RAGより配信ライブあります。

みなさん、いかがお過ごしでしょうか?緊急事態宣言も解除されました。嬉しいことです。我々の現場も来月くらいからは少しずつ戻そうという動きになってきていますが、以前感染の心配から以前と同じような状態での営業はまだ難しく、開けられないお店もあります。

そんな中ライブ配信をできる設備を整えている店もでてきており、つい先日配信ライブやりましたが、普段のライブとは様相は違うものの、また違ったコミュニケーションの感じもあって、楽しくできました。でもやはりそれは生のライブという意味では代用品という風にしか僕は思えません。逆にそういうものであるからこそ出来るやり方やコンテンツもあるとは思います。でもやはり同じ空間時間を共有して共感するものこそライブの本質であると思っているので、じゃあ今からの時代はこっちにシフトして、とはなかなか行かないなあと思います。

といいながら、僕もその流れで2つライブ配信に参加することになりました。両方とも京都RAGからです。こちらは有料配信です。

5/29(Fri) ロス・ロン毛ロス&シルビア
19:25配信開始 LIVE19:30 start \1,500
[メ] Tommy(Tb)、武井努(Ts,Fl)、おーたかずお(P)、川辺ぺっぺい(B)、冨永ちひろ(Ds)
https://www.ragnet.co.jp/livespot/22272

6/5(Fri) Chizuru Ohmae A Piece of JAZZ quartet
19:55配信開始 LIVE20:00 start \1,500
[メ] 大前チズル(P,Voice)、武井努(Sax)、中島教秀(B)、清水勇博(Ds)
https://www.ragnet.co.jp/livespot/22372

配信は各ライブの案内ページの下部にあるチケットの購入からお願いします。お支払い方法は「クレジットカード決済」のみ。クレジットカードをお持ちでない、またはRAG NET LIVEの決済においてお手持ちのクレジットカードを使いたくない場合、プリペイドカードでもご利用いただけます。詳しくはこちらを。 

ライブ当日開演前に、お申し込みいただいたメールアドレスにRAGよりライブ配信URLが送られます。配信はYouTubeを使う予定です。アーカイブもライブ後一週間残すそうです。また配信時間に予定が入ってて観れないという方も、視聴料券を購入頂ければURLが送られてくるそうです。なお視聴料券の販売は当日のライブ終了時点(ライブは1時間半ほどを予定)までです。

まだまだお出かけは難しいなとお考えのかたや遠方はどうもとおっしゃる方にも気楽に視聴いただけるかと思います。お時間ありましたら、ぜひ、どうぞ!参考までに先月配信された動画のサンプルを貼っておきますね。

CDの通販はじめました

みなさんこんにちは。気楽に夜の街に出歩けない日々が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。かくいう僕もライブを自粛などしてはや一月以上、勘が鈍ってるような気がしてなりません。はやくみなさんの前に立って演奏したいです。

さて、そんな中ですがせめてCDでも売りたいと思い、ネットショップを立ち上げました。最近制作した作品はまあライブ会場には持ち歩いていますが、昔の作品はなかなか持ち歩かないので、こういうショップであるものを出そうという魂胆です。珍しい作品もあるのでぜひ覗いてみてくださいね。

https://tsutomutakei.booth.pm

ショップはBOOTHというサービスを利用しており、ここではクレジットカードを始め、銀行決済、楽天PAY、コンビニ決済などが使えますが、メンバー登録(Facebook、twitter、Google、Appleのアカウントも使えます)をしていただかないとならないので、それがちょっと、、、という方は武井にメール(tsutomu.takei.1020@gmail.com) をお願いします。柔軟に対応できればと思っております。また当面の間、送料は無料です。

よろしくお願いします!

