福岡後記2014.4

太宰府天満宮の太鼓橋
太宰府天満宮の太鼓橋

これももう1月前のことになってしまいますが(なぜ、今頃になって書く気になったのか、自分でも不明w)、4月の終わり頃に2日ほど福岡を訪れました。もちろん演奏するためですが、その2日目のお昼間は時間があったので、移動のついでにいろいろ寄り道をしてみました。

線路は続くよー
線路は続くよー

ひとつめは大刀洗という街にある平和記念館。前回朝倉を訪れたとき乗った甘木鉄道(これがすごいいいのですよ)の途中にある大刀洗駅の駅舎の上に飛行機が乗っていて、なんだろなーと思ってたのですが、今回観光マップみたいなやつを見るとその平和記念館があるということで(大刀洗には第一次大戦頃から大きな飛行場があった)、しかもそこに零戦(32型)と九七式戦闘機があるということで、こういうものをじっくり見る機会もあまりないし、単純に飛行機見たいという気持ちと、世間が少しきな臭くなってきた今、何か知っておかねばならないのではないかという気持ちから訪れてみたのでした。

単純に零戦という美しい機体自体もすばらしかったですが、大刀洗の飛行場と街の歴史、戦時中の話、特攻隊の話(知覧とならんでここは特攻の基地にもなっていたそう)なんかをじっくり見たり読んだりして、とにかく、とてもショックを受けました。知らなかったこととか、戦争の悲惨さとかそんな簡単なことじゃなく、事実としてあったのだ、という、その当たり前に知っていたことだけれど、親からもいろいろ聞いたりもしたけれど、こういう歴史的物証を目の当たりにすると、すごく衝撃でした。その衝撃がすごすぎて、”こんな風に思った”なんて単純には気持ちを書けないです。なんか今でももやもやしています。

いくつか写真を。館内は零戦以外は撮影しちゃいけなかったのです。

その平和記念館を2時間以上かけて満喫したあと、ま、あとは博多にいくだけだったので、単純に来たルート(基山でJRから乗り換えるルート)で戻るのはおもしろくないなーと思ってたら、小郡で西鉄と乗り換えられるということで、西鉄にのって(プチ乗り鉄根性を発揮)とりあえず博多の方行こうーと各駅停車に揺られていたのですが、路線図を見てると、あ、これで太宰府天満宮いけるのか!ということに気づき、二日市駅で乗り換えて天満宮へいきました。もう10年以上前に一度博多で半日ぐらい時間あまったときにPP氏と一緒にいったことあったのですが、今回訪れてみて、こんなとこやったっけ?とw。全然憶えてなくて、逆に新鮮で良かったです。(猿回しとバナナの叩き売りだけは憶えてるw)

さすが菅原道真を祀る神社だけあって、すごく立派で堂々としていて、境内も美しくて、天気はいまいちだったのですが、訪れてよかったなーとおもいました。本殿もいいのですが、周りにある小さな神社たちも良かったです。本殿東側にある中島神社やそれに並ぶ小さな祠たちは、緑に囲まれすごく神秘的でしたし、北側の山にある天開稲荷社もよかったです。なにより、境内が自然に溢れていて、大きな樹木がたくさんあるのがすごく気持ちよく、その木々を眺めているだけでなにか厳かな気持ちになり、気が静まっていくようでした。ちょうど木々が萌えだすいいタイミングだったのかもしれませんね。

半日ぐらいでしたが、こうやって知らないものに触れることができる旅ってほんといいなーと。博多また行きたいです。あ、もちろん演奏もしましたよw

清水賢二氏(Sax)、田口悌治氏(G)らと
清水賢二氏(Sax)、田口悌治氏(G)らと

札幌後記2014.5

もう2週間前になってしまいましたが、札幌に4日間いってました。札幌は2年ぶりで、5月に訪れるのは初めて。毎回違う季節にいかせてもらってるので変化があって楽しいです。というか、いついっても札幌はいい街、いい人たちだな、と思います。

今回は初のPeachで飛んで、札幌入り。席の狭さや荷物の扱いをいろいろ(うわさ話)で心配していましたが、全然大丈夫でした。持ち込み手荷物の大きさについてはちょっとアバウトみたいです。本読んだり、ぼーっとしている間に到着しました。季節がいいからか飛行機は満席でした。

Peach ひさびさにターミナルの外歩いたな
Peach ひさびさにターミナルの外歩いたな

彼等も元気そうでした
彼等も元気そうでした

大通公園はチューリップが見頃
大通公園はチューリップが見頃

新千歳についてすぐに札幌へ。宿に荷物おいてすぐに西20丁目の「くう」へ。久しぶりのピアノの南山さん、ドラムの館山さんと初めましての北垣さんとのカルテットでのライブ。初顔合わせとは思えないとても馴染んだ演奏で、お客さん(少なかったけど熱かった!)にもマスター&奥様にも喜んでもらえたようでうれしかったです。くう、とても演奏しやすくて楽しかったです。また必ず行きたいお店の一つになりました。

次の日は昼間少しだけ時間があった(この日ぐらいしかなかった)ので、かねてから行きたかった(前に行こうと思って行ってみたら、藻岩山にいってしまった)大倉山ジャンプ台へ。地下鉄のって、バスに乗り換えて、そっからとことこ15分ぐらいあるくと突然ぱっと開けてジャンプ台がどーんと。テレビでしか見たことないジャンプ台は恐ろしく高いところにスタート地点があって、(わりと)高所恐怖症の僕にはジャンプは絶対無理なスポーツであることをまざまざと認識(当たり前か)。でも頂上からの眺めは恐ろしくよかったです。 この日の夜は来た24丁目の「Famous Door」でライブ。ちょっと小編成のMITCHのブラスバンドでしたが、すごく盛り上がりました。盛り上がりすぎてえらい遅い時間まで演奏してたけれど、大丈夫だったんかな?相変わらずFamous Doorはいい雰囲気で、居心地もすこぶる良いです。そしてもちろんライブ前にはジンギスカンを食べたり、間の時間で牡蠣たべたりしました。どっちもうまかった!体重が心配w

