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田口ランディ- ほつれとむすぼれ

エッセイ集。たくさんの短いエッセイが含まれているので、少しずつ丁寧に読めるし、彼女の息遣いやその時の心の揺れがダイレクトに伝わってくるようで、とても吸い込まれてしまう本。

細かな感想はさておいて、基本的にこの人が大好き。きっととてもかわいい人なんじゃないんだろうかと勝手に想像しているんだけれど、文章からも、その飾らないというか正直な、わからないことはわからない、右往左往したり苦しんだり悩んだりしている姿をそのまま描いて、それがカッコつけてるようでカッコ悪いなーということをそのまま正直に書いてるとことか、素の彼女の姿が(彼女自体はそれをカッコ悪いとか偽善的だとか言うかもしれないが)透けて見えてくるようで、すごく好感が持てる、というか共感できることがある。もちろん意見の食い違いはあったとしても、それは食い違っているものでそれは悪ではない、というニュアンスで対峙することができる。

小さなことに揺らされ、しょうもないこと(でなかったとしても)に悩み、喜び、そんなことたちを正直に紡いでいっている文章は何か読んでいるというより、話しているような気分になる。そう、確か以前も彼女の文章にはそういうことを感じた。そういうところがとても好きでいいなと思う。

たどたどしいと言われるかもしれないけれど、言葉では滑らかに伝わらないからこそたどたどしくなる、そのたどたどしさに何か生きるヒントをもらえるよう。素敵。

角川文庫 2008

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