販売している作品は以下です。

LAST NIGHT AT CORNER POCKET / 北川潔(B) 岩佐康彦(Pf) 大野浩司(Gt) (2014)
DVDのジャズライブ作品です。武井は演奏には参加していませんが、撮影と編集、制作に全面的に参加しました。約一年がかりの大作です。2012年9月1日、2日の二日間にわたる北川潔(B)氏と岩佐康彦(Pf)、大野浩司(Gt)各氏とのDUO LIVEより各日それぞれ選りすぐりの3曲、計6曲75分に及ぶ熱演を収録。なお、ライヴ盤とは別に思い入れたっぷりの愛着仕様「Memory of Corner Pocket」も封入
北川-大野DUO
1) On Green Dolphin Street
2) Alter Ego
3) Backstage Sally
岩佐-北川DUO
4) Stablemates
5) My Ideal
6) Good Bait
[詳細] https://tsutomutakei.booth.pm/items/2068862

Introducing / 荒崎英一郎 Big Band (2006)
サックス奏者/作曲/アレンジャーの荒崎英一郎が長年にかけて育ててきているBig Bandの初CD。 神戸のBig Appleでの録音。 ライブの息吹のような生々しい音がそこにある。
1) C.M.-Charles Mingus
2) Donna Stella-from Donna Lee
3) 悲しみの唄
4) Moon River
5) When The Saints Go Marching In
6) P.&R.S.
7) St Thomas
[メ] 荒崎英一郎(Ts,Fl,comp,Arr.) 浅井良将(As) 武井努(Ts) 落合智子(Bari Sax) 船戸穣(Tp) 田中洋一(Tp) 幸明男(Tb) 太田健介(Tb) 清野拓巳(Gt) 浜村昌子(P) 中嶋明彦(B) 岡野正典(Dr)
[詳細] https://tsutomutakei.booth.pm/items/2065612

Horoscope / Words Of Forrest (2014)
ドラマー森本太郎率いるWords Of Forrestの三作目。星座をテーマにした12曲、今西佑介(tb)も参加してクインテット編成で。
1) Sagittarius (射手座)
2) Cancer (蟹座)
3) Virgo (乙女座)
4) Aquarius (水瓶座)
5) Libra (天秤座)
6) Capricorn (山羊座)
7) Taurus (牡牛座)
8) Scorpio (蠍座)
9) Gemini (双子座)
10) Leo (獅子座)
11) Pisces (魚座)
12) Aries (牡羊座)
[メ] 森本太郎(ds) 武井努(ts,ss,fl) 今西佑介(tb) 清野拓巳(g) 三原脩(b)
[詳細] https://tsutomutakei.booth.pm/items/2065602

Human Watcher / Word Of Forest (2009)
ドラマー森本太郎率いるWords Of Forrestの2作目。ライブで暖めてきた曲たちを一息に封じ込めた意欲作。
1) Summer Song
2) Village in the night
3) Taro’s Blues
4) A day of crows
5) Human Watcher
6) Late Call
7) Winter Song
8) You have a wrong number
[メ] 森本太郎(Dr) 三原脩(B) 清野拓巳(Gt) 武井努(Sax)
[詳細] https://tsutomutakei.booth.pm/items/2065573

life in perspective / Pacific Bridge (2008)
20年間NYを拠点とし、アトランティックブラスをはじめ、 クラシック界で多くの功績を残してきたTp奏者ヒロ野口が以前から取り組んでいるJazz Unitのアルバム第一弾。
1) one more move ‘til checkmate
2) a long night in the i.c.u.
3) dolphin dance
4) autumn leaves
5) one more move ‘til checkmate (reprise)
6) blue anxiety
7) it was never meant to be
8) blues feel
9) when my bitter-sweet dream came true
[メ] ヒロ野口(Tp) 武井努(Sax) 生田さち子(Pf) 西川サトシ(B) 竹田達彦(Ds)
[詳細] https://tsutomutakei.booth.pm/items/2065470

