栗本薫 – ボルボロスの追跡(グイン・サーガ 106)

106巻!100巻出たの去年なのに、もう106て!えらいペースでこのところ進んでるけれど・・・、さていったいどうなるのやら?しかも読み遅れてるし

内容については書かないけれど、このところグインがメインででてきてるからうれしい。強いグインがいると楽しい。こういう風なトーンがいいなぁ。

でも、なんかむかしに比べて時代は中世風だけれど、登場人物の言動とかコトバの端々に現代を感じちゃうのよねー、ま、いいか(^^ゞ

早川書房 2006

栗本薫 - ボルボロスの追跡(グイン・サーガ 106)
栗本薫 – ボルボロスの追跡(グイン・サーガ 106)

栗本薫 – パロへの長い道(グイン・サーガ 108)

108巻まできたぜ。著者のだんないわく「”ちょっと峠の寄り道”のような巻」。なるほど、本編のことなのだけれど、これ自体枝サーガ的な話になっていて面白い。しかもこんなところにこんな人がいて、あぁいう話をするかー!えぇぇ!というような内容だったりして(かけません)

グインってほんま何ものなのか?もう四半世紀ぐらい疑問だわ(笑)

早川書房 2006

栗本薫 - パロへの長い道(グイン・サーガ 108)
栗本薫 – パロへの長い道(グイン・サーガ 108)

栗本薫 – 流れゆく雲(グイン・サーガ 107)

ちょっとお休みのような巻。前巻の追っかけっこはおいといて、パロでのおなはし。ひさびさにまともなレムスが出てきた。まだなんだか頭の中では14、5歳のままなんだけれど、もう21かぁ。表紙も大人っぽいしなぁ。

アキレウス大帝とかも悩んでるみたいだし、お国元にはやくかえれますように>グイン

早川書房 2006

栗本薫 - 流れゆく雲(グイン・サーガ 107)
栗本薫 – 流れゆく雲(グイン・サーガ 107)

江國香織 – 流しのしたの骨

いつ読んでもどれを読んでも江國さんの本は時間がかかってしまう。行間に描かれてることが多いから、というより、行間がその行間に描かれているのと同じスピードの時間をもってるからなんじゃないか、と思う。つまり主人公とかがゆっくり考え事をしたら、こっちの読むペースもその考え事が終わるまで進まない、みたいな。

なんでもない、フツーだけれど、やっぱり変わった家族のお話。個性的な4人兄弟姉妹と両親の世界。友達とかとは会うからその人となりはわかるけれど、その家族の様子なんてことは、その家に入り込んでしまわないかぎり、わからない。だからこそ、お隣なのに別の国のひとたちのよう。たしかに言われてみればそのとおりかも。よそ様の家族の不思議な行動なんてわかんないもん。

それがじんわりと描かれてる。読んでるとわかんないけれど、ちょっと覗き見してるような、そんなへんてこりんな感覚になる。

こと子ちゃんみたいな人って、いそうでいなくて、いそう。

新潮社 1999

江國香織 - 流しのしたの骨
江國香織 – 流しのしたの骨

乙一 – 死にぞこないの青

またまたまた乙一。クラスで何故かいじめられるというか、暗黙のうちに最低身分にされてしまう主人公に、自身の精神的な分身として現れる猟奇的・残忍なアオ。

ほかのものに比べて、長いからか、それとも作者が小学5年生の視点というか思考レベルというか人格になりきって書いた(ように読める)からか、全体的にもちゃもちゃした感じがするんだけれど、それ自体、狙った表現なんじゃないかな、と思う。ここにも実際誰しもが少し感じるような、自分と世間とのギャップ、人の目、評価、常識等々、普段は空気のように存在してるものが、やたらと重圧と感じるタイプの人間が描かれている。自分も実際こんなとこあるから。

うまくかけないけれど、その「なんだかもーーっとした感じ」が見事にもーーーっと描かれてるように思えるし、そっから子供だからこそのおかしな、猟奇的な、一発逆転な(うまい言葉を思いつかない)解決法に至ってしまうあたりが、ほんと子供っぽい、リアルさ、を感じる。

