吉本百年物語 5月公演

GWのミュージカル「ユニバース」が終わったばかりなのですが、その翌日から表題の公演の練習がはじまり、連日深夜(というかすっかり朝まで)リハーサルが続きだいぶへとへとになってしまったていたのですが、ようやく昨日12日にゲネプロを終えて、今日13日プレ公演、明日14日初日となりました。

ステージから見るとこんなんです
ステージから見るとこんなんです

バンドだけでのリハーサルから、演出とからめながらの細かな調整、役者さんが入ってのタイミング合わせ、実際にNGKでの場当たり・リハーサルと短い日数の中で演出の湊さんはじめ主演者もスタッフもみんなすごくがんばって、ようやく形が出来上がったところなので、初日をどんな気分で終えているのかいまからドキドキなのですが、舞台の一部としてちょっとでも役立つように僕もがんばってステージに立ちたいなーと思ってます。

演奏自体はそんなに難しくないのですが(たぶん)、実はクラリネットでの出番が結構多いのでちょっとテンパってたりするのです。が、まぁ今できることは精一杯やったので、こっから徐々に上手くなっていけたらなーと。「ユニバース」でもクラちょっと吹きましたが、まぁそれとは比較にならないですからねぇ。怖いもん見たさで見に来ませんか?(笑)うそうそ、主演の六角精児さんをはじめアチャコ役の中川家礼二さん、エンタツ役板尾創路さん、西村和彦さんその他の出演者のみなさんが素晴らしいし、お話も面白く、吉本だけれどお笑いだけではない大真面目な舞台、結構見応えあるものになると思います。ぜひ楽しみに来てほしいと思います。

バンドの楽屋です
バンドの楽屋です

今日ゲネプロが終わったあとに、出演者を集めて演出の湊裕美子さんがこんなことを言いました。

”演出上あやふやな部分があったとして、でもなんとなくで出来るからそのまま毎日の公演をつづけていくことというのはできるけれど、そのちょっとした部分のために本当ならもっともっと賞賛を受けてもおかしくない舞台がそうではなくなってしまう。一人一人の出演者にしてもそう。常に進化していかないといけない。そして最高の千秋楽を勝利で迎えるためにがんばって欲しい。今回の公演は誰一人代役がいない公演。誰一人欠けることができないし、もし何かあってけがでもしたらその日でこの公演は終わってしまう。だから心して臨んでほしい。”

今回の公演だけでなく、これは表現者みんなにあてはまること、そして人生哲学そのものだなと思いました。ゲネの合間には湊さんの細かな演技指導を見てたのですが、たとえ台詞がちゃんとしてて演技もちゃんとしてても、役者がそのとき何を表現しなけばならないかわかってないと、やはり見てる方にはちゃんと伝わらないということを繰り返し言ってました。これが演技になるとごくごく普通の仕草になるのですが、演技が普通になるということの難しさを垣間みたような気がします。細かなことを積み上げて大きなことを皆で成し遂げる、今からのひと月ほどがほんと楽しみです。精一杯がんばります。

◆5月公演◆ キミとボクから始まった
出演:六角精児、板尾創路、中川礼二
西村和彦/内場勝則 南圭介
なだぎ武/菰池剛史 立川貴博/中川家 剛
海原ともこ 海原やすよ
毛利大亮(ギャロップ) 林健(ギャロップ)

会場:大阪 難波?なんばグランド花月
開演 :19:00 (平日?土曜日?祝日) / 16:00 (日曜日) (会場は開演30分前)
料金:全席指定 1階席7,500 2階席6,000
休演日:5/17、19、31、6/2

※ダンスホールのシーンにおける楽団員として登場する予定です(もちろん演奏します)。個人的に休演日以外に5/18、25はお休みします。

(おまけ)

楽屋への差し入れ
こんな差し入れも、六角さんすてき!

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