円山公園駅の地下道の床がなにげにかわゆい
円山公園駅の地下道の床がなにげにかわゆい

ジャンプ台、下から
ジャンプ台、下から

ジャンプ台、上から。こんなところからよく滑りますな。
ジャンプ台、上から。こんなところからよく滑りますな。
桜とジャンプ台
桜とジャンプ台
ジン、ジン、ジンギスカーン
ジン、ジン、ジンギスカーン
ちゃんと演奏もしましたよ
ちゃんと演奏もしましたよ

また次の日は、お昼ご飯ついでに、いつも気に入って行ってる北大キャンパスを朝からちょいと散歩。前来た時は気づいてなかったポプラ並木にも遭遇(数年前の台風で半分近くが倒れたり傷ついたりしたそう。でも、それでも綺麗です)。いい天気に恵まれて散歩するのは本当に楽しく、リフレッシュというか気持ちが落ち着きます。今回は学食にも潜入してご飯をたべ、キャンパスをだいぶ満喫させてもらいました。何時来てもいいキャンパスだなぁ。ぼくの通った大学は斜面にあったので、こういう感じの場所にはなってなかったのですよねぇ。 夜は「BUDDY BUDDY」でMITCHのブラスバンド(MITCH’s Lil Brats Brass Band)のレコーディングライブ。今回の札幌ツアーはこれがメインだったわけですが、大入り満員ですごく楽しい(激しい?)ライブになりました。

ポプラ並木
ポプラ並木

ほんまいいキャンパスですね
ほんまいいキャンパスですね

BUDDY BUDDY
BUDDY BUDDY

雪ものこってた
雪ものこってた

そして最終日はなんと円山公園で花見!5月に花見ってー、とか思ったけれど札幌はこれが普通だそうで。M山さん率いるBUDDY BUDDYやらFamous Door の連中やお客さんなんかを交えて数十名での花見。飲んで食べて騒いでとても楽しかったです。やっぱり雪国のひとたちって騒ぐの好きなんですかねぇ。それと外で楽しむこと上手ですよねぇ。バーベキューやらなんやらいっぱい楽しんで、ちょっと演奏。警備員さんたちに止められるシーンもあったけれど、一緒に花見していたひとはもちろん、辺りにいたひとたちも巻き込んでの大盛り上がり。そしてその勢いのまま公園をでて近所のお店「Dexie Roux」までパレード。まさかこんなことできる(やってしまっただけやけど)なんて思ってなかった。そしてそのままお店で宴会の続き&ライブと、一日中騒いで飲んで、という楽しい日でした。

デリのカレーはうまい
デリのカレーはうまい
北海道神宮へお参りに
北海道神宮へお参りに

鯉のぼりとしだれ桜
鯉のぼりとしだれ桜

ちゃんと演奏もしたよ
ちゃんと演奏もしたよ

あー、結局4日間とも演奏して飲んで、すごく遊ばせてもらったなぁ。出会ったみなさん、本当にありがとうございました。そしてM山さんほんまにお世話になりましたー。またすぐにでも札幌いきたい!

帰り間際にミンガスコーヒーで一息
帰り間際にミンガスコーヒーで一息

PS

今回びっくりしたのは、その花=桜のことなのですが、札幌は桜が咲くのが5月初めぐらいなので、ぼくたち西国の人間が抱いている桜へのイメージと全然ちがうそうなんです。ぼくらってやっぱり卒業とか入学とかそんなイメージありますが、そういうところには全然思い入れないとか。がーん!びっくりした。

 

 

3Daysツアーやります!

来週4/17〜19にかけて、ミニツアーをします。同じメンバーで立て続けに演奏することってのは僕の場合なかなかないので、1回でも楽しそうなメンバーなのに、3日間通して演奏がどんなふうに変化していくのだろうと非常に楽しみにしています。

最終日19日の松本でのコンサート(以前2年ほど前に出演させて頂いた信州JAZZ民さん主催のコンサートシリーズです)が決まったときに、ではその前後でも演奏したらいいんじゃない?という単純な動機で組み始めたのですが、なかなか含みある(?)ツアーになりそうです。

メンバーは、いつ一緒にやってもその発想や演奏に驚かされるピアノの牧知恵子、音楽がより立体的に自由になる素晴らしいベーシスト萬恭隆、そして1月に初めてご一緒してその素晴らしさに惚れたドラマー則武諒、というカルテットです。初日17日は今年5月いっぱいでの閉店が決まって寂しい、さんざんお世話になった神戸・元町JUST IN TIME、18日は初出演となる名古屋・金山Mr.Kenny’s、そして最終日19日は長野・松本チクマ楽器です。

きっと楽しく、いい夜になると思いますので、お時間ある方、ぜひぜひ聴きにきてくださいね。よろしくお願いします。

4/17(Thu) 神戸 元町 Just In Time 078-333-1858
19:30〜22:00 \3,500

4/18(Fri) 名古屋 中区 金山 Mr. Kenny’s 052-881-1555
20:00〜 前\2,500 当\3,000

4/19(Sat) 長野 松本 チクマ楽器 3F 0263-28-2800
18:00〜 前2,800 / 学生1,500 / 当3,300
■Jazz Study 5 信州JAZZ民 0263-50-6190