ぞーっとする感じじゃないけれど、じめっと、いやな感じだ。

幻冬舎 2001

乙一 - 死にぞこないの青
乙一 – 死にぞこないの青

乙一 – 夏と花火と私の死体

はまってます、乙一。表題ともう一遍からなる本。

ミステリーというかホラーというかという感じなのだけれど、結構ホラーは不得手なのだが、コノ人のものはすんなり入ってくる。というのも、グロさがない、というか、グロさを表立って現していないということだからか?じぃっと考えると結構グロかったりエグかったりするのだが、それが何かにつつまれたようにまろやかな語り口になっている。

両編とも想像すると絵的にはかなりきついものなのだが、その語り口と登場人物のキャラによって中和されているというか、そのへんのバランスが、また意識的なものを感じないくらい自然でいい。もともとこうであったかのよう。

うーむ。16歳のときに書いたんだと。いったい何者。会ってみたい。

集英社 2000

乙一 - 夏と花火と私の死体
乙一 – 夏と花火と私の死体

乙一 – さみしさの周波数

また乙一。いろんなタイミングで書かれた短編集4編。相変わらず設定がおもしろくていいな。表紙から見ても想像できるように、ちょっと青春ぽい。

最後の一遍「失はれた物語」、ネタとしてはよくあるタイプなんかもしれないけれど、なかなか描写もおもしろい、んで、切ない。で、そんな幕切れはやだ!(T_T)

今まで読んだものに比べると、比較的読みやすいように書かれたものなんちゃうかなーと勝手に想像。

角川書店 2002

乙一 - さみしさの周波数
乙一 – さみしさの周波数

川崎草志 – 長い腕

ちょっと、結構怖いミステリーだったな。初めて読む川崎さん。セガにいたひとらしい。なので、話の半分ぐらいにでてくるゲームソフト会社の描写(このへんはコンピュータソフトの会社と類似してるのだろう)が、感覚的によくわかるので、おもしろかった(といってもそういうトコに勤めていたわけではない)

舞台が半分愛媛だったり、そういうコンピュータやネットとかいう世界があったり、ごたごたしたあたりが好き。ミステリな部分もちょっとどろっとしてて僕にはちょうどぐらい。これ以上怖かったら読めん。

リアルな話として捉えると、結構世の中怖いことがすぐそこにあるのだと実感。ま、実際そうなのだろうけれど。盗聴のあたりとか、ほんまにそうだもんな。

角川書店 2004

川崎草志 - 長い腕
川崎草志 – 長い腕

乙一 – 暗いところで待ち合わせ

いやー、はまってます、乙一。

これは長編。目の不自由な女性のおうちにある男がひっそり潜む、という内容なのだけれど、想像すると結構怖い状況だったりもするし、男の置かれてる状況、その女性の置かれてる状況、その他もろもろ、めちゃくちゃな偶然が折り重ならないとそんなこと起こりえないのに、それがさも普通のように描かれてる(しかもおかしく感じない)のが凄いとおもう。

あと、それらの物事がやがて思わぬどんでん返しから変わり行く様がおもしろい。しかも、なんか切なくなってしまう。ミステリなのか、恋愛(ちょっと違うけど)ものなのか、何にもいい意味でカテゴライズできない、そんな物語。

なんの説明もなしに、視点をもつ主人公がかわっていくのもおもしろい。

しかし、すごく特異な物語なのに、それに作為さや無理な感じ、そんなんがまったく感じられない。すごいわ。

幻冬舎 2002

乙一 - 暗いところで待ち合わせ
乙一 – 暗いところで待ち合わせ

乙一 – ZOO 2

いやー、これも凄いわー。6編の短編集が収まっているけれど、どれもぜんぜん違うテイストで、どれもが面白い。まったく同じパターンとか道筋になることなく、読んでいて「いったいコノ作者は何考えてるんだろ?」と思わせるぐらい。おもしろい。

まだよく掴めてない。もっと読みたい。

集英社 2006

乙一 - ZOO 2
乙一 – ZOO 2