4冊目。4つの短編。やっぱり面白い。たしかにこうやって続けて読んでいると、話口とか展開が似てもなくないので、飽きてしまいそうになるけれど、でもそこはネタの面白さ、新しさ、意外さなんかのほうが勝るわけで、飽きはしない。
「東 口ラーメンライン」「ワルツ・フォー・ベビー」はふうんという感じだったけれど、「黒いフードの夜」は実際こういうことがいまもあるんだろうなー、という 少年売春とその背景、よその国の出来事だけれど目の前にある事、この国では考えられないようなこと、そして流れてきた外国人にとっては日本は本当は夢の国 なんかじゃないという事実にうーんとうなり、表題「電子の星」はたぶんほんとにこういうアングラSMの世界があってと想像が膨らんでしまう一作(漫画だか テレビかでみたような気がする)。
面白い。また一気読みしてしまった。