[メ] 武井努(Sax)、牧知恵子(Pf)、萬恭隆(B)、則武涼(Ds)

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見原洋子 2014春

木屋町の桜
木屋町の桜

先週末、毎年楽しみにしている見原さんの春のミニツアーがありました。この桜の季節にやる見原さんのライブ、もういったい何回目なのか忘れてしまったけれど、毎回毎回新鮮で楽しくて、始まるまで待ち遠しくて、終わってしまうのが嫌、というだだっ子みたいな気分になるのですが、今回も楽しい、そして暖かなライブでした。

今回は新曲こそ一曲だったものの(天日干し、という、こんなタイトルつけたアーティストっていままで一人もいないんじゃないかな)、曲のアレンジを変えたり、カバーがあったりと盛りだくさんで、で、結構難しい曲がおおく、リハーサルで難儀したりしたのです。

迎えた初日のRAGは、まあリハーサルもみっちりやったから大丈夫でしょうという感じで、いつものようにゆるーくやったのですが、ライブスタート時からちょっといつもとは違う雰囲気で(それはそれでいい感じなのですが)、音量や音質のせいなのか、はたまた我々のへんてこなテンションのせいか、バンドがまとまるまでに時間がかかってしまい、2回目のステージになるころにようやく落ち着いて本来の感じでできたという、ちょっと僕はもったいないなーと思う感じだったのもあってか、いつものように、あー終わらないでー、という感じ(笑)はあんまりしませんでした。むしろ反省点が。。。汗

RAGリハーサル
RAGリハーサル

そうそう、京都の木屋町の桜はなんだかへんな感じで、満開でもなく、散ってるでもなく、という感じで、急に暖かくなったからか花と葉が同時にでてたり、もう満開過ぎてたり、まだ全然咲いてなかったり、と全体に不揃いな感じでした。気温のせいなんでしょうねえ。あまり美しくなくて残念でした。

次の日、ショビショバの日は天気もわりと良かったので、入り時間より早めにいって靭公園あたりをふらふらしました。ショビ近くの広場はまさに満開で、大勢の人でにぎわっていました。バーベキューが禁止されててよかった(なんかあの匂いで桜みるってのへんな感じだから)。ちょっと風が肌寒い感じだったけれど、概ねいい感じでした。

靭公園の桜
靭公園の桜

で、ショビに集合して、昨日の反省点をみんなで修正して、ライブ。すると昨日感じたへんちくりんな感じもなく、いつもの見原さんのライブらしいライブになってきました。ショビというお店の独特の雰囲気(家の居間みたい)もあるのだけれど、いつもここでのライブはほっこりします。やっぱりいつまでも終わって欲しくなーい、という感じのするw。

ショビリハーサル
ショビリハーサル

どの曲もほんといいし、バンドが、バンドという感じじゃなくて、家族というか仲間っていう感じ、それがこのライブをやってていつも感じることで、お客さんやお店も含めてみんなでひとつのものを作ってるという感じがするのがすごく好きで、それがたまらない感じがするのです。へんてこな言い方だけれど、決して大きなフェスとかそんなんでは起こりえない、両手のひらの間で、ぽっ、と丸くて小さくて壊れやすいものがうまれてくる感じ、そんなライブだなーといつも思います。今回は僕の曲もたくさんやってくれてうれしかった。

終わってからはいつものように(今回はRAGもショビもすごく終わるのが早かった)お客さんもまじえてわいわい飲んで、ええ加減夜中になってから夜桜見に行って(めちゃくちゃ寒かった!)、んで帰宅しました。案の定乗り過ごしてえらい帰るのに時間かかっちゃったけど。

えびす
えびす

***

見原さんのワンマンはこの2本だけでしたが、この4月にはもうひとつライブがあります。丸石輝正、木村京介との3アーティストでのライブで、名古屋の今池のパラダイスカフェ21で、4/25です。お時間ある方はぜひぜひ!

4/25(Fri) 名古屋 千種区 今池 PARADICE CAFE 21 052-741-8566
Open 18:00/Start 19:00 前\2,500 / 当3,000
[出]見原洋子(山田裕Gt、川辺ぺっぺいB、武井努Sax&Fl、とくじろうPerc、竹内仁美Pf) / 丸石輝正 / 木村京介

20140425

E.D.F. on NHK-FM

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今年1月に東京渋谷のNHKふれあいホールで公開収録されたE.D.F.のライブがいよいよ放送されます。ラジオです。NHK-FMのSession 2014という番組です。ライブ自体もドキドキで演奏したのですが、それがどんな風に録音されて放送されるのか、楽しみだったり怖かったりなのですが、ぜひ聴いてもらいたいです。収録された演奏はすべて放送されるはず(ちゃんと予定時間内に入れた)なので、あの清水さんのしゃべりをどこまで入れてくれるか、というのが楽しみな点の一つでもあるのです。

放送は本放送が、2014/4/6(日曜日)午後10:30〜11:30。再放送が2014/4/11(金曜日)午前10:00〜11:00です。

各地のNHK-FMの周波数はこちらでチェックできます。

またラジオをお持ちでない方はインターネットラジオ「らじる★らじる」でも聴くことができます。パソコンやスマートフォンなどでも利用できます。またスマートフォン向けにはアプリもあります。ぜひチェックして下さいね。

みなさま、ぜひぜひぜひぜひぜひぜひ、よろしくお願いします。そしていいなーと思ったらメールやはがきで投書して、再びE.D.F.をNHKに出演させよう!(ってできるのかな?)

