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田口ランディ – 忘れないよヴェトナム

ランディさんがまだ大分若い頃にふとしたことから偶然にも訪れるベトナムの旅行記。

96年頃に書かれた本なので、もしかするともうベトナ ム(とくにホーチミンとか)はダ大分様子がかわってしまっているのかもしれないけれど、この本を読んでみても、一度訪れたくなる国。ホーチミンからはじま る旅行は、その文章からも、あのアジアの南方の特有のむっとするような湿度と、街の騒がしさがつたわってくる。行った事ないけれど、なんとなく想像でき る、アジアの街角たち。

しかしこのときのランディさんはベトナムが気に食わなかったみたい。それは彼女の状態がよくなかったからかもしれ ないし、ベトナムと彼女の波長があわなかったからかもしれない。なので、彼女は10年前にたまたま友人からきいた「メコン川に沈む夕日を見る」という目的 をもってメコンデルタへと出かける。そこは何か彼女にひっかかるものがあったらしく、カントーという街を中心に彼女はだらだら居座ることになる。なんか、 うらやましいなぁ。

旅行記といっても、話の中心は出会った人間のことが大半。しかも偶然こんなにいろいろ出会うか?というぐらいいろんな 人がでてくる。それらはベトナム人だけではなく、旅行をしてる日本人、外国人、さまざま。こんな人たちに出会える旅というのは、ほんと楽しいんだろうな。 でもそういうことができるのも、彼女の持ち前のバイタリティからだろう。本人はそう思ってないかもしれないけれど、ほとんどしゃべれない英語を駆使して人 とつながって行く様子はうらやましくもありほほえましくもあり。いいな。

でもほんとは外国にいくって、旅行ということは楽しくても、煩わ しいこと(とくにこういう国々にいくと)も多いだろうし、危険もたくさんある。それでもやはり旅することに憧れるのは、もともともっている素質なのか、そ れとも旅というものが抱かせる幻想なのか。こういう旅をしてみたい。でもたくましくないと。

旅に出たくなる本だった。
2001 幻冬舍文庫

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