呂が短かったのだけれど、
最近は長いことお湯に浸かるのも好きになってきたので。
日曜日だから結構混んでいる。
風呂にふつーに入ったり、岩盤浴したり。
いやー、ちょっと体も復活、かな?

2008/12/6
オフ。昼までぐーぐー寝る。ちょっと疲れがたまってるのか?
師走になったし、いずれ大掃除もしないといけないのは分かってるので、
その前準備ということもかねて、必要なものを買いに電器屋さんへ。
もう長い間蛍光灯とか変えてないから、だいぶ暗くなってるもんな。
年末の電器屋さんは混んでた。楽しそうなもんたくさん売ってるなー。

めったにそんなことないけれど、福引きであたりでた♪うれし。

2008/12/5
Kansai Pheonix@梅田Sam And Dave

先月から一緒にやってるラッパのJのバンド。
前回いろいろやったからだいぶ覚えて楽になってる・・・はず。
今日はもうみんなと一緒に入って、リハをちゃちゃっとやって、
あとはお客さんまち。街は少しずつ師走ムードで、
お初天神周りは忘年会シーズンのはしり。だからお客さんの足も遅い。

ちょっと遅い目にはじまる。
今日はちょっとPAの音が小さかったのか、やりにくかった。
ので、吹きすぎた。いかんいかん。
2回目のステージぐらいになると、いわゆるーな連中がたくさんきたので、
いきなりお店は怪しげな雰囲気になったのだが、
どっちかいうたら、こんなんのほうが好きなのよねー(笑)

今日読みおえた本:栗本薫 「豹頭王の苦悩」(グインサーガ122)

2008/12/4
昼から去年もやった住吉大社さんのアナウンスのレコーディングを。
あ、ぼくがしゃべる訳じゃないのよ。Sみんのナレーションを録る即席エンジニア。
家でやったのだけれど、裏の工事と、裏の保育園の子供の声が結構響いて、
録るのに苦労。でもなんとか終えられてよかった。

夜は三宮へ。

Word Of Forest@三宮BigApple

今日はいつものような曲から。
毎回ライブで「難しいなーこれ」とおもってるM本くんの曲たちも、
こうやってライブやってるうちに慣れてくる。
その慣れもいい感じになってきたので、
来年にでもまた録音して2枚目つくろうかーという話に。こりゃ楽しみ。

2008/12/3
ホゲホゲ団@京都CANDY

この店に入る時間は比較的遅いのだが、
この季節になると、もうすっかり家をでるのが暗くなるころになってしまう。
だからなんか遅刻してるような錯覚に陥ってしまいそう。

お店について、メンバーとだらだら。
いつもだらだらしてる気がする。曲とか決めないといけないのだが、
いつもS村君やらY本くんといらんことばっかりしゃべってしまい、
ちっとも建設的なことにならない、わはは。
リーダーが来るころになって、やっとこさぱぱっといろいろ考えてライブに臨む。

今日は割りとスタンダードな選曲で。
S村君がやったバラードがとてもよかった、いいアイデアだし。
かくいう僕は風邪のせいか、終始ぼーーっとして、切れ味なし、ううむ。

帰りがけ、寒かったし、おなか減ってたので、駅前でたこやき買う(めったにこんなことしない)。
ウマウマ♪

2008/12/2
今日もオフ。
ちょっと練習にいったりするがめちゃ寒い。無理!