追記(2014/4/7):

収録時のE.D.F.の東京珍道中の日記はこちらです。あわせてどうぞ!

satoko@valentine drive

satoko5 at valentine drive (photo by sekine)
satoko5 at valentine drive (photo by sekine)

先日15日、久々に名古屋へライブにいきました。ボーカルのsatokoさんのバンドというかセッションで、名古屋は今池にあるvalentine driveというお店に出演しました。ここは初めてのお店だったので、いつも気になるように音の具合とか、居心地とか気になっていたのですが、雰囲気もすごくよかったし、音響もピアノの調律もちゃんとしてくれてとてもやりやすく、気持ちよくライブさせてもらえました。

今回は混成メンバーということで、ベースにはほんとすごく久しぶりに出宮氏、で、ドラムは初めまして(4月にもご一緒することきまっている)の則武氏だったので、さてどうなるかなーと思っていたのですが、これがsatokoの楽曲やイメージとぴったりだったし、へんな先入観なしにどんどんやってくれたので、僕と清水さんも鼓舞されて全体としてすごくマジックがかかったいい演奏になったと思います。すごく楽しかったです。音楽が自ら発展して行って、ぼくたちはそれに沿っているだけ、という久しぶりの感触でした。こんなのあるから音楽/ライブやめられないのですよねぇ。

なんせお店もメンバーもすごくよかったです。沢山のお客さんに来て頂けたし(初めての方々に聴いてもらえるというのはとてもうれしいことです)。ピカイチ美味かったし(笑)

またぜひ訪れたいと思います。みなさんありがとうございました!

ピカイチの台湾ラーメン。右から辛さ3、7、10(!)
ピカイチの台湾ラーメン。右から辛さ3、7、10(!)

E.D.F.東京2Days珍道中

(長文駄文ですw)

1/22,23とE.D.F.で東京に演奏にいってきました。もう22年やっているバンドなのに実は東京は初めて。以前は四国などにぼちぼち行くこともあったのですが、最近ではもう大阪だけでやってるような感じだったので、とても新鮮(バンドでこうやってどっかに行くのはいつでも楽しいものです)でした。

もともとは23日に催されたNHK-FMの公開収録コンサートへの出演依頼があったことが発端だったのですが、それだけだと面白くないなーというのと移動のしんどさを考えて(早起きして新幹線>ライブ>とんぼ返り、という方法もあったのですが)折角の機会だから前日にいってライブやって、そしてNHKいったらええやん、という話になり、1/22に池袋Apple Jumpにてライブをという段取りにしました。

機材と5人が楽に乗れるレンタカーを借りて朝早くに光田さんと僕と田中くんで集合して出発。奈良の西川さんちに清水さんが集合していたので、そこに行って荷物を乗せかえて、いざ5人で東京へ。こうやって一台の車にバンド全員でのって移動して、というのはもう15年以上前に松山に行って以来かも。車内は終始愉快(のんびりしたバンドなので家族みたいですw)で、道も空いていて楽なドライブでした。5人とも運転できますしね。

マスクマン達その1
マスクマン達その1

マスクマン達その2。しかし全員これだと怪しいだけやなw
マスクマン達その2。しかし全員これだと怪しいだけやなw

無理もせずまあまあなペースで、名阪から東名阪、伊勢湾岸をとおって東名から新東名。新しい道は走りやすいです。浜松SAでご飯食べて、そのままひた走ってやがて御殿場からまた東名に。そういえば昨年の同じ時期に東京に車でいった(PANDEMIKだったなぁ)とき、この足柄以降で大雪になって朝10時に足柄SA出たのに池袋に夜8時に着くというえらい事態があったなぁとか思い出したり。今回は順調に見えてたドライブだけれど、やっぱり知らない車ってのは厄介なもので、後もう少しで東京というとこあたりでガソリンのEmptyランプが点灯。普段乗っている車ならだいたいあとどれくらい走るかわかるけれど、知らない車だわ、燃費わからんわ、でも海老名も越えてしまってもう高速上にガソリンスタンドないわーという緊急事態(?)になったのですが、なんとか用賀まではもって、そこでガソリン入れて一安心(笑)。そして池袋へ。

 

天気よかったのに富士山は雲の帽子
天気よかったのに富士山は雲の帽子

ちょっと宿で休んで、Apple Jumpへ。ライブをやるにしてもどこでもいいという訳ではなかったので、ある程度の広さがあって、ピアノがよくて(ここが大事)、誰かいったことあるお店、ということでApple Jump さんに依頼したのですが、清水さん以外初めましてーという状態でしたが、お店の音もよく(お客さんが入ったらどうなるのかなーという感じでしたが、それはやりながら考えればいいので)、リハもちょっとやっていい感じでライブ迎えられそうでした。でもやっぱり東京、お客さんの入りとかなんだかんだ緊張します。

おまけにどうやらぼくは西川さんから風邪もらったみたいで、ちょっと熱っぽくふらふら。でもなんとかうどん食べたりして(池袋の西口五叉路のとこの君塚いいですねぇ)体力温存を図るものの、あ、折角なのにカメラ忘れたと思って宿に取り帰ったところ、ない。。。あれ?と思って車を見に行くと、あ、座席にある、しかし鍵は持ってない。。。なのでお店にもどって光田さんに聞くと鍵もってない、、、え?もしかしてキーインロックした?!?!しかも今の車って、なんて言うんですか、スマートキー?鍵穴がない車。どうしよう。