VALLEY / 中島教秀・武井努 feat. 清水勇博 (2016)
中島教秀(B)と武井努(Sax)のシリーズ2作目。今回はドラムスに清水勇博を招いてのトリオ編成。中島作品のほか、武井の作品も一曲収録
1) 大杉谷
2) 岩魚の気持ちは言わないで
3) Nobody Knows
4) Resting
5) 小籠包ステップス
6) 分岐点 (作曲 武井努)
7) All Too Soon
[メ] 中島教秀(B) 武井努(Sax) 清水勇博(Ds)
[詳細] https://tsutomutakei.booth.pm/items/2065450

BLUES IN THE SKIES / 中島教秀・武井努・清水勇博 (2017)
中島教秀(B)と武井努(Sax)のシリーズ3作目。清水勇博を迎えてのトリオ編成。2016年冬のツアーの音源も収録。
1) Is It Bill? (作曲 武井努)
2) ミッドナイト・コール (作曲 武井努)
3) 猫のブルース
4) 別れのうた (作曲 武井努)
5) Coming Soon (LIVE)
6) キッチンが汚れている (LIVE)
7) Early Moon (LIVE)
[メ] 中島教秀(B) 武井努(Sax) 清水勇博(Ds)
[詳細] https://tsutomutakei.booth.pm/items/2065426

Very Shippolly / Ensemble Shippolly (2018)
ピアニスト・作曲家の西島芳率いる「アンサンブル・シッポリィ」第一弾。斬新かつメロディアスに、3つの管楽器と声、ピアノが重ねる息づかいをDCシステムで収録。
1) A Year Goes By
2) Ships Confidential Return Home
3) 七夕
4) スマイル(作曲 武井努)
5) Summertime
6) Bran New Cubic
7) 手紙
西島芳(pf/voice) 武井努(ts,ss,cl,fl) 中山雄貴(tb) 有本羅人(tp,flu,b-cl)
[詳細] https://tsutomutakei.booth.pm/items/2060290

武井努QUARTET / SHINSYU JAZZ MIN LIVE SERIES 京都 LE CLUB JAZZ編 (2019)
信州ジャズ民プロデュースによる新たなライブ盤。京都ル・クラブ・ジャズで2018年12月にライブレコーディングされた。2時間以上の熱演を厳選してCD収録時間ぎりぎりまで収録。ライブならではの緊迫感、生々しさが伝わる作品になっている。
1) Stella By Starlight
2) Alfie
3) おひるね猫さん (作曲 武井努)
4) That Sunday, That Summer
5) アラレとアトムのテーマ (作曲 武井努)
6) En La Orilla Del Mundo
7) いちびる (作曲 武井努)
8) Straight No Chaser
[メ] 武井努(sax) 牧知恵子(pf) 萬恭隆(b) 中村雄二郎(ds)
[詳細] https://tsutomutakei.booth.pm/items/2060230

5月のライブの状況(5/14更新)

みなさん、こんにちは。GWはいかが過ごされていますか。残念なことに新型コロナウイルスの感染拡大はまだ終息をみず、非常事態の延長が宣言されてしまいました。

それにともないライブのキャンセルが相次ぎはじめています。先月はひとつずつ報告しておりましたが、今月はまとめてこの記事内にて報告しようかと思います。

現状キャンセルになっているのは、すでに日程が過ぎた分も含め

5/1 津上会 (三宮Big Apple)
5/6 AMAJAM (尼崎アルカイックホール)
5/8 E.D.F. (桃谷M’s Hall)
5/9 松田一志 (東心斎橋POP_BAR) >> 5/16に延期 – 5/9追記
5/10 松田一志 (西九条gyamin’)
5/11 SOUL SUMMIT again! (梅田Mr. Kelly’s)
5/12 中島教秀・武井Duo (尼崎Jammer)
5/13 たけタケ (京都Bonds Rosary)
5/14 Luke Gillespie(Pf)4 (梅田Azul Terrace)
5/20 MITCH ALL STARS (梅田New Suntory 5)- 5/9追記
5/21 たけうま (萱島アナンカフェ) – 5/14追記
5/22 Elfease (難波 Bar S.O.Ra)
5/23 金澤琴美3 (出町柳むーら)
5/24 岩高淳4 with ロアナ・シーフラ (神戸ソネ) – 5/9追記
5/28 Funky Sax Night (梅田Azul Terrace) – 5/8追記
5/30 Luke Gillespie(Pf)4 (京都Bonds Rosary)
5/31 西宮ジャズスクランブル (西宮市民会館アミティーホール)

