新しいYouTubeチャンネル始めました

主にサックスでジャズを演奏する初心者の方むけに新しいYouTubeチャンネルを開設しました。

じつは以前からジャズスタンダードなどの曲のテーマをいい感じに吹くというのは意外と難しい、と常々思っていまして、そういう曲たちを練習したり悩んだりしている方にむけて、何か役に立てることできないかなと考えていました。今回時間がたくさんできたので、「歌いかたのヒント」と題してシリーズ動画をせっせと撮影中です。

このシリーズはよくライブやジャムセッションなどで演奏されるジャズの曲たちのテーマと、それを少しフェイクしただけの演奏動画です。演奏した曲のテーマはよくセッションとかで見かける「ジャズ スタンダード バイブル」(いわゆる黒本ですね。見ながら聴いていただくと分かり良いかと思います)を参考にしています。

とくに何かを解説することもなく淡々と演奏だけする短い動画たちですが、細かなニュアンスや息遣い、いろんなタイミング、フェイク、合いの手など盛り込んでみました。よく聴いていただけるように相手はメトロノームだけで、エフェクトも一切なし、丸裸です。(ヘッドホンで聞いてもらうと尚いいかなと思います)

僕なりの演奏なので、これがすべて!というわけではもちろんないですし、稚拙なところも多々ありますが、みなさんの演奏や練習のヒントになれたら嬉しいなと思っています。ご興味あればぜひご覧くださいね。

あと今後も随時追加していきたいと思っていますが、みなさんの応援あればさらに頑張れると思いますので(汗)、チャンネル登録もお願いしますー。

RadiCro Spark!に出演します

みなさんこんにちは。もう今日4/28の話になってしまうのですが、インターネットラジオ局のRadiCroの「RadiCro Spark!」という番組に出演します。実は先週収録がありました。

お世話になってる三木楽器の平田さんに誘っていただいたのですが、パーソナリティーの岡田さんのとてもスムーズな舵取りのお陰で、すごくやりやすく、楽しく収録して、1時間半ほどの時間(放送は1時間です)があっという間でした。

好きな曲を掛けてね、ということだったので、僕が影響を受けた方の演奏や、好きなもの、自分のものなどを。平田さんもお気遣いしてくれて僕が参加してるものを持ってきてくれました。また2人のおだて(?)もあって生演奏もちょっとしてみました。

ちゃんと喋れているのかは全くわからなく、僕も本放送を聞いてみないとわかりませんが、楽しんでいた様子を感じていただけたら、またかかる曲の数々を楽しんでいただけたら嬉しいです。

放送は本日4/28の22:00〜23:00です。番組のウェブは

http://radicro.com

です。放送時間にこのページにアクセスいただて表示される大きな白三角の[PLAY]をクリックいただくと放送が聞けます。パソコンでもスマホでも、なんでもオッケーです。

また本放送を聞き逃されても、5/5(火)〜5/10(日)の期間、RadiCroSpark!の番組ページからいつでも聴いて頂けけます。番組のページ(http://radicro.com/program/radicrospark.html)の一番下に「前回の放送」という部分があります。

このステイホームな時期の夜に少しでもお役に立てたらと思います。お時間ありましたら、ぜひお聞きくださいね!

クラウドファンディング「SAVE THE MUSIC」

皆さん、こんにちは。いかがお過ごしですか?

この度、関西で活動するミュージシャン約40人と一般社団法人グッドラック・ジャパンとで、クラウドファンディングを立ち上げました。コロナウイルス感染症対策支援への寄付金とミュージシャンや音楽関係者への支援金を集める目的です。一人でも多くの支援が頂けると嬉しいです。

具体的には本日4月27日月曜日11時からスタートする、マクアケのSAVE THE MUSICというサイトにアクセスしてくださいね。

https://www.makuake.com/project/savethemusic/

もし「応援したい」とお考えになったら、応援購入ボタンがあるので、金額に応じて応援お願いします。

7通りのやり方があります(支援していただく金額によってもらえるものが変わります)

ーーーーーー
①1,000円=このプロジェクトのために作られた、オリジナルミュージックビデオ集(MV)の限定視聴権です。15組のユニットの30曲近い演奏をご覧いただけるという、贅沢な視聴権です。私たちの歌や演奏で元気を出してもらえればと思います。