。。。落ち込む2人。まぁ、JAFでも呼ぶかー、みたいな話をしながらレンタカーの車種(エスティマだった)のことを調べていると、もしかしたら鍵開けるの大変かもしれない、JAFでは無理かも、もしかして交換?みたいなことになり、ますますピンチ。でもこういう車はキーをインロックできないようにしてあるらしい、ということらしく、とにかくライブ終わってから見に行こうと。

さて、そんなことは関係なくお客さんはどんどん集まって下さって、ライブ始まる前にはほぼ満員に。芸大や、クライドライト(ツーリングクラブ)の懐かしい面々、清水さんの2CV仲間、僕の所属してきたクラブの先輩・後輩、知人などなど、ほんとうれしかったです。そんなみなさんに囲まれたので、東京なのにまるで大阪でやってるライブのような雰囲気と盛り上がりで、やってるほうも、きっと聴いて頂いてる方々にも、お店にもいい時間になったんじゃないかなーと思います。結局えらい遅くまで(23時前)やってしまったし。いやー、熱い夜でした。

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Apple Jump

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(photo by KARA)

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(photo by KARA)

(photo by KARA)
(photo by KARA)

終演後、お客さんともだらだら話たりしているうちに時間も深夜になってきたので、みなさんとは別れを惜しみ(また明日会える人もいるし)、お店をでていったん宿に荷物ほりこんで居酒屋へ。そう、今回のこの旅、バンド内では演奏ツアーではなくて”慰安旅行(演奏つき)”って感じで(笑)。演奏よりこっちが大事だったりしてw

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おっつかれさまでしたーー!!!

まぁまぁ飲んで(でも若い時のようにみんなでバカ飲みはしなくなった。だってもう全員40越えたもんなぁ)、明日のセットリスト何にしようかいろいろ意見を戦わせて(?)、んで、ゆっくり寝ました。あ、心配していた車のキーですが、結局ロックされていなくて(つまりキーが入ったまま、ドアも開いてた。よくパクられなかったな。。。)

***

で、明けて23日、NHKの収録の日。なんか緊張してたのか、それともぐっすり眠れたからなのか、チェックアウトよりはずいぶん早く目が覚めてしまったので、天気もよさそうだったしちょっと散歩に出ました(東京にくるといつも散歩ばかりしてます)。昨晩はよくわかんなかったのですが、Apple Jump のすぐ裏というか隣のブロックは立教大学だそうで、そこに行ってみようと。ちょうど2限目(って今でも言うの?)ぐらいの時間だったのか、駅から続々と若者が。私立だからなのか、いまはみんなそうなのか分からないですが、みなさんお洒落!(ぼく大学いってたころは、僕も含めダサかったもんな)そしてキャンパスも結構広くて、お洒落!生協の食堂ではなくてお洒落なカフェがあったり、売店じゃなくてキオスクみたいなんがあったり。あんまりきょろきょろしてると怪しまれる(十分怪しいですが)ので、すすっとキャンパス内を散歩して、近所のえらい安い喫茶店でコーヒーを。うーん、いい午前、完璧(笑)

綺麗なキャンパス♪
綺麗なキャンパス♪

ストレートコーヒー200円也
ストレートコーヒー200円也

そして、チェックアウト時間に集合して、近所でご飯を揃って食べ(みんな同じもの頼んだりする辺が可愛いw)、いざ渋谷へ。ちょっと予定時刻より早く到着してしまったけれど、スムーズに入構させてもらえ、ふれあいホールへ。このNHK渋谷にくるのは20年ぶりぐらいかなぁ。モダンチョキチョキズでPOP JAMにNHKホールに出たとき以来かも。ふれあいホールはそのNHKホールの隣の新しそうな施設。200席ぐらいですごく天井も高い。楽屋入りして今回の仕掛人となったM浦さんにご挨拶(実は昨年の高槻JSのときに声をかけられたのでした)。その後ホールでスタッフのみなさんとの顔合わせをし、サウンドチェックからリハーサルを。

ステージから。このノイマンのM149 tube(多分)めちゃよかった
ステージから。このノイマンのM149 tube(多分)めちゃよかった

いやほんと驚いたのですが、このホールのやりやすさといったら!響き自体もですが、モニターの返りがとてもよかった。普通機材やらチューニングの問題でだいたいまぁこんなもんかな的な音で、それを実際の自分の音のイメージとの差分を感じて(自分なりに)補正してやる場合がほとんどなのですが、そのまんまの音で返ってきた(しかも適度な音圧で)のでびっくりしました。とくにジャズのようなアンサンブルが大事な音楽やるときにモニターというのはどっちかというと邪魔(広いステージだと致し方ないが)なもんなのですが、ここは素晴らしかったです。もうほとんど何も注文することないほど。ライブハウスでやっているときと同じような感覚の音場で、すごいやりやすかったです。

そして時間や照明の加減をチェックしながらの全曲リハーサルやら、放送時の番組司会となる浜中アナウンサーからのインタビュー受けたりしているうちに時間は経ち、NHKの食堂にご飯をたべにいって(たぶん大河ドラマ撮影中の役者さんがいた。侍の格好のまま自販機の前で仁王立ちしてはったw)、あちこちうろうろしたかったけれどそれはやめて楽屋でわいわい。そのうち客入れ(一瞬で満席になりました)をして、いよいよ開演時間に。

