メゾン・ド・ヒミコ

ゲイの人たちが引退後暮らすとある私的施設でのおはなし。といってもそれをおもしろおかしく話てるわけでもなく、気色悪くしてるわけでもなく、実のところはその館主である男とその娘の親子愛?のおはなし。

いやー、オダジョーカッコいいわぁ、退廃的なムード満点。そしてそこまでぶっさいくなんもすごいなというぐらいの柴崎コウ(結構好きなの)。いい感じ。

しかしゲイの人たちってほんと女性よりより女性らしいというか、気持ちよく綺麗よね。何事においても。ああいうところはなんかちょっと見習いたい。あ、僕はゲイじゃないのよ。

2006

ヴェラ・ドレイク

どこが舞台なのだかわからんかったのだが、第2次大戦後のとある場所での女性の話。そのころは避妊自体が罪になっていた時代であり、でもさまざまな理由から避妊をせざるをえない女性たちがやはりいるのであり、それを非合法に処置していた女たちがいた。そのひとりがこの映画の主人公ヴェラ。

主役のイメルダ・スタウントンが圧巻。最初はよくその辺にいるちょっと陽気な、ちょっとかわいらしい、もしかしたらちょっとこまったちゃんな、おばあちゃんという感じの人柄なのだが、事が発覚して警察が裁判が・・・となるシーンの表情、演技が、これなんとも言いがたいすごい顔するのよね。ほんとその当人にしかみえない。その表情だけでその人のなりや考え方が透けてくるよう。すばらしい。

しかし話は暗い。どよんとしちゃう。

2006

Mr.&Mrs.スミス

えらい金がかかったおバカさんな映画。要はたんなる痴話喧嘩の大げさ版。こんなことにこんなけパワーを裂けるハリウッドもえらいちゅーことか?(笑)

ピットくんも男前でいいが、アンジェリーナジョリーがとてもいい感じ。うん、いい感じ。いいわぁ~~。

しかしラストシーン、相手がいくら撃ってもあたらんでこっちのはあたるってあたりが、ラストサムライを踏んでるんか、たんなる時代劇なのか。あーわろた。

ブルース・ブラザーズ

たぶん自分が観てきた映画の中で一番回数多く見てるのがこの映画。主人公2人の魅力もさることながら、音楽ものでバンドがでてて、サックスもおって、コメディで、どたばた(車で走り回るのがすきだった)ありで、僕の好きなものが詰まってる映画だったから。

しかしずっとみてたのがテレビの放映を録画したものだったから、今回DVD見てあんなにカットされてるって知らんかった。ジョン・リー・ヒックスのシーンなんてなかったもん。感動ー。なんか音楽好きなひとがつくった映画って感じやわぁ。あいかわらずどの曲も素敵。

でもやっぱりすきなのは最後に車で納税しに爆走していくシーンで、警察の車がつぎつぎに団子衝突していくとこね(笑)。あれ大好きやねん。どんな映画ででも。でもこの映画の団子っぽさがいちばん笑える。おちょくってるもんな。

あともうひとつの憧れ、愛車を降りたときにその車が壊れるというやつ。あれなってみたいわー(笑)

PS
「恋人たちの予感」と続けてみたので、キャリー・フィッシャーが異常に若くて笑えた。

恋人たちの予感

実はこんなに有名な映画をいままで見てなかったのよね。今回初めて見た。冒頭からのシーンでメグ・ライアンがあまりにも違う(髪形と化粧と服装)のではじめわかんないぐらいだったのが笑えた。

いまはよくわかんなくなったけれど、こういう恋は素敵やとおもうし、もっと若かったらこんな恋してみたかったかもなぁ。あたいも不器用なのでよくわかんないし。でも男でも女でもなにかわからないけれどずっとつながっていられるひとが近くにいるというのはとても幸せなことだ。

不器用でもいいもん。

ロール・バウンス

78年のローラースケートリンク(ディスコ?)を舞台とした青春映画(でも映画は新しい)。当時の曲がばんばんかかるのでそれが楽しすぎ。

というか、役者さんみんなローラースケートウマすぎ。練習したんやろなぁ。でもあーやって踊れるのってすごい。日本じゃもうやれるとこないやろなぁ、リンク。

主人公がちょっと子供のときのマイケルジャクソン似でかわゆい(あ、そんな趣味はないよ)

2006

ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女

見に行ったのに書くのわすれてた。

こういうファンタジーもの大好き。ただディズニーが他の映画(ハリーポッターとか指輪物語とか)に対抗してやってるんだぜー的な感を感じなくもない。

お話は子供向けの夢あふれる「こんなことあったらいいなー」的なものだけれど、とくにこういう中世風な世界観は大好き、いわゆるヒロイックファンタジーというやつ?その割には主人公たち兄弟のキャラが薄いけれど。

きっと元の話は壮大すぎるので、2時間ちょいの映画につめこむのは難しかったのだろうか?ナルニア世界の約束事というか世界観がいまひとつわかんなかった。

でもおもろい。でもつづきあるのかな?

2005 アメリカ
2006年3月4日公開

ショーシャンクの空に

えぇ映画や。初めてみたけれど、何度でも観てしまいそう。あほほど盛り上がるわけでもなく、やたらと泣かせるわけでもなく。静かにすすむストーリーがその分じっとりと心に沁みてくる。

モーガン・フリーマンがあまりにも自然でびっくりするくらい。こんなトーンの邦画をつくってほしいな。役者がいないか?

2004

TABOO

カルチャークラブで一世を風靡したボーイ・ジョージの半生を描いたミュージカルを映像化した作品。

カルチャークラブといえばもうずいぶん懐かしいバンドで、その当時のイメージと曲の感じしか覚えていないけれど、今改めて歌詞を見、曲を聴くと、いかにこのバンドが凄く、素晴らしく、とんがってたか?ということが分かる。そしてその影で彼がどういう風になっていったか、というドラマが面白い。というかこのミュージカル、本人も出てるのよね(伝説の人リー・バウリー役)。

まずびっくりしたのはボーイ・ジョージ役のユアン・モートンがめちゃくちゃそっくりだったこと。あとみんな当然のように歌がめちゃくちゃうまくて、ストレスなく引き込まれてしまうこと。ボーイ・ジョージ本人の(多分アドリブ)がめちゃくちゃ面白いこと。 ほんとよくできたショーで、生で見たかったな。

ボーイ・ジョージをよく知る人にはもしかして物足りないいのかもしれないれど、素人には面白く、そして衝撃的だとおもう。こんなミュージカル、みたいなぁ。

2003 イギリス
2005年12月24日公開

エネミー・ライン

たぶん設定としては湾岸戦争前後とか、いまのイスラエルやあのへんの中東紛争にNATOが介入してるような戦争の状態を舞台にした作品。偵察に出たF18が撃墜されて、そのパイロットと副操縦士(なんていうんや?)が敵地(というか、敵の勢力圏)の奥深くに残されてしまう、というお話。

やっぱアメリカ映画は軍のものをそのまんま撮影に惜しげもなく投入してるという点で迫力満点。実機はやっぱりいいなぁ。話がふつーでもこのあたりの設備によって納得力があがるあたりが、悲しいかな日本映画との差か(でも時代劇はいいけどね)。

しっかしラストのほうのシーンで主人公が助け出されるときに、敵の弾があたらないあたらない。火力的には敵のほうが圧倒的に多いはずなのに。戦車は発砲しないしなー。なんだかなー笑。まるでラストサムライのラストシーンのようだ。

ま、現代に設定を置きかえた、西部劇もの、ってとこでしょうかねぇ。インディアンがセビリア人になっただけという・・・・