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よしもとばなな – 彼女について

ずっと読んだ本のレビュー(というか自分に対する備忘録)を別のブログに書いていたのですが、今年2012年からこっちにまとめて見ることにしました。もちろんあちらにも転記はしますが。

だいぶ読んで感想書いてないのがたまってきていてあせっています。備忘録書く前に忘れそうで・・・(^^ゞ

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あいかわらずよしもとさんのつむぐ物語は不思議なテイストを持っている。たぶん章立てとかそんなものがなくて、区切りがはっきりしないのと、シーンの移り変わりがスムーズというかあんまりきっちりしてないあたりが要因だとおもうのだけれど。とにかく誰かのお話を聞いているような気分になってくる。

魔女であった母が悲しい最後をとげたときに呪いをかけられた娘由美子、そしてその母の姉(彼女も魔女だ)の息子昇一と出会い、その呪いを解く旅にでる・・・・

ちょっと現実ばなれしているような感じがするけれど、物語自体はいまの社会(世界)と地続きのような世界観。ちょうど「西の魔女が死んだ」と似たような感じかも。でもおなじリアル感があったとしてもこちらのほうが少し白昼夢のような、なにかうすいベールがかかっているかのような印象を受ける。それはそのまま主人公の置かれている状況にも似ているんだけれど。

2人の生い立ちやいまの状況がちょっとずつ明かされながら2人は過去の忌まわしい事件に関わる人や場所を訪ね歩く。そして少しずつ主人公のもつれていた気持ちをほぐしていく。そういう過程を一緒に追っていくことで、生きていること、苦しいこと、楽しいこと、死んでいくこと、そんなだれもが人生で感じること体験することを諭されていく。

ちょっとおとぎ話のような気分にもなってしまうし、結局なんだったんだろう?と思ってしまいそうになるけれど、読み終わったあとにどこか気持ちが軽くなるような、そんなお話。

Comments:2

梨緒 12-01-13 (金) 13:39

トラウマって、呪縛なのかな。最後は解き放たれて昇華できるんだけど、・・・心に悲しさは残りましたね。よしもとさんらしいのだけど・・・

tsutomu takei 12-01-14 (土) 1:47

あるいみ呪縛という意味になるんじゃないかなぁ。物語は昇華してすっきりしたような気がしたけれど、確かに悲しい、というか寂しい感じしましたね。すがすがしい寂しさというか。よしもとさんらしいですねぇ。でも好きですよ、やっぱり。

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