事前のアナウンス(やっぱ拍手の練習とかするのね)の後に紹介を受けてステージ上へ。満員のお客さん、ほとんど初めましてなので緊張するけれど、でもいつもの感じで演奏を。番組のテーマ曲であるC Jam Blues(清水さんアレンジ)からスタートして、E.D.F.の(というか清水さんの)名曲のオンパレードを。でも普段やってる曲ばかりじゃなく、番組にあうような選曲にしたのと、なんといっても放送用なので時間がきっちりしているので、そのあたりでちょっと普段のいい意味でだらっとした感じにはなりにくかったかもしれません。

それでもお客さんのあたたかな拍手とかけ声に励まされ、最後まで楽しく演奏できました。きっとえらい緊張してて、しかもえらく間違ったりしたけれど、ちょっとはE.D.F.の魅力が伝えられたかな?と思います。もっと知られたいですから、E.D.F.と清水さんの楽曲は。

リハーサル中
リハーサル中

照明・美術もとてもいいです
照明・美術もとてもいいです

おー!NHKのマイク!
おー!NHKのマイク!

社員食堂でごちそうさま
社員食堂でごちそうさま
本日のスケジュール
本日のスケジュール

本編はゆるいしゃべりも含めて(今回はなんだか一つのネタを押しまくりましたねえ、しゃべりも緊張したわー)1時間ちょっと。放送時間的にはちょっとこぼれてしまったけれど、MCをカットしたら曲は全部放送できるサイズだったかなーと思います。で、アンコールでまたステージに上がったのですが(これは本放送とは関係なく、アンコール集みたいな放送がある)、そのときは時間のこと気にしなくていいので、しゃべりも演奏もなんだかいつもの雰囲気で。なんて分かりやすいバンド(笑)。

最後までみなさんに熱心に聴いてもらえてうれしかったです。知った顔もちらほら来られてましたし。うわーっと盛り上がるというよりは、じわーーーっと沁み込むような感じだったんじゃいかと思います。来場いただいたみなさん本当にありがとうございました。そしてM浦さんをはじめスタッフのみなさま、本当にありがとう&お世話になりました。失敗いっぱいしてるけれど、放送楽しみ。。。でも怖いなぁ。。

で、いろいろ挨拶などして片付けて、機材をまた詰め込んで渋谷を後に。高速道路にのって走っているとこの2日間なんてあっという間の出来事で本当にあったことかなー?なんて思ってしまいました。夜中には綺麗な半月が昇ってぼくたちの帰路を見守ってくれていました。

で、この収録の放送はNHK-FMで4/6の22:30-23:30の予定です(再放送は4/11 10:00-11:00)。お時間ある方ぜひエアチェック(懐かしい言葉!)してくださいね。また近づいたらアナウンスしたいと思います。

ほんと、みなさん、お疲れさまでした!!

ありがとうございました!
ありがとうございました!

 

 

 

 

 

 

 

LAST NIGHT AT CORNER POCKET

 cpdvd-jacket

当初は9月3日の発売予定で制作していた昨年閉店した西宮北口のジャズ喫茶コーナーポケットのラストライブのDVD「LAST NIGHT AT CORNER POCKET」だったのですが、技術的な問題があったり(素人がやってたもんですから)、権利的な問題があったり(これが大きかった)、おまけとして作り始めた「Momory of Corner Pocket」が予想以上の大作となってしまいえらく時間がかかったり(2時間半以上ありますw)したために、ずるずると延期につぐ延期をしてきてしまいましたが、ようやく、やっとこさ、この12月の上旬に完成して発売できるようになりました!!!みなさん、本当にお待たせしました。

素人制作ですが、実のところ手前味噌といわれるかもしれないですが、めちゃくちゃ良い出来です。その辺のジャズのライブDVDなんかより断然いい作品になってるのではと思っています。まあ演奏が抜群に素晴らしいのもありますが、コーナーポケットのあの音をそのまま封じ込められたし、どちらかといえばミュージシャン目線での映像編集になってるので、音と絵がちゃんとリンクしていることが見て聴いてわかってもらえると思います。

思えばこのライブが決まってからしばらくしてから「何か形に残したいね」という話が出たのですが、まぁきちんと録音してCD化する、というのであれば、いままでいろいろCDを作ってきたノウハウもあるし、人脈とかも揃っているので結構容易く進んだと思うのですが、話が「映像で」ということになれば全然レベルが違うのだ、ということに気づいたのはもう編集初めてずいぶん経ってからでした。10倍以上大変なんじゃないかなー。実際の編集作業も膨大ですが(でも、まあ映画とかとは違ってライブなので、映像の時間が決まっているというか、絵をうまくあわせて行くコマ割り作業でできる)、編集を終えてからDVDと言う形に落とし込むときにこんなに手間と苦労があるのだということを全然分かってなかったです。あと権利処理のめんどくささとか。(この辺の話を書き始めるとキリがないのでやめときます)

でも要所要所で素晴らしく力になってくれる人が現れてくれたので、今回の発売に至ることができました。協力して下さった皆さん、本当にありがとうございました!!感謝してもしたらないぐらいです。

この作品多くの人に見て頂きたいのですが、実は数量限定なのもあって流通にはいまのところ流す予定がないのです。なのでコーナーポケットを通しての振込&郵送という方法(もしくは僕自身が自分のライブ会場とかで手売りする)しかありません。でも是非見て頂きたいです!なので、興味ある方は corner.pocket.dvd@gmail.com  まで「DVD購入したいです」という旨のメールをお願いします。