です(5/14現在)

GW明けで宣言が解除され、各地のライブに来てくださるのを楽しみにしていたみなさま、申し訳ありません。ライブの再開はまた先に延びてしまいますが、お会いできる時をとても楽しみにしております!それまで体調管理やお出かけ時にはお気をつけくださいね。


Radicro Spark!の再放送

先週4/28に出演したインターネットラジオ局Radicroの番組「Radicro Spark!」の再放送が始まりました。5/10くらいまで聞けるはずですので、お聞き逃しになった方はぜひ。

http://www.radicro.com/program/radicrospark.html

このページの一番したに聞けるアーカイブが掲載されています。全然喋れてないのをお楽しみくださいませw

5/8 E.D.F.公演中止のお知らせ

【公演中止のお知らせ】
5/8に予定しておりました桃谷M’s HallでのE.D.F.のライブはコロナ非常事態宣言をうけ、中止となりました。ご来場を楽しみにされていた皆様、申し訳ありません。

E.D.F.のM’s Hallでのライブは定期的に行なっていますので、また宣言解除後に再開できると思います。よろしくお願いしますね!

好きな本

この自粛期間中というのは家にいる方が多いのか、SNSの動きが活発でいつもより投稿なども多くて楽しいのですが、その中にいろいろバトンを渡して行くタイプのものもあり、僕にも一つ回ってきました。それは自分の好きな本を紹介して行くっていうものだったのです。

まあこういうものはチェーン的になりがちなので最初は楽しいけど、どんどん量増えていってしんどくなるので、僕から廻すことはしないですが、その好きな本を考えてて(いっぱいあるというか、本ばっかり読んでるのでどれが一番とか言えない)思いついた本について書いてたら、意外に熱くなってしまい、Facebook上にえらく長い文章を投稿したのですが、読んでみてから自分でも面白いな、と思ったので、こちらに転記しておきます。

SNSってなんでも流れて行っちゃうのがもったいないです。自分の身から出たものの中にも、たまにこうやって留め置きたいものもあります。

ーーーーー

常々、ぼくは読書家というわけではなくて、活字中毒、だと思っています。なんせ字を読むのが好きなのです。でもやっぱり字は紙で読みたい人で、モニターでは長い文章、とくに本のようなものは読みづらいです。そして何より物理的な本だったら、残りの厚みで、ああ、もうすぐ終わっちゃう、どうなるのだろう?読みたいけど読み進みたくないー!とか思えるのも本が楽しい要素の一つでもあります。

いろんな本があって知識や知恵を得られるものもいいのですが、やはり物語(小説)が好きです。本を開いて1行目を読み始めたとたん、リアルの世界から本の中の世界へすっと移ってしまい、読んでる間はその世界の住人になってしまえるから、です。最近大好きないしいしんじさんがある小説で「本は違った世界への扉を開く(中略)。そのかわり、表紙をめくると背後でもう一つの扉が閉まる。本は「外」の世界を一時的にしろ滅ぼしてしまう」と書いてあって、本当にその通り!と思いました。

そして何より活字だと、音も映像もないので、描かれる街や人、景色や空気感は読者の想像の力のみで形作られます。誰かが与えたものじゃなくて、読者それぞれに主人公の顔や声、描かれる世界の景色なんかがバラバラに存在し得るというのがとても楽しいです。僕も読んでいるときはセリフがその人物の声となって聞こえてくるような気がしてます。目で読む字としてではなく。