②,3000円=可愛いSAVE THE MUSIオリジナルエコバッグとMV限定視聴権

③4000円=参加ミュージシャンの直筆サイン入りCDとMV限定視聴権(おなじ4000円の応援で、もらいたいアーティストのCDが選べます。それぞれ違う応援ボタンになってます。武井は大前さんのA Piece of JAZZ quartetのCDで参加させてもらってます)

④5,000円=限定生産ワインとMV限定視聴権

⑤10,000円=あなたの為に1曲歌います権とMV限定視聴権
(ミュージシャン何名かが手を挙げていて指名できます)

⑥30,000円=オンラインレッスン回数券とMV限定視聴権
(ミュージシャン何名かが手を挙げていて指名できます)

⑦100,000円=あなたの為にオリジナル曲作ります権とMV限定視聴権
(ミュージシャン何名かが手を挙げていて指名できます)
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です。

皆さんが支援して下さったお金は全額を新型コロナウイルス感染症対策への寄付金と、ミュージシャンや音楽関係者への支援金に使わせていただく予定です。

誰もが大変な時期ではありますが、新型コロナウイルス撲滅と、音楽が身近にあり続けるためにご支援をよろしくお願いします。

この状況が終息したら、ライブで皆さんとお会いしたいと思います。よろしくお願いします!

伊坂幸太郎 – 首折り男のための協奏曲

久しぶりに伊坂さん。というか、前に読んでいたのだけれどレビュー書いていなかったので、また読んだ。やっぱり面白いし、驚きがある。

首折り男とよばれる殺人を請け負う仕事人が主人公で描かれる「首折り男の周辺」という短編から連なる、といっても連作として書かれたのではなく、伊坂さんが違う時期にいろんな依頼に対してバラバラに書かれたものだろうだけれど、まとめるにあたって加筆修正した部分もあって”首折り男”、”少年のいじめ”、”大人との約束”、”時空のねじれ”などによって繋がるようになっている(福永さんの解説より)。もちろんどの短編もそれ自体面白いのだけれど、直接ではないにしろ、各短編が少しずつ繋がっているように見えるのもまた楽しい。

どの短編も面白いなあとおもうけれど、特に好きなのは年老いた夫婦(夫は病床)の妻が自分が若い時に4日間だけ恋に落ちた相手を探してくれと黒澤(伊坂作品によく出てくる彼ね)に頼む「僕の舟」、最後にあああって気持ちがあったかくなる。そしてチャップリンの映画のあるシーンになぞらえて(映画のことがたびたび話題になるだけだけど)、トリックについても、そして短編全体についても同じ手法で描かれる「月曜日から逃げろ」。いやー、ほんとよく考えてるなー(それが暗にじゃなくて、わかりやすく)と感心させられる、そして面白い!

同年代の作家さんの作品って、なんだろう、全部言わなくても”感じ”が伝わってくることが多くて(時代背景とか、流行りとか、使う言葉とか。音楽についても!)読んでいてストレスもないし楽しい。伊坂さんの作品は繰り返し読んでも発見あって楽しいなあ。次は何読もうかな。

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5/10 Bar gyamin’公演延期のお知らせ

【公演延期のお知らせ】
5/10に予定されております西九条のおでんCafe & Bar gyamin’での松田一志さんとのライブですが、コロナウイルス感染拡大の状況、また営業自粛などの営業もあり、延期することとなりました。楽しみにしてくださっていた皆様、申し訳ありません。

延期の日程についてはまだ決まっておりませんが、決まり次第お知らせする予定です。よろしくお願いします。

この演奏を捧げます。

今世界はとても混乱していて、暗雲に閉ざされたように感じる。
Now the world is very chaotic and I feel like I’m trapped in a dark cloud.

僕たち音楽家はほとんどすべての演奏の機会を失ってしまった。
それは同時に音楽を受け取る人の機会をも奪ったということ。
音楽がない世界で僕の心は閉じてしまっていた。
We musicians have lost almost every chance to play. It also took away the chance of receiving music from everyone. My heart closed in a world without music.

そんな音楽から離れざるを得ない時間を過ごしている中で、 音楽家は音楽を聴くこと以上に、演奏することによって自らの心が救われているのだ、ということに思い至った。
While I’m spending time away from music, I realized that musicians are saving their hearts by playing music rather than listening to it.