DVDの詳細

タイトル 「LAST NIGHT AT CORNER POCKET」
内容 2012年9月1日、2日の二日間にわたる北川潔(B)氏と岩佐康彦(Pf)、大野浩司(Gt)各氏とのDUO LIVEより各日それぞれ選りすぐりの3曲、計6曲75分に及ぶ熱演を収録。Corner Pocket37年間の歴史の最後を飾る、これぞJazz Live Performance !!その圧倒的な美しく素晴らしい演奏をどうぞ心ゆくまでお楽しみ下さいませ。各氏の特別インタヴューも収録しています。

[収録曲]
北川-大野DUO
 1. On Green Dolphin Street
 2. Alter Ego
 3. Backstage Sally
岩佐-北川DUO
 4. Stablemates
 5. My Ideal
 6. Good Bait

 

***

ホントこの1年間ほとんどこれにかかりっきりだったといっても過言じゃないぐらいずーっとやってて、途中で何度かへこたれそうになった(実際へこたれたこともあります)のですが、その度に「いやいやそんな弱音吐いてる場合じゃない、きちんとやらなきゃ」と思ったり、制作途中の映像見ながら(とくに Memory の方ですが)マスターのこととか思い出して「いやいやマスターなら言ったことは最後まできっちりやるよな」と思ったり(この辺りは Memory のほうの’マスターについて’というコーナーの幼なじみの方々のインタビューを見てもらうと分かります)、閉店するという話が出たときに最初に感じたモチベーション — ずいぶん僕は勝手気ままやらせてもらったし、マスターにも可愛がってもらった(僕は愛想なかったけれどマスターはずいぶん気にかけてくれてた、と今更ながら思う)し、何よりもあの店が大好きだったから — が「何かぼくにできることでちょっとでも恩返ししたい」という気持ちを強く持たせてくれて、また立ち上がってなんとかやり続けさせてくれました。でもずいぶんまわりの人に迷惑をかけたんじゃないかなーと思います。

でも、しんどいことばっかりじゃなかったです。基本的に何か知らないことを知るのは大好きなので、いままで短いPV程度のものは作ってきたけれどこんなに本格的な映像作品は初めてだったので、いろいろ新たに知ることがたくさんあって楽しかったです。以前(というかまたチャンスあったらやりたい)舞台役者やったときも、如何に演技というのが難しくおもしろいものか(役をいかに自然にやるか)というのを知りましたが、今回は映像編集のおもしろさ、奥深さというのを知りました。

まあライブ盤のほうは時間が決まってる(演奏時間は変化しないから)ので、どのシーンにどのカメラの映像使うかということだけ考えたらよかったのですが、Memory のほうはDVDの収録時間の限界はあるものの、中身については何もない状態から(インタビューをいろいろ撮って、それをうまく並べてコーナーポケットという店の姿を浮き彫りにしよう、という発想から始まった)始めたので、インタビューを撮りながら、その話の内容を吟味して、じゃぁ作品のどういう部分に使おうか?なんて考えながらいろいろ撮りました(最初はある程度話題を決めてしゃべってもらってたのですが、そのうち完全フリーになったw)。そしてある程度インタビューを撮った時点で全体の骨子みたいなのが見えてきたので、どこそこに誰々のあのインタビュー入れようとか決めたり、インタビューだけでは足らないところは別の映像とMCで補うようにしてみたり、と編集しながら試行錯誤してちょっとずつ映像のパーツを作って行きました。やがて全体をくっつけて流してみれるようになったらなったで、全体のスピード感とか、話のつながりが自然になるようにとか、なんてことを見ながら、不必要な部分をカットしたり足らない部分を足したり、と延々と細かな編集をしていったのです。

するとまあDVDの収録時間の限界(映像の品質を犠牲にすれば結構なんぼでもいけますが、長けりゃいいというものではないから、一気にみて疲れないぐらいには短く)もあるので、インタビューも泣く泣く沢山カットしたし(ほんと全部見て欲しいのんなんぼでもあった)、懐かしい映像や写真など入れたいものは山ほどあったけれど厳選に厳選を重ね、最終的につながったものを見るとほんと意味のない部分なんて全くない映像が出来上がってました。どのシーンにもどの言葉にもどの写真にもすべてそれがそこに入ってる意味があります(というかそういうものしか入れられない)。そこで気づいたのですが、世の映画監督ってのはこういう作業をしてるのか、と。なので改めて自分の好きな映画とか見てみるといままで何も思わなかったシーンで「なぜこのシーンを入れたんだろう?」とか「ここでこういう風に言わせたのはなぜだろう?」とかいろいろ思うようになりました。どんな部分にもきっとそこをそうした意味がある、それが映像作品というものなんだ、と思えるようになって、また映画とかの見え方が変わりました。当たり前のことかもしれないけれど、これが今回の一連の作業で僕にとってすごく勉強になったことでした。演奏もそうである必要がある、かもしれないけれど。

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ぐちゃぐちゃ書きましたが、映画監督はこんなこと書かないですよね。ああ恥ずかしい。でも書いてしまったからこれはこれでいいのだとこのまま残します。何よりほんとこの作品を多くの人に見て欲しいです。いま思うことはそれだけです。

そして、この作品たちを音楽を愛する人すべてに、コーナーポケットに集った方々に、何よりもマスター・故 鈴木喜一氏とかーちゃんこと優子さんに捧げます。こんな作品に携わらせてもらえて、とてもとてもうれしかったです。ありがとう。

西神NTジャズ倶楽部

コンサート後のヒトコマ
コンサート後のヒトコマ

先日西神NTジャズ倶楽部の10回目のコンサートがあり、たけタケとその仲間達(山内詩子vo、大塚恵b)で出演してきました。このイベントはもう5年続いていて、1年に2度ほどのペースで続けてこられて今回めでたく10回目となったのでした。しかもありがたいことに僕自身出演は3度目で(実は最多らしい)すっかり馴染み、というか、いつもいいコンサートだなーと思って出演させてもらっていました。