こういう理屈を書いていると、僕にとって本は、酒や薬物(汗)と同じような立場のものなのかしら、と思えてきました。一時的にでも現実世界を忘れさせてくれ、楽しい気分になり、切れかけ(終わりかけ)たら寂しくなり、また次が欲しくなってやがては中毒、という(笑)もしかしたら本のおかげでそういうものには嗜好が行かずに済んでるのかもしれませんねw

さて、こういうこと書いてるとなんぼでも書けるので戻します。一週間毎日どうのこうのだそうですが、こんなに読書好きなのに、この本!というのがなかなか選べません。なので一冊だけ載せます。

栗本薫こと中島梓さん(ヒントでピントに出演されてたの覚えてる方もいるかな?)のグイン・サーガ シリーズの第1巻「豹頭の仮面」です。SFです、ヒロイックファンタジー(英雄もの)です。グインという豹頭の仮面のものすごい戦士が活躍する、戦いは剣と魔法(ここでは魔導)で、移動は徒歩や馬、さまざまな国があるけどまだ世界には未開の地がたくさんあるような中世的な世界観の物語です。いままで読んでいろいろ影響うけたり、考えさせられたりした本、また好きな物語なんかもありますが、僕の人生の横にずっとあるのはこの物語かもしれません。

この本を手に取ったのは13歳の時だったと思います。友達が貸してくれて一気に5巻ぐらいまで読んでハマってしまい(その時はもう既刊だったので)古書店でまた一巻から買って、途中で追いついて、そっからずーーーーっと新刊で読んでいます。その間矢継ぎ早に出版されることもあれば、しばらくあくこともあり、その時はまた一から読んだりもして毎回新刊がでるのを楽しみにしていましたが、悲しいことに2009年に栗本さんが亡くなってしまい130巻で未完になってしまいました。しかし、嬉しいことにそのあとも有志の作家さんがこの世界を引き継いで描いていて、現在146巻(こないだ読んだ)。これが正伝で外伝がさらに26巻あります。未完のためギネス認定は却下されましたが、事実上は一人の作家が執筆した世界最長のシリーズ小説だそうです。

中身のことを書くと途方もなくなるのでそれはwikiにでも任せるとして、この物語の面白いところのひとつは、始まったときすでに結末が明かされていたところです。刑事コロンボの手法ですね。でもそこに至らず(100巻で終わるっていうてたのに!)栗本さんは亡き人になってしまいました。いま有志で引き継がれているのは、その結末のさらに後の世界です。

もうここまで30年以上この世界に付き合っていると、この小説の世界がぼくの体験の一つとしてリアルに存在していて、もしかしたら行ったことある外国よりも詳細な経験として体の中にある気がしています。そういう意味ではこの現実世界の次に長い時間を過ごしたこの物語の世界は僕の人生に影響を一番与えてる(具体的に何がどうというわけではなく)と言えるんじゃないかと思っています。絵に描け、音にだしてみろ、と言われてたらできないけれど、この本の扉をめくると、そこにいる人物たちの姿が見え、声を出してしゃべっているのです。

写真はこのために引っ張り出してきた、当時古書で買ったものです。35年以上前のもので何度か読んでるけどブックカバーのおかげで綺麗なままです。そう、ブックカバーはラテン大阪の人間なら一度は行ったことあるんじゃないかという天牛堺書店(天牛書店とは違う、悲しいかな去年倒産した)の当時のブックカバーです(古書なのにつけてくれてた)。中高と学校の帰りとかに毎日のように三国ヶ丘駅そばの店舗にいってました。懐かしいです。何もかもが懐かしい(by 沖田十三) w

ぼくはこのシリーズが大好きなので人にオススメしたいところでありますが、なんせいまのところ全部で172冊もあるので、、、、一年ぐらいコロナ自粛がつづくなら読破できますけどね(苦笑。それは困ります)。さっきも箱にしまってあるこの物語のずらっと並ぶ背表紙のタイトルを見るだけでびびびっとしびれてしまいました。また一から読みたいなあ。でも読み出したら最後、また全部読んじゃうんだろうなあ^^;

