先週、本当に久しぶりにパーカッション&ボーカルのカルロス菅野さんの熱帯Super Jamに参加しました。このところお誘いいただいてもなかなかスケジュールが合わなかったりして行けなかったのですが、ようやくです。しかも今回は船旅。日本船籍でいちばん大きな客船”飛鳥II”のクルーズツアーの中でのイベントとしての演奏でした。
船自体での演奏もほぼしたことないですし、ましてやこんな豪華客船なんて乗るのが初めてなので、乗る前からワクワクしていたのですが、乗ってみるとそれは期待以上でした。やっぱりいいですね、船は。レストランやカフェもあれば、プールもあるし、大きなお風呂もあるし、一般的な客室を使わせてもらいましたが、長旅に対応できるようにウォークインクローゼットもありましたし、ソファーもあってのんびりくつろげる客室でした。
もうそういう文化はなくなってるのかなーと思っていたら、出港時には紙テープ投げも(もう20年ぶり以上だったかも、やったの)あったり、鳥羽では赤いハンカチーフを振って別れを惜しんだり、それらを乗客みんなで楽しんだりも。夜はメンバーの一部で船内のカジノでブラックジャックでやたら盛り上がったり(国内なので賭けはないですけどね)、食べるものもなんでも美味しく、メンバー&スタッフ一同で船旅を存分に楽しみました。
そしてもちろんメインイベントである演奏もすこぶる楽しかったです。ラテン自体も大好きですが、こういうセッションは刺激的ですし、とくに今回は初めましてのメンバーが半分だったので、彼らと音を合わせるのが非常に楽しく、コンパクトなステージでしたが存分に楽しみました。もちろん聴いていただけたお客さんもそうだったらいいなーと思っています。カルロスさんもすっかり全快してパーカッションに歌に八面六臂の活躍で、とても嬉しかったです。少し風の強い夜だったのでステージ中も少しだけ揺れがあったりしましたが、それも洋上ならではのことと楽しめました。
終演後は着替えてディナーへ。少し慣れないドレスコードに戸惑いましたが(インフォーマルって意味をあんまり理解できてなかった^^;)、一同でわいわい食べて飲んで楽しい夜は更けて行きました。
久しぶりにこうやって何日か大勢のメンバーと過ごし、旅をして、すっかり贅沢気分を味わせてもらいました。またこういう機会がくるとうれしいなあ。というか熱帯Super Jamまた参加したいです。ガッツリした演奏もしたいですし。
そして、やっぱり船が好きです。海の上といのも気持ちいいものですが、モノとしての美しさとかね(とくにこういう客船は)。あちらこちらでみかける長年たくさんの人に大事に使われてきたモノが見せる美しい劣化具合とか、ふとした時に感じる重油の匂いとか。重低音でうなる機関の音とか。まあ慣れない振動で初日は眠りにくかったですけど、二夜目はすっかり慣れましたし。こうして偶然にも自分がいた会社の製品に乗ることができたのがとても嬉しく不思議な気持ちで、感慨深かったです。
お世話になったみなさん、ありがとうございました!
熱帯Super Jam
カルロス菅野(Perc,Vo)、奥村晶(Tp)、青木タイセイ(Tb)、武井努(Ts)、中島徹(Pf)、箭島裕治(B)、岡本健太(Ds)
おまけ