THE SAX 48号に記事を書きました

「THE SAX」というサックスとその演奏者に特化した雑誌があって、もう48巻を数えるほど発行されているのですが、この雑誌にちょっとだけ記事を書かせてもらいました。

インタビューだどうだってことではなく、実はこの雑誌には「日々徒然」 というSAX奏者が連載しているコーナーがあって、毎回SAX奏者が自分の思うことを書き、また次に誰かを紹介して・・・・という風に続いてるものなのですが、そのコーナーを名古屋でいろいろお世話になってるすごく素敵なバリトン奏者の岩持氏から指名いただいて僕が執筆するということになったのです。

こうやって好き勝手にブログやホームページに書くのは得意というか何の苦もなくできるのですが、公の雑誌だし、文字の制限があるし(これが今回どんなに厄介なことか知りました)、ヘタなことは書けないけれど(どっちかいうと宣伝とか上手く自己アピールしたくなってくる)自分が思っていることを書きたい、となるとすごく悩んで、うれしくて二つ返事で引き受けたものの締め切りが近づくまでぜんぜん筆が進まなかったし、書いてからも読んでみたらいまいちだったり、一生懸命書きすぎて文字数をかなりオーバーしてしまったり、すごく難しかったです。とくに難しいなーと思ったのは、そうやって文字数オーバーしたので削る作業をするわけですけれど、これをうまくやらないと、意図どおりに思っていることを伝えることが出来ない文章になってしまうため、細かな表現を工夫したり文脈を調整したり言葉を選びなおしたり、僕には大変な作業でした。

大変でしたが収穫もありました。僕は本を読むのが大好きなので、作家さんたちが毎回毎回こういう苦労をしてるんだなと、垣間見ることができたのがよかったです。ほんの少しですけれどね。また、この影響からか、最近では映画とかでも(時間を限られるという意味では同じですよね)ところどころに挟み込まれる何でもないシーンとかを見て「なぜこのシーンがあるんだろう?」とか考えるようになってしまいました(笑)

というわけでこの雑誌、本日7/25発売で全国の書店に並んでいるはずです。もし見かけたら手にとっていただけたらうれしいです。ぼくの記事はさておき、サックスという楽器に携わるひとには毎回とても興味深い記事がいろいろあるので、面白いと思いますよ。

ちなみに次の記事にはあのお方を指名しました・・・・遊び友達D氏です(笑)

発行元:アルソ出版

 

 

“THE SAX 48号に記事を書きました” への2件の返信

  1. どうも、カドーンと申します。
    「THE SAX」vol.48 を購入し、武井さんのリレーエッセイ日々徒然、読みました。
    書いてある事、ホントに共感します。
    (僕はプレイヤーではなく専ら聴衆でありますが。)
    フレーズやテクニックが抜群な人は巷にゴマンといらっしゃって、そればかり
    耳についてしまいがちですが、武井さんのパフォーマンスには、soul & only one
    を感じます。
    これからもぜひ「全国区」でご活躍をお願いいたします。

    1. カドーンさん、先日はありがとうございました。
      リレーエッセイ、頑張って書きましたが、内容の生意気さもさることながらちゃんと思ったように読者のみなさんに伝わっているのか不安だったのですが、ちょっと安心しました。楽器がうまく操れることは大事だと思うのですが、それだけになってしまうと音楽からは離れていってしまうのじゃないかなと思ってます。まぁぼくは自分にできることしかできないのでなんともなのですが、「僕の音」というものを求め続けています。もっと地に足のついた感じになれたらなーと。いろんなひとに聴いてもらえるように頑張りますね。ほんとありがとうございます!

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