おわり。

(追記)
このシリーズ、あとがきを栗本さん本人が書いてるのですが、どの巻も出版されたころの時勢が反映されていて、それを読むだけでも、ああ、そんなことあったなあ、とか、そんな時期やったなあ、とか懐かしさが溢れてきます。これまた楽し、です。

新しいYouTubeチャンネル始めました

主にサックスでジャズを演奏する初心者の方むけに新しいYouTubeチャンネルを開設しました。

じつは以前からジャズスタンダードなどの曲のテーマをいい感じに吹くというのは意外と難しい、と常々思っていまして、そういう曲たちを練習したり悩んだりしている方にむけて、何か役に立てることできないかなと考えていました。今回時間がたくさんできたので、「歌いかたのヒント」と題してシリーズ動画をせっせと撮影中です。

このシリーズはよくライブやジャムセッションなどで演奏されるジャズの曲たちのテーマと、それを少しフェイクしただけの演奏動画です。演奏した曲のテーマはよくセッションとかで見かける「ジャズ スタンダード バイブル」(いわゆる黒本ですね。見ながら聴いていただくと分かり良いかと思います)を参考にしています。

とくに何かを解説することもなく淡々と演奏だけする短い動画たちですが、細かなニュアンスや息遣い、いろんなタイミング、フェイク、合いの手など盛り込んでみました。よく聴いていただけるように相手はメトロノームだけで、エフェクトも一切なし、丸裸です。(ヘッドホンで聞いてもらうと尚いいかなと思います)

僕なりの演奏なので、これがすべて!というわけではもちろんないですし、稚拙なところも多々ありますが、みなさんの演奏や練習のヒントになれたら嬉しいなと思っています。ご興味あればぜひご覧くださいね。

あと今後も随時追加していきたいと思っていますが、みなさんの応援あればさらに頑張れると思いますので(汗)、チャンネル登録もお願いしますー。

RadiCro Spark!に出演します

みなさんこんにちは。もう今日4/28の話になってしまうのですが、インターネットラジオ局のRadiCroの「RadiCro Spark!」という番組に出演します。実は先週収録がありました。

お世話になってる三木楽器の平田さんに誘っていただいたのですが、パーソナリティーの岡田さんのとてもスムーズな舵取りのお陰で、すごくやりやすく、楽しく収録して、1時間半ほどの時間(放送は1時間です)があっという間でした。

好きな曲を掛けてね、ということだったので、僕が影響を受けた方の演奏や、好きなもの、自分のものなどを。平田さんもお気遣いしてくれて僕が参加してるものを持ってきてくれました。また2人のおだて(?)もあって生演奏もちょっとしてみました。

ちゃんと喋れているのかは全くわからなく、僕も本放送を聞いてみないとわかりませんが、楽しんでいた様子を感じていただけたら、またかかる曲の数々を楽しんでいただけたら嬉しいです。

放送は本日4/28の22:00〜23:00です。番組のウェブは

http://radicro.com

です。放送時間にこのページにアクセスいただて表示される大きな白三角の[PLAY]をクリックいただくと放送が聞けます。パソコンでもスマホでも、なんでもオッケーです。

また本放送を聞き逃されても、5/5(火)〜5/10(日)の期間、RadiCroSpark!の番組ページからいつでも聴いて頂けけます。番組のページ(http://radicro.com/program/radicrospark.html)の一番下に「前回の放送」という部分があります。

このステイホームな時期の夜に少しでもお役に立てたらと思います。お時間ありましたら、ぜひお聞きくださいね!

クラウドファンディング「SAVE THE MUSIC」

皆さん、こんにちは。いかがお過ごしですか?

