奇跡のシンフォニー

原題「AUGUST RUSH」(8月の狂騒)。まー、このままのタイトルだったら映画の内容わかりにくい(これは主人公の男の子が一時面倒をみてくれるおっさんにつけられた 芸名なのだが)から適当な邦題つけるのはいいと思うけれど、うーん、ちょっと違うような気がするけど、まぁいいか。「音に導かれて」とかそんなんのほうが いいよーな(笑)違うか(笑)。

偶然出会ったボーカリストの父とチェロイストの母。しかしそれは本人たちの希望とは裏腹に一夜限りの短い 出会いとなってしまい、2人はお互いが何者かもしらずに別れさせられてしまう。しかしそのとき母には子が宿る。しかしその子は不幸にも引き離され、施設に いれられてしまう。ところがその子には天性の音楽の才能が。彼は世の中のあらゆるところから音楽を受け取る事ができるのだった。

ストーリーはともかくとして、あちこちにちりばめられた音楽がすごくいい。主人公が開花させていく音楽の才能と、そこから生まれる音楽がすごく素敵。父親がやってたバンドのバラードがとても好き。全体に無駄に過剰な音楽がなくてよかったと思う。

物語のあちらこちらにでてくる音や音楽に関するちょっとした台詞がどれも沁みた。

絵に描いたような、でも嫌みじゃなく静かなハッピーエンドでよかったけれど、ハッピーエンドでなくてもよかったなとも思う。

奇跡のシンフォニー
奇跡のシンフォニー

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