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ROYAL HAT

何度このドアをくぐったことか

何度このドアをくぐったことか

またひとつ、ながい時間お世話になったお店が幕を閉じることになるそう。淀屋橋の少し裏手にあるイングリッシュパブ・ROYAL HAT。心斎橋コーヒー院研究所というコーヒー豆屋さんがあって、そこが作った店なのだけれど、オーナーの趣味でお店は英国風で、パブと喫茶とレストランが3軒併設されていて、どれもすごくおしゃれで、料理もケーキもお酒も、もちろんコーヒーもすごく美味しい。すごく居心地がよくて、気前のいいお店で、いつ行っても楽しい、そんな場所だった。

ここには最近では年に2度ぐらいだったけれど、一時はほんと毎月のように出演させてもらっていた時期もあった(ライブは月に2回だけというペースをずっと守っていた)。たぶん15年前ぐらいに後輩のS君が売り込んでこのパブで投げ銭でのライブをするようになったのが始まりように記憶している。そのころ彼から何度か連絡もらったけれどなかなか都合あわなくて、行くようになったのはそれからしばらくしてから。お店のあちこちに貼られている写真をみるとほんと沢山のミュージシャンが出入りしていたことがわかる。

そんな居心地のいいお店(ほんとオーナーの人柄、そしてスタッフさん達のやさしさ、それが大きい)でのライブは本当に盛り上がって毎回楽しかった。いい酒・料理と目の前で繰り広げられる音楽。安くて気軽に入れるし、チャージはチップ制だから楽しかったらその分入れる、というすごく真っ当なシステムで、いつでもわいわい、やってるほうも聴いてるほうも自然と打ち解けて、お酒も音楽もすすむ、そんな店だった。ここでほんといろんな演奏をしたし、いろんな人に出会えた。

そう、ぼくたちミュージシャンは自分で音は出せはするけれど、人と出会えるのは演奏できる場所があってのこと。音楽をするひとと、音楽が産まれる場所と、音楽を聴くひとたち、というのは三位一体。これらがうまくバランスとれているとすごく素敵なことが起るし、そこで産まれたもの、共有したものからまた新たなものごとが動き出す。このお店で何も考えないでこういうことを享受してきたけれど、ここまでにするには大変な努力と忍耐、挑戦が必要だったんだろうなと今更ながらおもう。

かわいいゲート

かわいいゲート

つい先日、お店が閉まるらしい、しかも27日がライブ最後らしい、という話を聞いて、昨夜ほかでのライブ終わってから駆けつけた。もうちょっと早く行ったらライブに間に合ったんだけれど、残念。みんな待っててくれたらしい。メンバーのポールさん畑さんSammyさん原さん永田くんも残ってたし、もちろんオーナーも。ちょっとの時間差で唐口さんもやってきて、みんなでちょっと呑んだ。やっぱりこの雰囲気、いいなぁ。こういう風にアフターでミュージシャンが集まって、というのも少なくなってきた。

こんなお店がなくなるのは本当に寂しい。過ごした沢山の時間と楽しかった記憶、毎回楽しみにしてたお酒や料理の味。まぁ、そりゃいつまでもあるものではないけれど、突然ぷつりと切れてどこかへいってしまうというのは、それらの思い出もどこかにいってしまうようで。うまくこのまま誰かが継いでくれるといいのだけれどなあ。うまくいって欲しいなぁ。

お店は3月いっぱいまでだそう(結局ライブもあと2度ほどあるみたい)。3月の半ばぐらいになったら中庭でもゆったり呑めるかな。まだ寒いかな。せめてもう一度は行こう。

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店内はオーナーが集めたものでいっぱい

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カウンターの天井はコースターまみれ

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緑豊かな中庭

ずいぶん昔の僕の写真も

ずいぶん昔の僕の写真も

 

よく呑んだカウンター

よく呑んだカウンター

ROYAL HAT – たくさんのいい時間を過ごさせてもらえて、本当にありがとう。角川さん、お疲れさまです。

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