2008/12/1
早いもんでもう師走かー(ってこの台詞毎年書いてるような気もするが・・・(^^ゞ)。
昨日遅かったので、今日はだらだら。せめて今日ぐらいだらだら(笑)。

向山貴彦, 宮山香里 – 童話物語

指輪物語やグイン・サーガのように隅々まで細かく設定された世界観で描かれる壮大な物語。クローシャ大陸という場所に生きる人々。妖精のいる世界。

主 人公ペチカがすんでいた村を追われ、果てしない旅に出かける。その村で出会う妖精フィツ。ペチカをいじめるルージャン。教会の子守をする怖い守頭。旅でさ んざん世話になるおばあちゃんとロバのテディー。やさしくしてくれるオルレアとハーティー。そのほかいろんなひとや物事にもまれながら少女ペチカは成長し ていく。

ファンタジー感あふれる作品と世界観なのに、主人公ペチカのどこまでもひねくれて捻じ曲がった性格が最初読んでいて本当に 「いーーーっ!!」となる。途中優しい心に出会ったり、心温まる出来事に触れても、彼女の屈折しきってしまった心はなかなか素直になれない。たったひとこ との「ありがとう」さえ言えない。どうしてそんなに歪んでいるのか、読んでいて心苦しくなるほど。「どうしてダメなんだろう」「どうしてうまくいかないん だろう」そんな気持ちばかりが先行してしまう。諦めてしまいたくなるぐらい長い話の果てに、世の中の憎しみ(つまりそれは自分をも含む)に向かい合ったと き、彼女の心に今まで嫌だったり憎んでいたり信じられなかったりした物事を許すことによって、それらは救われ嫌じゃなくなり受け入れられ信じられるのだと いうことを知る。そんな彼女の成長した姿がまぶしい。

こういうファンタジーのようなものの場合、なにか困難とか問題とか冒険とかそういう ところが主眼になりがちだけれど、それもちゃんと踏まえて、夢のある世界だけども現実の世界に近い感じ、冒険の数々を描きつつ、主人公の内面、すなわち人 間の生き方、苦しみ、そんなものを見事に描いている作品というのは少ないのかも。長編だけれど、あっという間に読んでしまった。

ここまでよくできて、楽しく、かつ人間の嫌な部分を見事に描ききった向山氏がこの作品を20代前半で書いたというのが信じられないくらい。また宮山さんの絵がこの作品によくあっている。

童話物語〈上〉大きなお話の始まり
童話物語〈上〉大きなお話の始まり
童話物語〈下〉大きなお話の終わり
童話物語〈下〉大きなお話の終わり

 

辻仁成 – オキーフの恋人 オズワルドの追憶

ものすごい大作やった。物語の面白さも小説としての巧みさも読み応えも十分。すばらしい!!

新たな連載をはじめる大事な時期なのに失踪し てしまった大作家を捜すはめになってしまう出版社の編集者が主人公の「オキーフの恋人」という物語と、その大作家が連載する探偵小説「オズワルドの追憶」 (小説中小説というのか?)が順番にあらわれるという構成の長編小説。上下巻で1200ページぐらいあった。

上巻において最初は同時並行 に進む両方とも魅力的でそれぞれ面白い物語たちであるが、下巻に進むに従って「オズワルドの追憶」が「オキーフの恋人」に侵入していく。そのあたりからの 明らかになっていく物語の本当の姿や、そのスピード、どんでん返し、そして物語の結末がすごくおもしろい。そこまで長くかかって発展していった物語が最後 にはじけ、「生きているということはなんなのか?」という作者からの問いかけが浮かび上がってくる。

うまく書けないけれど、「人にとって の人生の実感となる記憶とは何か」「人が生きているということは何をもってなのか」などという生きていく上であまりにも身近過ぎ、また当たり前にあるもの すぎて考えもしないこと、そして、「神とは何か、悪魔とは何か」「正義とは何か」というような、多種多様な価値観が同時に存在している世界にとっていちば ん厄介な問題(誰しもが自分が正義であるからゆえ)をテーマに描かれいると思う。

含蓄多い言葉やエピソードや、なるほどとうなってしまう台詞がたくさんあって、何がいいかなんて選べない。辻さんの本でも今までのなかで1、2争うぐらい好き。

オキーフの恋人 オズワルドの追憶〈上〉
オキーフの恋人 オズワルドの追憶〈上〉
オキーフの恋人 オズワルドの追憶〈下〉
オキーフの恋人 オズワルドの追憶〈下〉