この度、関西で活動するミュージシャン約40人と一般社団法人グッドラック・ジャパンとで、クラウドファンディングを立ち上げました。コロナウイルス感染症対策支援への寄付金とミュージシャンや音楽関係者への支援金を集める目的です。一人でも多くの支援が頂けると嬉しいです。

具体的には本日4月27日月曜日11時からスタートする、マクアケのSAVE THE MUSICというサイトにアクセスしてくださいね。

https://www.makuake.com/project/savethemusic/

もし「応援したい」とお考えになったら、応援購入ボタンがあるので、金額に応じて応援お願いします。

7通りのやり方があります(支援していただく金額によってもらえるものが変わります)

ーーーーーー
①1,000円=このプロジェクトのために作られた、オリジナルミュージックビデオ集(MV)の限定視聴権です。15組のユニットの30曲近い演奏をご覧いただけるという、贅沢な視聴権です。私たちの歌や演奏で元気を出してもらえればと思います。

②,3000円=可愛いSAVE THE MUSIオリジナルエコバッグとMV限定視聴権

③4000円=参加ミュージシャンの直筆サイン入りCDとMV限定視聴権(おなじ4000円の応援で、もらいたいアーティストのCDが選べます。それぞれ違う応援ボタンになってます。武井は大前さんのA Piece of JAZZ quartetのCDで参加させてもらってます)

④5,000円=限定生産ワインとMV限定視聴権

⑤10,000円=あなたの為に1曲歌います権とMV限定視聴権
(ミュージシャン何名かが手を挙げていて指名できます)

⑥30,000円=オンラインレッスン回数券とMV限定視聴権
(ミュージシャン何名かが手を挙げていて指名できます)

⑦100,000円=あなたの為にオリジナル曲作ります権とMV限定視聴権
(ミュージシャン何名かが手を挙げていて指名できます)
ーーーーーー

です。

皆さんが支援して下さったお金は全額を新型コロナウイルス感染症対策への寄付金と、ミュージシャンや音楽関係者への支援金に使わせていただく予定です。

誰もが大変な時期ではありますが、新型コロナウイルス撲滅と、音楽が身近にあり続けるためにご支援をよろしくお願いします。

この状況が終息したら、ライブで皆さんとお会いしたいと思います。よろしくお願いします!

伊坂幸太郎 – 首折り男のための協奏曲

久しぶりに伊坂さん。というか、前に読んでいたのだけれどレビュー書いていなかったので、また読んだ。やっぱり面白いし、驚きがある。

首折り男とよばれる殺人を請け負う仕事人が主人公で描かれる「首折り男の周辺」という短編から連なる、といっても連作として書かれたのではなく、伊坂さんが違う時期にいろんな依頼に対してバラバラに書かれたものだろうだけれど、まとめるにあたって加筆修正した部分もあって”首折り男”、”少年のいじめ”、”大人との約束”、”時空のねじれ”などによって繋がるようになっている(福永さんの解説より)。もちろんどの短編もそれ自体面白いのだけれど、直接ではないにしろ、各短編が少しずつ繋がっているように見えるのもまた楽しい。

どの短編も面白いなあとおもうけれど、特に好きなのは年老いた夫婦(夫は病床)の妻が自分が若い時に4日間だけ恋に落ちた相手を探してくれと黒澤(伊坂作品によく出てくる彼ね)に頼む「僕の舟」、最後にあああって気持ちがあったかくなる。そしてチャップリンの映画のあるシーンになぞらえて(映画のことがたびたび話題になるだけだけど)、トリックについても、そして短編全体についても同じ手法で描かれる「月曜日から逃げろ」。いやー、ほんとよく考えてるなー(それが暗にじゃなくて、わかりやすく)と感心させられる、そして面白い!

同年代の作家さんの作品って、なんだろう、全部言わなくても”感じ”が伝わってくることが多くて(時代背景とか、流行りとか、使う言葉とか。音楽についても!)読んでいてストレスもないし楽しい。伊坂さんの作品は繰り返し読んでも発見あって楽しいなあ。次は何読もうかな。

新潮文庫 2016

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