音楽は消え去ったりしない。いつでもそこかしこに、僕の中にも、みんなの中にもある。 音楽は、言葉も、人種も、場所も、時間も関係なく、平等に幸せをもたらしてくれると信じている。
Music doesn’t fade.It’s always here there and everywhere, in me and in everyone. I believe music brings happiness equally, regardless of language, race, place, or time.

再び世界がスマイルで溢れますように。
楽器を手にとって音を奏でる喜びをそのままに、この演奏を捧げます。
May the world be filled with smiles again.
I’m going to take the instrument in my hand and give you the pleasure of playing the sound.

そしてこれらの素晴らしい曲を僕たちに与えてくれてありがとう、 チャールズ・チャップリン!
And thank you for giving us these great songs, Charles Chaplin!

Terry’s Theme (from Cinema ‘Limelight’) and Smile (from Cinema ‘Modern Times’) composed by Charles Chaplin

16 April 2020
Tsutomu TAKEI

5/22 Elfeace公演中止のお知らせ

【公演キャンセルのお知らせ】
5/22に予定しておりました難波SORAでのElfeaceのライブは、コロナウイルス感染拡大の状況を懸念して、キャンセルさせていただくこととなりました。来場を楽しみにしてくださっていた皆様、申し訳ありません。SORAで割と定期的にやってきているだけに残念です。
またスケジューリングし直してやると思いますので、よろしくお願いします。

5/31 西宮ジャズスクランブル公演中止のお知らせ

【公演中止のお知らせ】
5/31に予定しておりました西宮市民会館(アミティーホールおよび101大会議室)での西宮市文化振興財団・西宮JAZZスクランブル実行委員会主催の「西宮ジャズスクランブル」はキャンセルとなりました。財団から「新型コロナウイルス感染症拡大の影響をおよび鑑み、市の方針、参加者および関係者の皆さまの健康・安全面を第一に考慮した結果、本催しを中止することにいたしました」とののアナウンスがでています。僕は溝口さんのバンドで出演予定でしたが、同時に若い人たちのバンドや、ビッグバンド、そして大先輩たちともステージを共にできる機会でしたのでとても楽しみだっただけに、残念です。

ご来場を楽しみにされていた皆様、申し訳ありません。

なお、チケットの払戻しについてはこちらのページよりごご確認お願いします。

荻原浩 – なかよし小鳩組

nakayoshikobato

久しぶりに荻原さん。といってもあんまり読んだことないけど。社長と社員2名にバイト1名のすごく小さな広告代理店。そこで働く杉山。彼はアル中でバツイチになってしまってやさぐれていた。娘の早苗が遊びに来てくれると嫌がりながらも嬉しい。そんな広告代理店に大きな仕事が舞い込んだ。ほいほいとクライアントの元にいくと、そこはヤクザの事務所だった。このご時世ヤクザもイメージ戦略をしたいとCI(コーポレートアイデンティティ)戦略を頼んできた。こんな強面の人たちに囲まれて、仕事は成功するのか?

ハードボイルドにもできそうだけれど萩原さんが手がけるとユーモラスなお話になる。もちろん本当のところは怖いんだろうけれど、組員たちもクローズアップされると少しずつその顔がみえてくる。中間管理職だったり、やっぱり人の親だったり。まあ実際本当に怖く感じるようには描かないとは思うけれど、こんなにユーモラスにできるんだなーと。出てくるクセのあるひと、アクのある人もどこか好きになってしまう。

そして、その仕事の行方や会社の尊像とともに描かれるのが杉山の再生の物語で、離婚してしまったけれど、たまに会う娘が家に泊まりにきたり、アルコールをやめてみたり、走ってみたり。元妻のことを考えるようになったり。過去を振り返り、自分を見つめ直して、できる範囲で再び歩き始める様子が、大々的に感動的に描くわけじゃないけれど、すんと胸にしみてくる。いいお話でした。

登場人物というか、この広告会社が舞台の別の(前の)作品があるそうなので、それも読みたいな。

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5/1 津上会公演キャンセルのお知らせ

【公演キャンセルのお知らせ】
5/1に予定しております三宮Big Appleでの津上会のライブですが、コロナウイルスの感染拡大の影響や、外出自粛要請によるメンバーの移動が難しくなったためなどにより、キャンセルすることとなりました。ご来場を楽しみにして下さっていたみなさん、申し訳ありません。

毎年この時期に行われるこの津上会のライブはほんと楽しみにしているだけに、とても残念です。また機会をつくりたいと思いますので、その時は宜しくお願いします!