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ワインのコルク栓一個でつくるサックスのキークランプ(前編)

たまにはサックスに関することを書いておこう。自分のための備忘録としても。

たまに長距離移動するときとか、飛行機に乗るために預けなければならなくなったとき(アルト以上はケースによっては持ち込ませてもらえませんよねぇ、トホホです)とか、輸送中に調整が狂ってしまうこともないとは限らないので心配です。で、そういうときのためにキーを固定するための器具(キークランプっていうそうですね)が存在して、これらは楽器屋さんなどで入手出来るのですが、使っているうちに楽器と触れる部分がくたびれてきたり、ゴムが悪くなったり、無くしたり(T . T)して、買いなおす必要が出ます。しかし部分部分では売ってないので、パーツが余分になったりもします。

さて一方、随分前のことなのですが、テナーをオーバーホールに出してそれが戻ってきたとき、リペアマンさんがあちこちに小さなコルクの破片を挟んでキーを固定してくれていました(そういえば新品の楽器もこういう状態のときありますよね)。これはいいアイデアです。キークランプを使わなくてもキーが固定できるし、コルクであれば簡単に入手できるので、壊れても無くしてもまた作ればいいわけです。なので、それを参考にコルクのものを作ってみることにしました。(楽器屋さん文句言わないでね)

用意するものは
・ワインのコルク栓 1個
・爪楊枝 3本
です。

今回はテナーが対象です。アルトはキーのアクションが少し違うので、同じようにはできますが、押さえるところが若干変わると思います。バリトンは試してないのでわからないですが、コルク栓が2,3個必要なんじゃないかと思います(いずれやってみよう)。ソプラノは全然違うやり方が必要でしょうから、研究の余地がありますね。

テナーに比べたらコルク栓はこれくらいの大きさです。

clamps1

では早速いってみましょう!

——-

まずコルク栓を 5-6mm幅で4つ分カットします。コルク栓の質にもよりますが普通にカッターで切れます。最近は合成コルクや合成樹脂みたいなもので作った栓もあるようですが、少し弾力のあるものであればなんでもオッケーです。手を切らないように気をつけて。

clamps2

まぁ、だいたいでいいです。5等分以下ぐらいなら。

clamps3

こんな感じです。

まずはベル寄りのキーの分から作ります。キーガードとキーカバーの間にコルク差し込むわけです。コルクの太さと隙間を比較して輪切りしたコルクの一部をカットします。隙間よりちょっとだけ幅広くなるようにカットするのがコツです(そうしないとスカスカになって抑えられない)。まず Low シb で試してみましょう。

clamp4

隙間とコルクの幅を見比べて

こんな風にカット

こんな風にカット

隙間より少し厚くするとうまく抑えてくれます

隙間より少し厚くするとうまく押さえてくれます

これをシb、シ、ド の分を作ります。カットした分が少なくて厚いとき力づくで押し込むのはやめましょう。タンポを傷めることになります。また奥まで押し込まなくても無理なく止まるあたりまで差し込んでやるとピタッと止まります。3つ作って差し込むとこんな状態になります。

いい感じ♪

いい感じ♪

次は左手のキーをいってみましょう。

先ほどと同じようなやりかたで、左手中指を押さえたときに閉まるキーカバーとその横にあるバーとの間にコルクを差し込みます。これも輪切りのコルクの一部をカットして(こちらのほうが少し狭いです)差し込んでやります。力ずくでやらないのは先ほどと同じです。

場所わかりにくいかな?

場所わかりにくいかな?

次にフロントFキーと呼ばれる左手人差し指で押さえる、高いミやファの替え指をするときのキーとその下のキーカバーの間にコルクを差し込みます。うまくいけば先ほどカットして余った部分のどれかがうまくはまるかもしれませんが、今回は上手くはまらなかったので、残ったコルク栓本体からまた5ミリ分程輪切りして、三角形のくさび型の破片をつくりました。それをキーとキーカバーの間に差し込みます。キーの裏にフェルトやコルクが付けてあると思いますが、無理にねじ込むとそれを剥がしてしまったりしますし、先ほどと同じように強く差し込みすぎるとタンポを傷めたり、キーを曲げてしまうことになるので、ある程度の力で慎重に差し込みましょう。

真ん中のを使います

真ん中のを使います

こんな感じです

こんな感じです

お次は先ほどカットして余った方の部分のどれか(3つ以上あるはずですよね)を、本体の一番上あたりにあるオクターブホールを閉じるためのキーとそれを押さえている別のキーのクランクの間に差し込みます。ここも薄いコルクが貼ってあるはずなので慎重に、でも差し込んだコルクが抜け落ちないくらいにはキュッと差し込みます。

最初にカットしたやつがちょうどうまくはまりました

最初にカットしたやつがちょうどうまくはまりました

これで左手で押さえるキーが全部しまった状態で固定されました。

いい感じ♪

いい感じ♪

さあ、半分ぐらいまではきました。あと一息です!

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