主宰する同じく西神にあるジャズ喫茶(Barか?)DANのS坂さんにはもう今年の春先ぐらいに依頼されていて、「10回目は武井さんに頼もう。できたらたけタケで」と決めて下さっていたそうです。ほんとありがとうございます。どんなんがいいかなーと思い、今回のテーマ(毎回テーマがあるのです。前回はニューヨークだった)がナット・キング・コールだったので、やっぱりボーカルが欲しいと思って詩ちゃんに、そしてたけタケとは最近よくやってて、というかこの一年で関西のベーシストの中でめきめき頭角を現してきためぐちゃん、というクインテットがいいだろうなーと思って(実際やりやすい)決めたのでした。そして実際ばっちりでした♪

今回はお客さんの出足もすごく早く、集まってからみなさん呑んだりしてたので(このコンサートは飲食ありなのです、しかも安い)ぼくたちがステージにあがったときにはもう客席はえらくいい感じに盛り上がっており、たけタケのちょっとシリアスな演奏と全く関係のないしゃべりというギャップ攻撃にも易々と応えて頂いて、もう清水さん大ウケ(笑)。のっけからそんな状態だったので演奏もすごくやりやすくて、滑らかに始まって、当然詩ちゃんもお客さんにあわせて縦横無尽に歌ってくれるので、すごくいい音楽が届けられたんじゃないかと思います。

会場からは「(清水)たけちゃん!」とか「(詩子)師匠!」とか「めぐみちゃーん!」とか声援もとぶような、これジャズコンサートですか?!みたいな楽しい雰囲気がずーっとつづき、コンサート最後までだれも帰らないし、飲食は売り切れるし(一体お客さんなんぼほど呑んだのでしょう)10回目を飾るにふさわしいコンサートにすることができて、これもほんとS坂さんを始めスタッフのみなさんと、来て頂いたすべての方のおかげだと感謝しています。ありがとうございました。やってるこっちが一番楽しませてもらいました。

10回続きましたが、この企画もっともっと続けて行って欲しいです、いい文化だと思うので。
ほんとみなさんおつかれさまでした!
ありがとうございました。

NORAさん

20131122-1

先週2年ぶりにNORAさんとご一緒しました。場所は同じく愛知県は豊橋にて。前回はある会主催のものでしたが(まぁ今回も似たようなものだったのですが)「とよはしまちなかスロータウン映画祭」というイベントのゲストとして、NORAさんとベースの山田さん率いるManborama Legendというバンドのサルサライブだったのでした。

好天に恵まれてのドライブでしたが、えらい渋滞に巻き込まれて(なんか先週もそんなことあったな)だいぶ余裕もって出たのについたらちょうどでした。よかった。NORAさんやメンバーも次々に到着して、セッティングしてリハーサル。2年前にやった曲とかもあったので、うろ覚えだったり初体験のものあったり。でも、基本的にNORAさんが歌う楽曲はキャッチーで楽しいです。

ライブは本当にたくさんのお客さんが集まっていただけて、しかも最初からその盛り上がりが半端ない感じだったので、もう演奏も最初からすごくいい感じに場になじんで、素敵な時間になりました。というか、さすがはNORAさんです。やっぱりスターですねぇ。歌っていてもしゃべっていても踊っていても、その場が華やぐようで、自然とお客さんの気持ちが集まりますから。一緒にやってるこちらも「いいなー」と思ってしまいますし。こんなバンドでもちょこっとツアーでもできると楽しいのでしょうけどねぇ。

結局ほんとうに大盛り上がりでダブルアンコールまであって、ちょっと時間押すぐらいでしたが、それでも会場の熱気は冷めませんでした。いいライブを体験できるとこうなるんだなーという典型的な感じで、ぼくらもちょっと誇らしかったり。いやほんと楽しかったです。また行きたい豊橋!

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で、明けて次の日は帰路だったのですが、先日の名古屋の帰りに渋滞でいくことができなかった愛知の瀬戸、深川神社前にある(ミュージシャンの間ではかなり有名らしい)うなぎやさんに行きました!やたー!ビバうなぎ!一年に一度くらいしか食べないけどw

知る人ぞ知る的なお店のようですが、おやじさんが一人でさばきも焼きもやるようで、しかもお店も狭く、行列というほどではないのですが「一時間ぐらいかなー」という声がでるようにみなさん待つのが普通のような混雑でした。なので、すぐ近所の深川神社にお参りしたり、その辺にたむろする猫と戯れたりして遊んで(天気がよかったのでのんびりできました)、待ってましたのうなぎ丼!奮発して大を頼んだらうなぎ一尾半、丼からはみ出た焼きたてのうなぎさんは、かりふわで、甘いタレですんごーーくおいしかったです。これはみんなが遠回りしてでもわざわざ行くのが分かりますねー!大満足でした。

田代
田代

うな丼大
うな丼大

街のねこさん
街のねこさん

深川神社
深川神社

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しかし今月何回東名高速乗ったんだろうというぐらい愛知ばっかりいきました。なんか同じ景色ばっかり見ているとデジャヴのようでしたが、紅葉が少しずつ進んで行く様子は美しかったです。

メンバーと
メンバーと

ステージ中
ステージ中

さぼっている訳ではない
さぼっている訳ではない

宿の朝食ウマすぎ。真ん中の緑のジュース(小松菜)がもっとほしい!
宿の朝食ウマすぎ。真ん中の緑のジュース(小松菜)がもっとほしい!